どうも、アスティオンです。
見てくださった方、御期待下さい。
駄文という大義名分をしっかり果たしてますよ。俺のこの小説は。
ここは……どこだろうか?
どこもかしこも真っ白で汚れも一切ない大きな部屋、そこに『俺』は居た。
「あれ?ここ、もしかして天国?俺死んじゃったの!?」
真っ白な部屋だから
どう考えても地獄ではない。もう1つ挙げるとすれば、ここは世界の狭間だ。
昔、小学校の先生の話に出ていた。『自殺』をすると天国でもなく、地獄でもない
世界の狭間に来ると……
「まぁ、そんな事があるわけが……つか、なんでこんなとこにいるかもわからんのに自殺とか……」
ないよな。と続けようとしたが俺はその言葉を飲み込むざるを得なかった。
なぜなら、俺の目の前には5mはあろうかと思うが……おっきなじいさんがいたからだ。
「ふぉっふぉっふぉ!良く来たな新たな『転生者』よ。私は神だ」
「お前だったのか……というネタは置いといて、嘘だろコラ」
「嘘ではないぞい」
そのじいさんは白い顎鬚を弄りながらそう言った。
「えー、まぁいいや……」
「お、認めてくれるのかの?」
「めんどいからそう言う事にしとくだけだ」
はぁ、と溜息を吐きながら半眼で自称神を睨む。
「む……まぁ、いいわい。これでは話が進まんかったしのぉ」
また髭を弄りながらふぉっふぉっふぉっ、と……あの髭むしり取ったろか。
「とにかく、お主には転生をしてもらう」
「あ?転生ってあれだろ?一度死んでまた生まれ変わるってやつだろ」
「そうじゃ、お主にはその転生をしてもらう」
「なんでさ」
「お主、自分が死んだ。ということは理解しているかの?」
「理解って……転生するなんて言ってるんだから、俺はもう死んでるんだろ?」
「そうじゃな。では、死因はわかるかの?」
そう言われて、俺は記憶の中を探るが……何故だ?自分の死因が出てこない。
「おいじいさん。死因の記憶がない、俺は無意識の内に死んだのか?」
「いや、お主は『世界』に殺されたんじゃ」
……『世界』?
「それ、どういうことだ」
キッと、今自分の顔を見たら失禁……まではいかないだろうが、それなりに怯えそうなくらいの睨みをきかせて自称神を睨む。
「まぁ、待て。今から説明するとこじゃった」
だが、自称神には効かない。むしろ無視されてしまった。
「お主が誕生した瞬間からお主には『力』が宿っていてのぉ。しかも、その力は異能の力じゃった。」
「異能……?」
「んー、まぁ簡単に言えば『魔法』とか、『超能力』と言えばわかりやすいかの」
あぁ、と俺は頷き、神は話を続ける。←流石に神と認めたらしい
「じゃが、その力はお主のいる世界とは適合しなかったんじゃ。
実は、世界の一つ一つには容量ってもんがあるんじゃよ」
「そう、容量じゃ。PCのHDDみたいなもんじゃ」
「ふむ……」
「それで、お主の世界の容量は普通、一般人しか生まれないから容量が小さいんじゃ」
……じゃあ、もしかして俺が死んだ理由ってその容量から溢れたからだっていうのか?
「む?もしや、お主理解したのかの?いや、お主は頭の回転が速いのぉ」
「まぁな」
「まぁ、一応全部話しておく」
「よろしく頼む」
「でも、生まれたばかりの時は少しばかり容量は空いていた。しかし、お主が成長するごとに『力』は強まっていき、容量をバンバン喰っていったんじゃ」
爺さんはそうやって、いちいちいらない身ぶり手ぶりをして説明する。
「そうして、これ以上容量がなくなった世界は、その世界のHDに空きをつくるためお主を殺した。わかるかの?」
「ん、まぁ何となく」
しかし、ここで俺の頭には疑問が浮かぶ。
「殺された理由はわかった。だけど、何故転生なんてする?」
「ん?いや、ほら……異能の世界はやたらと容量がでかいからの。
そこならお主は力を存分に使える。前の世界じゃ、力があっても世界の規制があって使えなかったからの」
「(別に転生しても、力は使わないけど……)」
などど、思った。力なんて使ったらメンドイ事になるに決まってるさ。
「まぁ、大体わかったかの。じゃあ、転生の準備といこうかの……。
まず、願い事を3つ言ってくれ」
何故、願い事を言う事が転生の準備なんだ?
