今回はネタ少なめなのにギャグ多め。
ヒロインアンケート中間発表!
のほほんさん 14票
山田先生 3票
どっちもヒロインにしない 2票
現在のほほんさんが圧倒的優勢! このままのほほんさんが振り切るのか、それとも山田先生が凄まじい巻き返しを図るのか!?
まだまだアンケートは続いています!締め切りは28日土曜23:59!日曜になった瞬間に締め切ります!まだ投票してない方、よろしくお願いします!
閑話 影響4
さらにさらにNGシーン。4巻編。
シーン1
「あんたねぇ………!」
「一夏さんのせいで! せいで………!」
「待て落ち着け話せばわかる」
「わかるかぁ!」
「よし、悪かった、なんか知らんが悪かった。……何か辛いものを奢る。それでどうだ? な?」
「え、なんで甘いものではなく辛いものなんですの?」
「駅前の中華料理屋、激辛麻婆火山風味ね」
一つ三千円の名物だ。喰い切れた奴はほとんどいないらしい。途中で皆鼻血出してぶっ倒れるそうだ。喰い切れたらタダ。鈴の家も似たようなのがあったから戦力調査みたいなものだろう。しかし喰い切ればタダ。大事なことなので二回言った。
「よし乗った。信じてるぞ、鈴!」
「任せなさい!」
またもやスルーされたセシリアは涙した。
「私は某第三位ですの………?」
シーン2
「あ、あのさ、一夏。この服、可愛い?」
「おう。可愛いと思うぞ。白猫と黒猫ってチョイスがまたいいな。二人とも似合ってる」
「そ、そっかぁ。えへへ、似合ってる、かぁ。うふふ」
「お、お前がそう言うなら………わ、悪くはないな。時々は着ることにしよう」
「あ、そうだ。なんならもっと面白いのもあるぞ。カズが作ってくれたんだけどさ……」
「「え」」
「装着者の感情に合わせて動く猫耳としっぽ。おまけにメイド服もつけてある。家にあるから持って来ようか?」
「え、なんで一夏の家にそんなのがあるの!?」
「ああ、千冬姉が忘年会の時に隠し芸を披露することになってさ、泣き付かれた和人が作ったんだ。予備もあるし、自動サイズ調整機能もついてたから二人でも着れると思うぞ」
「織斑教官のネコミミメイド服しっぽ付きだと……。その服を着れるというのか! ……よし、着る!」
(駄目だ
残された
シーン3
「い、一夏!」
「ん?」
「わ、私は、お前がっ、す………」
ドーーーーーーーーーーン!!
「おおっ、始まったな、
「す、す、…………は?」
「カズのやつがさ、今回デザインと配置案を百個書いて送ったんだよ。ほんとはあいつもこれを見に来るはずだったんだけどな」
おお、こんどは借金執事か、と子供のようにはしゃぐ一夏の姿を見て、箒はため息をついた。
(こいつに告白をこのタイミングでしようとした私が馬鹿だった………)
花火が始まる前に言い出したとしてもこっちに意識はほとんど向かなかっただろう。
そう考えるとこっちの恋愛を支援してくれているはずの和人を恨みたくもなる。
(というか、キャラ絵ってなんだ。なぜ一夏をそんな道に引きずり込んだー!)
シーン4
「しかし、来るなら来るで誰か一人くらい事前に連絡くれよ」
「仕方ないだろう、今朝になって暇になったのだから」
「そうよ。それとも何? いきなりこられると困るわけ? エロいものでも隠す?」
「ふ、もともとそう簡単に見つけられないところに隠してあるからそれについては問題ない」
「よーし昼食終わったら家捜し決定ねー!」
「そう(だね)((だな))(ですね)」
「鈴! 謀ったな! さすが中国出身、これが孔明の罠か………!」
孔明の罠もチョロくなったものである。
「わ、わたくしは、ケーキ屋さんに寄っていて忙しかったので」
「ご、ごめんね。うっかりしちゃってて」
「ちなみに私は突然やってきて驚かせようと思ったのだ。どうだ、嬉しいだろう。ついでに……」
「ついでに?」
「織斑教官が着たという伝説のネコミミメイド服を受け取りにきた!」
「「「……え」」」
「おう、いいぞ。取ってくる」
「え、本当にあるの!? っていうかまだその話続いていたんだ!?」
シーン5
「織斑先生としては、気になりますか? 弟さんがガールフレンドといるのは」
「それなんだが……いや、恋愛的なものについては心配していない。あの一夏だからな」
「その発言も酷いような……じゃあ何が気になるんですか?」
「………悪寒がするんだ……」
「悪寒、ですか?」
「ああ、まるで今、家で私の黒歴史があいつらの手で掘り返されているような…………!」
「…………マジであったんだ、ネコミミメイド服………」
「ラウラ、付け心地はどう?」
「うむ、見事にフィットしているな」
「……すごく嬉しそうですわね」
「ん? わかるか?」
「だってしっぽがめちゃくちゃぶんぶん振られていますもの」
「……それ犬じゃないか?」
「おーい、あったぞ。千冬姉の忘年会の隠し芸のDVD。……知られたらボコられるから、皆内緒で、な?」
「「「「「はーい」」」」」
『萌え萌え……キュン!』
「「「「………うわあ」」」」
「……見る影もありませんわね」
「羞恥心に打ち震えているな」
「……っていうか何で記録残してるのかしら? 普通こんなの消しとくでしょ」
「あ、俺が隠し持ってた」
「………あんたら姉弟の関係がわからなくなってきたわ」
「織斑教官………すばらしい」
「ラウラ! 鼻血出し過ぎで死んじゃうよ! ラウラぁー!」
閑話におけるセシリアスルー伝説は順調に数を伸ばしております。
「千冬のネコミミメイド」というふと思いついた言葉だけで三つくらいシーンが書けました。
人間って不思議………。
……千冬姉のネコミミメイド、実際に見てみたいな……。
感想誤字脱字等あればよろしくお願いします。アンケートもね!