小説初投稿ですが、よろしくお願いします。
プロローグ
今俺は、真っ白で、なにも無い空間にいる。
「…此処どこだ?」
本当に真っ白で、なにも無い、いや何か目の前に居る。まるで土下座している羽が生えた人のような…
「すいませんでした!!」
いきなり目の前の羽の生えた人(仮に天使としておく)が謝った。
「いや、いきなり謝られてもわからないんだが、てか此処どこ?」
とりあえず、目の前の天使(仮)に聞いてみる。
すると、天使(仮)は顔を上げてとんでもないことを言った。
「すいません!あなたはこちらのミスで死んでしまったのです」
え?、どいうこと?、俺が死んだって…
…で、此処どこ?
「あなたは風呂に入りながら寝てしまって、風呂で溺れて死んじゃったんです!」
随分地味な死に方だな…普通なら家族が来てくれるが、残念ながら俺は一人暮らしだから
家族は簡単に来れない。
と言うか、こんな死に方したくなかった。
そして、この場所についての回答は無い。
「んで、なんで俺はこんなところにいるんだ?」
普通なら天国か地獄に行くと思うが…
もしかして、ここって天国?
地獄には見えないし…
「それはこちらのミスで死んでしまったので、あなたは転生出来るのです。
あと此処は天国と地獄の狭間みたいな所です。」
今まで土下座していた天使(仮)が立ち上がって話し始めた。
あとこの場所の回答も、やっときた。
「いろいろとこっちの都合上、貴方のいた世界だと世界線がおかしくなるので、
もともと住んでいた世界は、無理ですが」
「ふむふむ」
まあ、ある意味生き返るのと同じだからな。
流石にそれは不味いだろ。
「その代わりアニメやゲームなどの世界に行けるのです!」
「おお、それは凄い!!」
夢にまで見た転生!!
死に方は最低だが最高だ!
普通ならバトル物な世界に行くが、俺は普通では無い!!
だから平和過ぎるぐらいの世界に行って平和を噛みめたい。
「まあ、行ける世界はランダムなんですが」
「ou…」
俺の平和噛み締め計画への道は閉されたのか…
と言うかランダムかよ…
場合によってはかなりヤバいんじゃ…
「ですが、変わりとは、言えませんが」
何か天使(仮)が言っている…今の俺はかなり平和を噛み締めれないこと
に絶望しているだが
「三つぐらいまでは特典が付けれます!」
マジか!!
「はい、大マジです」
今サラッと心読まれたような…まあいいか。
とりあえず、今まで夢見てきたやつを…
「俺を狼獣人にしてくれ!!」
「はっ、はい!…え?」
天使(仮)がポカーンとした表情になった。
「だ・か・ら、俺を狼獣人にしてくれって。」
俺、そんなに変なこといったかな…
「…ダメか?」
ちょっと目に涙を潤わせながら、尋ねてみる。
「いっいえ、全然大事ですよ!」
涙ウルウル作戦は、成功したっぽいな。
よし、なら次は…アレだな。
「2つ目はその世界であまり負けないぐらいの力を頼む」
これは結構大事。とんでも無いバケモノだらけの世界の場合、全然力が
無かったらすぐに死ぬはめになる。
「はいっ分かりました!」
さて、三つ目はどうしよう…姿と力は決まったんだから…
「よし、なら今までの俺の記憶とその行く世界の記憶を消してくれ」
記憶のリセットもしておこう。最初からネタバレな世界なんて嫌だし。
人生先が分からないから面白いのだから。
…まあ危険な事は、勘弁してほしいが。
「そ、そんなんでいいんですかっ!?」
天使(仮)うろたえた感じで言う。
天使たる者うろたえるな!!
「おう、大丈夫だ。あ、でも記憶を消すと言っても記憶喪失てきなので頼む」
分かり易く例えるなら、とあるの一巻のラストの上条さん的な状態。
「…あなたってかなり変わっていますね」
天使(仮)がそう言う。
まあ、獣人になりたいなんて思う奴なんて、俺と後は少数だろうな。
まあ、俺としてはお前の姿の方が変わってると思うけどな。
「他の人はもっと凄いチート貰っていきましたよ」
まあ確かに天使(仮)の言う通り、普通はもっと凄いの貰うよな
例えば、ベクトル操作とか、北斗神拳とかスキマとかその他諸々。
「まあ、謙虚なのはいいことですけど」
それほどでもない。
「ではそろそろ、転生させますね」
そう天使(仮)が言ったら、俺の足元に真っ暗で深そうな穴があいて、俺はそこに落ちた。
おいィ、最低限、俺に返事ぐらいさせろよ。
「では、頑張ってください~」
上から天使(仮)の声がする。
アイツ絶対天使の皮を被った、悪魔だろ…
流石悪魔、汚い。
だがとりあえず、これは言わせてもらおう。
「確かに転生と言えばこういうのがテンプレだけどぉぉぉ!!!」
そう言いながら俺は穴に落ちて行った。
…ちゃんと平和掴めるかな…
何か嫌な予感がする…
俺をミスとは言え、あんな死なせ方をしたあの天使(仮)の事だし。
なんかやらかしそうで、困るんだが…
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「…ちゃんとできましたよね?」
天使(本物です)は考える。
「行き先は…‘魔法少女リリカルなのは,ですか。」
天使は空間にパネルの様なものを出す。
「うーん、あの人願い事が謙虚すぎて普通にやると容量が空きすぎなんですよね。
しかも最後の願いのせいで更に容量空いちゃうし。」
うーんと唸る天使。
しばらくすると、ハッとした顔になり。
「あっそうだ!だったら、余ってる所に身体能力とか魔力とかに振ろう!」
そう言ったら、パネルにどんどんタッチして入力していく
「少し空いてるけど其処には便利アイテムでも付けて埋めちゃうか。
うん、これでOK。」
さてこれから、少年の転生人生(獣生?)はどうなるのか!?
次回に続く!
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