タイトルを変更しました。
感想でも貰いましたがノリと勢いのおバカな作品なのでその様なイメージのタイトルに(笑)
おバカな作品…
なる程なーと思いました。
マチルダ&ティファニアルート第1話
マチルダ&ティファニアルート
おはようございます。
ツアイツです…
ん〜目が覚めてしまったけど早朝と言うかまだ2時間位は寝れるかな。
段々と原作の出来事が前倒しになっていく気がする。
物語の中心が自分になっていく感覚も有る…
まさかね。
僕はあくまで脇役で物語の中心はルイズとサイトに…
と考えていた。
しかし現実はシエスタをフライングゲットした事でモット伯のイベントが一年繰り上がり僕に関係のあるソフィアが拉致の対象になってしまったり…
良く聞くバタフライ効果とか世界の修正力とかか?
今はまだレコンキスタは台頭していない。
アルビオンも表向きは平穏だ。逆に原作知識を生かしこちらが買占めや備蓄などを進めているぐらいだ。
ヴァリエール公爵にもツェルプストー辺境伯にも父上にもこれからのアルビオンの内乱の件は話していない。
結果を知っているから今はそれを説明・説得する為の証拠集めの最中だ。
ラグドリアン湖の増水イベントが発生すれば経過状況は掴めると思いモンモランシ家に商売の交渉を始めた。
交渉が成功すればかの地に確認に行く事が出来る。
水の精霊との接触は危険だ…
転生の秘密がバレれは異端扱いだろうし自身の人格が持つ自信が無い。
僕は心を覗かれても平穏で居られるほど超人でもなんでもないから。
下手をすれば廃人か…
駄目だデメリットだけが大きすぎる。
ワルド子爵…
こいつが一番の難解と言うか…
難敵と言うか…
ワルドの奴ヴァリエール公爵経由でウチの父上に接触をして来た!
しかも趣味友として父上と懇意にしている。
これの原因も僕に有る…
父上が余りに五月蝿いので何冊か渡した…
前世の物語のパクリでチッパイロリ系やチッパイ妹系のを…だ。
例えば
「はやてのごとく」
などまさに貴族のチッパイロリヒロインとその従者の物語になるし
「こどものじかん」
の舞台を魔法学院に変えればアラ不思議!
年上貴族教師とロリっ子生徒のオンパレードだ。
これを他の人には見せないと約束させ何冊か執筆して渡して有ったのだが…
同好の士の結束とは息子との約束などすっ飛ばして互いのコレクションを自慢しあった結果!
終にワルドの懇願に負けて屋敷内でのみ閲覧を許可したうえで著者が僕と教えたんだあの糞親父(怒)
彼の行動は早かった。
父上を通じて正式に面会を求めてきたのだ…
これは断れないと言うか断る理由が無い。
まさか正式な会見で暗殺などの心配はないだろう。
しかしヴァリエール公爵らにバレると色々問題が出そうなので今日の午後に僕の屋敷に招待している。
王宮勤めで忙しい筈だが偏在を使って偽者をよこせば問題ないと言う訳だ。
腐っても原作の中ボスクラスだし固定砲台の僕と機動戦の彼とでは戦闘面での相性は悪いだろう。
だけど会見場所が僕のテリトリーなので対策は練ってあるから簡単にはヤラれないさ。
彼の本当の目的が分からない限り油断は出来ないから。
コンコン
「失礼します。
お早う御座います。
ご主人様。」
ソフィアが起こしに来てくれたので思考から引き戻される。
「おはよう。
ソフィアよく寝れたかい?」
時間ピッタリに来たソフィアに声を掛ける。
「はい、前と同じ部屋を使わせて貰えましたので…
では準備しますね。」
ソフィアとは2人の時は敬語はなるべく控えて貰うようにお願いをしてある。
手際よく洗顔の準備や着替えを用意してくれる。
その手際や甲斐甲斐しさも含めて専属メイドにして正解だったかも…
と思う。
「今日は予定通り屋敷の方に仕事に向かうよ。
」
「わかりました。
御者は私が出来ますからそれで良いですか?」
使用済みのタオルや着替えをテキパキとまとめて聞いてきた。
「折角だから馬車の中で話しながら行こう。
だから御者の手配も一緒にお願い。」
「はい。楽しみです。」
嬉しそうに返事をしてくれた。
行きの時間である程度の雇用条件を説明し後はエーファに引き継げば問題ないだろう。
さてそろそろ食堂に行こうかな。
アルヴィーズの食堂にて
まだ朝も早い為か席もそんなに埋まっていない。
見回すと…
ルイズが両手を振って全身でアピールしている。
キュルケとモンモンが一緒か…
今日は女性陣と一緒に食べよう。
席に着くと直ぐに料理が運ばれてくる。
この辺の待遇の良さは日々の努力で厨房の皆と仲良くしてるからかな。
好感度の上昇とは日々の努力が必須なのですよ。
「「「おはようツアイツ。」」」
「おはよう。
折角の休みなのに早いね。」
「今日は皆でトリスタニアに遊びに行くのよ。」
ルイズ初めての友達とお出掛けか?