爺さんは、俺のその考えを見透かしたように言う。
「転生者は願い事を言って、チートを貰ってから転生するのがテンプレじゃ」
「え、俺平和に生きたいしチートなんていらん」
「なん……だと?」
まさに、ビックリ仰天!といったような感じで顎を外さんばかりに口を開いて驚く神(笑)
「む、無双とかしないのか……?」
「能力って既に俺が持ってるんだろ?それでどうにかなるさ」
そう言うと、神は納得したように……
「う、うむ。そうじゃの」
やっぱ、納得してなかった。「諦めんぞ」といった顔を全力でしている……
「しかし、願い事をして欲しいのはホントじゃ。これは転生者に毎回与えている恒例行事なんじゃ」
「毎回チート分け与えるとか物騒な恒例行事すんな」
「まぁ、確かに物騒じゃな。じゃが、我ら神にはチート何ぞLV.1モンじゃがな」
「どうでもいいけど」
「なっ!?」
膝を着いてその場に倒れ込む神、これがorzってやつか……
「(ん?そういや、願い事って何でもいいのかな……)」
「よし、じゃあ願い事を言うぞ」
「おっしゃあ!どんとこいやぁああああ!!」
一瞬で立ち直った爺さん。キャラ変わってんぞ爺さん。どうでもいいけど
「さて、願い事1つ目はまず庭付き一戸建ての家をくれ」
「は?」
「2つ目、一生困らないくらいの金をくれ」
「え、ちょ・・・まt
「3つ目、特になし。はい、終わり」
「ちょっと待てよおおおおおおおおおおおお」
んだようっせぇなぁ
「普通俺TUEEEEEEEEEEとかじゃね!?無双しないの!?」
「そんなの俺の勝手じゃねぇか。平凡な人生を送りたいんだよ。つか、お前と俺さっきと同じようなこと言ってるよな」
「わしがつまんないじゃろ?」
「(ガシッ)」←どこからか鉄パイプを持ってくる。
「ははは、死ね」
「……そんなんで神が死ぬわけ無かろう」
「ざーんねん☆」
俺が手にした鉄パイプには、『神殺し鉄パイプ』というシールが貼ってあった。
神が居る場所なんだ。こんなモンがあっても可笑しくない筈だ。
いや、神の居る間に神殺しの類があるのは可笑しいか……
「な、あれは『神殺し鉄パイプ』!?あ、あのマッド神めぇえええええええ!!!」
「汚物は消毒だぁあああ!!ヒャッハァアアアアアアアアアアア!!」
~しばらくお待ちください☆~
「これでわかったかな?自称神(笑)くぅうン?」
「うぐっ・・・ちっ、しゃーなしだな。やってやんよ」
「てめぇいい加減にしろよ」
「はいはい、で?3つ目はいらんのか?」
「いや、平凡に暮らすのにこれ以上……いや、家族関係が全くない。とかはいいか?」
「わかった。いいじゃろ」
「おう、さんきゅ」
「よーし、じゃあ逝くぞ。準備も終わったしの」
「え」
「どーん☆」
じいさんがそういうと俺の足元に大きな穴が空いた
「は!?ちょっ!まt
ひゅ~なんて言う音がして俺は穴に落ちた。
あれ?なんだよこれ・・・かれこれ30秒くらい墜ちてね?あれ?穴ってこんなに深いの?ちょっ!怖いんだけど!
「あぁあああああああああああああああああああああ!!?」
叫びながら墜ちて逝って俺は意識を失った・・・
にじファンで連載していました、『魔法少女リリカル転生の天然チート野郎』の作者、アスティオンです。
これは、なんというかかなり変えちゃったすでにリメイクとは言えないほどになっています。
この小説は一話一話短いうえに駄文です。
それでも読んでくださる方は凄いと俺は思うんだな。うん。