遂に本編100話達成しました。
自分でも良く続いたなぁ!
と、驚いてます。
そして久し振りにアクセスチェックしました。
PV1048万
ユニーク125万
えーと、何ていうか……
皆さん、そんなにオッパイ好きなんですね!
分かります。
自分もそうですから(笑)
第100話
ラグドリアン湖!
何度も書くけど、ハルケギニア一番の景勝地で有り、モンモランシーの実家の近くの湖です。
暴走特急アンリエッタ号の思い付き園遊会により、関係各所に思いっ切り迷惑をかけまくって何とか開催に漕ぎ着けました。
ド・モンモランシ伯爵とヴァリエール公爵は疲労困憊なご様子……
応接室に座り込み、疲労回復に努めている。
2人の中で、元々僅かだったアンリエッタ姫の評価は急降下中です。
「あのアホ姫め……
せめて一月は準備期間をよこさんか」
「全くだな。
もし間に合わなければ……
お前やハーナウ家からの援助が無ければ、折角の水の精霊との交渉役を得た我が家の面子は丸潰れだ。
何を考えているんだ?」
お疲れ様な親父ズは、ソファーに深々と座りながら自国の姫に届かない愚痴を零している。
「お疲れ様でした。
少し早いですが、招待客を待たせる訳にもいかないのでお邪魔しました。
それと、今回のアンリエッタ姫の思い付きはウェールズ皇太子からの手紙によるもの……
早く会いたい乙女心の成せる迷惑でしょうか」
「「やっぱり色ボケか!
道理で、馴れ初めの場所の湖の畔は念入りに整備しろとか怪しいと思ったわ」」
「ああ……
ウェールズ皇太子が、アンリエッタ姫の沐浴を覗き見した場所ですね」
ド・モンモランシ伯爵はいきなり立ち上がり
「ウチの領地を覗き見スポットにするなー!」
吠えた……
当たり前だね。
「これで、2人が結ばれて後世に記録が残った場合、周りを警戒せず真っ裸で沐浴を始める姫と、遠慮無く覗く皇太子のラブストーリー発祥の地になるからですか?
しかし、ちゃんと事実を隠した創作捏造になるから平気だと思いますよ」
「気持ちの問題だよツアイツ殿。
仮に王宮のお抱え作家が捏造しても、我が家の記録には真実を残すつもりだ」
ド・モンモランシー伯爵は、相当イラついてますね。
「ツアイツ殿もすまぬな。
アンリエッタ姫のお願いなど聞く必要も無いのに。
それに招待客を待たせるとは?
君もその招待客だろう」
僕は先日届いた手紙の件を話す。
「いえ、イザベラ姫からも自ら園遊会行くので逃げずに待っていろ!
って言われまして。
それと、ウェールズ皇太子……
どうせ、アンリエッタ姫をそっちのけで僕に接触してくる筈です。
まぁ偶然を装うとは思いますが……
それにウチの閣下も参りますから」
「「自業自得だな!
ウチの娘のフィギュアは造るなよ、分かってるよな?」」
「人気でますよ?
イザベラ姫など、ガリアのトップアイドルですし」
「「大きなお友達の人気など要らんわー!」」
子を持つ親の気持ちが身に染みたツアイツでした……
場所は変わり、ガリア王国グラントロア執務室にて
ジョゼフ王に報告をする、シェフィールドさん!
「我が主、これが上級会員の特製マントで御座います」
「うむ。
しかし、蒼髭のジェイと偽名を使っておるのに何故ワシと分かったのだ?」
「恐れながら、お届け先がグラントロワ気付ジョゼフ王執務室なれば……」
「はっはっは!
わざとだよ。
それでもツアイツはマントを寄越したか……
どれどれ」
バサッとマントを広げ固まるジョゼフ王……
「こっこれは……
謀ったな!
このワシを騙したなツアイツ」
「まぁ!
お似合いですわ。
さぁさぁお召しになって下さい」
いそいそとジョゼフ王のマントを脱がし始めるシェフィールドさん。
「いや……
ワシは、マルチ&セリオのスク水を……
こっこら脱がすな……
ちょ、おま落ち着け……
ワシは王様だぞ、ちょー」
ガリア王家歴代のマントを脱がされ、特典マントを着させられる。
んーと首を上に向け、しっかり金具まで留めてもらう……
「我が主、良くお似合いですわ。
ほら皆さんもお褒めになって……
さぁさぁ」
黒衣の魔女が、周りに控える近衛と侍従にジョゼフ王を称えよ!
と、笑顔で促す。
しかし、ジョゼフ王のマントの内側の刺繍は……
花咲き乱れるシェフィールドさんのウェディングバージョンであり、お姉ちゃんの為にツアイツが丹誠込めて制作した逸品だ!
これを誉める=困惑しているジョゼフ王の意思は無視
これを誉めない=ヤンデレ全開中の黒衣の魔女に喧嘩を売る
この女が、ジョゼフ王にお熱なのは皆が知っているし、ジョゼフ王も困っているが嫌がってはない。
つまり男女のアレだと割り切る事にする。
パチパチと誰かが拍手をした途端に、皆が一斉に拍手喝采を贈る!
パチパチパチパチ!
かなり広い執務室内に響き渡る拍手にシェフィールドさんはご満悦だ。
目がグルグル状態のヤンデレMAXシェフィールドに逆らえる者など、ジョゼフかツアイツ位しか居ないのだから、皆さん保身に走ったのは仕方ないのか?
「嗚呼……
これが女の幸せなのね」
シェフィールドはジョゼフ王の傍らに立ち報告そっちのけで悦に入っている。
SIDEジョゼフ王
ミューズがワシを好いている事は気付いていたが、此処まで直接的に感情をぶつけてくるのは初めてだ!
しかしツアイツ……
ガリア王にこの仕打ちか?
人の事は言えぬが、貴様封建制度を舐めてないか?
面白い奴め。
貴様が、シェフィールドを取り込んでしまった事は既に調べが付いている。
ワシを侮るなよ。
男の浪漫本から始まり会員制にフィギュア、それらの関連グッズを見ても既に貴様しか、ワシの積年の悲願を叶えられる者など……
ハルケギニア中を探しても居ないだろう……
レコンキスタなど、もう飽きたわ。
さっさと終わらせて我が前に来るが良い。
それと……
ミューズを何とかせい!
無能王と陰口を叩かれ、粛正の悪魔と畏れられているこのワシが……
まるで、らぶこめ?か。
貴様の作品の……
それの主人公が如く周りの目線が生暖かいのだ!
「こっこら、ミューズ!
少し離れんか」
そこっ!
何をほのぼの目線を送ってるのだ?
無能王と陰口を叩かれていたジョゼフは、王宮内で微妙な評価を受け始めた……
そして無能王の娘と罵られ魔法の苦手なイザベラは、ツンデレアイドルとして確実に勢力を延ばしている。
新生ガリア王国の建国は直ぐそこだ!
明日は本編100話達成記念として
「ワルド&カステルモールの変態紳士エターナルロリータへの旅!」
全四部作!
を一挙公開します。
朝6時の定時掲載から、4時間毎に連続で予約します。
では、この妄想爆発小説を読んでくれる皆様に感謝を込めて!