「私は新作の服が欲しくてね。
ツアイツのお好みの服が有ればリクエストしてね。」
流石はキュルケこの辺は原作に近いね。
「私は作り貯めた秘薬を売って秘薬の材料を調達しにいくの。」
モンモンは良い嫁になるよね。
「僕は屋敷に仕事をしに行って来るよ。
夕食迄には戻るけどね。」
ふぅと溜息と共に言う。
「早くから領地経営に参加するのも大変ね。」
お金の苦労を知らないルイズとキュルケはただ大変なのねって感じだが既に家計の手助けをするモンモンはその真の大変さを理解していた。
ぶっちゃけ金が無いのは首が無いのだ。
当然、成功をし続けるハーナウ家と赤貧に喘ぐモンモランシ家との違いは有るが…
「ツアイツには領地経営のレクチャーをして欲しいわ切実に…」
モンモン真剣です。
「実は先日モンモランシ家には商売の交渉に行ってるんだ。
ヴァリエール家経由だけではこちらの生産力に余裕があるから新たな販売ルートを探していてね。
良ければ実家に助言して欲しいな。」
「それはウチだけじゃ駄目なの?」
ルイズは独り占めとかでなく純粋に疑問で聞いてくる。
「ゲルマニアから関税無しでトリステイン国内に物資を流通させるって事は大変なんだよ。
一見、ヴァリエール公爵はウチから安い商品を転売してるだけで大儲けって思うけど実際はこの国のギルドの既得権の調整やらなんやら結構大変な筈…
まぁ商品リストは多いので駄目な物はパスして折り合いの付く商品を探せるだけの交渉力と多少の無理を押し切れる力のある大貴族に限るけどね。」
モンモンは真剣に考えている…
「分かったわ。
実家に手紙を送っておくわ。
出来れば一度お父様に会って話して欲しいわね。」
「僕だけでなく担当者も連れて行くよ。
商品サンプルとかも有ったほうが分かりやすいから。」
「それもだけど領地経営のレクチャーの方もお願い。
お父様にも私にも他国の考えややり方は参考になる筈だし。そちらの方が大切な気がするわ。」
モンモン中々考えているね…
基本的にこのトリステイン貴族の領地経営はザルが多い気がする。
下手すれば家臣任せで一定額の納税が有れば納得してしまう程に。
収支のバランスも考えない無茶な浪費をしては増税とか簡単にするからね。
はたしてモンモランシ伯爵がどれだけの人物なのか想像がつかないけど見極める意味で一度会うのもよいだろう。
「じゃ今度モンモランシ伯爵に日程の調整をして貰えるかな?
その時に見せられるレベルの資料でも良いから集めておいて。」
「資料って?」
「収支報告書とか人口分布・特産品・出入りの有力商人リストなんか有ると説明しやすいかな。」「分かったわ。
集める様に言っておくわ。」
あれ?
結構まともな経営してるのかな?
「ではお出掛け楽しんでね。
僕は仕事に行ってくるよ。」
さてソフィアを待たせる訳にもいかないからそろそろ支度しようかな。
久しぶりにナディーネ達の顔を見るのが楽しみだ!
これもIF分岐ルートなので大体7話+挿話で考えています。
このルートを完了後に再び18話に戻ってメインのルイズとキュルケのお話にする予定です。
ギャルゲの攻略の分岐と考えて下さい。
ではまた宜しくお願いします。