とりあえず2回目の更新です、早速のご感想ありがとうございました
感想をいただけるのがこんなに嬉しいとは……
能力の開発
side 樹
黒い穴に落とされてから目を開けるとそこは森の中だった
「まじか、どこだよここ」
世界はネギまなのだろうが如何せん俺はあの漫画途中で読むのやめたしな〜
どうするか悩んでいると目の前に手紙が落ちてきた
何かとおもい早速手紙を開いてみる
『無事にたどり着いたようでなにより、お主の現在位置じゃが一応欧州のまだ人がいないあたりの森にしておいた
心おきなく能力の練習をしてもらいたい。お主の能力の説明じゃがぶっちゃけると植物に関することなら何でもできる
お主がこんな植物があったらいいなというものもきっかりとイメージをすれば生み出すことが出来る
では、第二の人生を楽しんでくれ。後、その腕は人に見られたくないだろうから長手袋を同封しておく
神より』
「いい奴じゃねぇか、神の奴、今度から少しは敬意をもってやろう。ん?二枚目があるな」
『なおこの手紙は読み終わった後は自動的に爆発する』
「は?」
瞬間、大爆発が起き俺は吹き飛ばされ後ろにあった木に背中を強かに打ちつけた
「いってーー!!くそ!!敬意をもってやった途端これかよ。やっぱあいつはじじいでいいな」
悪態をつきながらも俺は同封されていた長手袋を左腕につける
「さて、そんじゃ手紙にあった通り能力の訓練でもするか、確か俺が空想したものでもいいんだよな、なら………」
〜〜現在、いろいろと空想(妄想)中〜〜
「こんなところか、よし!!出ろ、アクアロータス!!」
俺がそういうと目の前に水が湧き出す蓮の花が咲いた
「おぉ、本当に出た、これで飲み水とか植物を育てるための水には困らないな。次は住むところか」
ちなみに育てなくてもいきなり咲かせればいいじゃないかとかいう突っ込みは受け付けないぜ
育てるのが楽しいんじゃねぇか
この後も俺は取りあえず生きるために必要な物だけを創ることにした
結果報告
創ったもの
樫の家、畑、樫の家具、各種ハーブの種(勿論いろいろと効果付き)
「こんなところか、後は人が入ってこないように門番でも創るか」
それにしても植物ならあり、ていう話だったけど正直な話なんでも出来るな、だって全部材料を植物にすりゃいいんだから
その後は能力を付加すれば燃えない木とか鉄並みの強度を誇る植物が出来そうだ
まぁ、今は取りあえず門番を創るか
そんなわけ(どんな訳?)で出来ましたよ、門番
三体ほど創ってみたんだがぶっちゃけると全員モデルは某緑の〇に出てくる奴らを小さくしただけなんだけどな!!
まぁ小さいって言っても全員4メートル弱はあるわけだが………
形としては一体目が人型、二体目が虎型、三体目が鷹型だ。名前は人型がジガン、虎型がコラン、鷹型がヨルンだ
一応全員に会話が出来るほどの知能は与えてあり、また俺が遠くで話したことを受け取って話すこともできる
「さて、原作が始まるまでは600年くらいあるんだったな、まぁしばらくはここで色々と作ってみるか」
俺は前々から興味があったリキュールやハーブティーに手を出してみることにした
ちなみに門番の三体はローテーションで回して手の空いてる奴らには農作業を手伝ってもらっている
半ば隠居生活のようなことをし始めてから早くも10年が経ちましたよ
その間にハーブティー用の茶葉やリキュールなどが各種出来あがった
俺が特殊な能力をつけた魔法効果付きのものもあれば普通に最高級クラスのものまでなんでもある
しかし、調子に乗って作りすぎたため段々と俺の生活空間が埋まってきてしまったのだ
「やべぇな、どうするか………」
四次元ポケットみたいな物でもあればなぁ………
どうするか悩んでいた時門番をしていたジガンから念話が入ってきた
『ジガン、なにかあったのか?』
『主、ナニモノカガコッチニ来テル、ドウスル?』
『人数と状況はわかるか?』
『数ハタクサン。ナンカヒトリノニンゲンヲ追ッテイルミタイ』
『………取りあえずそいつらの処に向かってくれ、そんで俺の言ったとおりにしゃべってくれ』
『ワカッタ』
side ???
くそっ、しつこい奴らだ追い払おうにももう魔力がない
私がなにをしたというんだ
好きでこうなったというわけじゃないのに!!
「待ちやがれ!!魔女め!!神の前で断罪してくれる!!」
「あっ!!」
私は木の根に足を引っ掛けてしまいこけてしまった
「へへへ、ここまでだな」
もう駄目か………
私が諦めようとした時、
ズン、ズン、ズン
大地が震えた
地響きは段々と大きくなっていく
すると私を追っていた男たちを案内していた近くの村人が
「この音は、まさか!?森神様の聖域に入ってしまっただか!?」
森神様?なんだそれは?
「森神ぃ?なんだそりゃ?」
男も尋ねるが案内人は顔面を蒼白にしたまま何も答えずに一目散に逃げてしまった
「あ、おい!!ったく何だっていうんだ、まぁいいその森神様とやらが来る前にこいつを殺しちまえばいいんだしな」
そういって男が剣を振り上げ私に向かって振りおろそうとした時、急に周りが暗くなり上から声が降ってきた
『小サキモノヨ、ナニヲシテイル?』
「へ?」
男が上を向くとそこにいたのは4メートルを超える木でできた巨人がいた
『フタタビ問ウ、小サキモノヨナニヲシタイル?』
男たちは口をパクパクと動かすだけで言葉がでないようだったがリーダー格らしき男が一番早く立ち直り
「お、俺たちはそこにいる魔女を断罪しようとしてるんだ、森神様だか何だかしらないが邪魔しないでくれねぇか」
男がそう言うと森神は
『ナラヌ、ココヲ闘争デ汚スコトマカリナラン』
と告げた
が、
男はその言葉を無視し剣を振り落とそうとした
私は目をつぶったがその刃はいつまでも私に当たることは無かった
ゆっくりと目を開くと刃を森神の手が遮っていた
「なにしやがる、邪魔するんじゃねぇよ!!」
『闘争デ汚スコトマカリナラン』
再びそう告げ、手をどかす気配はなかった
「そうかよ、じゃあまずはてめえから殺してやるよ!!」
男たちは一斉に剣をぬき森神にむかって斬りかかる
森神は防御もせずに斬られていく
「はっ!!なにが森神だ、ただの木偶の坊じゃねぇか」
男が調子に乗ってさらに斬っていくと
『完全ナ敵対行為ト認定、反撃ニ入ル』
森神が無機質な声で告げた瞬間、男たちの半数は上半身が消えていた
「……………は?」
先頭にいた男はなにが起きたのかわからなかったようだ
ただ呆けていた
その間も森神は容赦なくその巨大な拳をふるい男たちを消していく
先頭の男が我に返ったときには既に自分以外の男が消えていた
「ひ、ひぃぃぃ!!ゆゆゆ許してくれ!!すぐにここから出ていくだから………」
命乞いをしようとするがその言葉は最後まで語られることはなかった
先頭の男もまた消えたからだ
私は完全に腰が抜けていた
逃げるといった考えはわかなかった
(あぁ、私はお前に殺されるのか、でもあんな男たちよりもお前のほうが万倍マシだな………)
私は覚悟を決め、目をつむるが拳はいつまで経っても来なかった
その時急に体が浮遊感を覚えた
何事かと目をうっすらと開いてみると森神が私を抱えていた
「おい、私をどうするつもりだ!!殺すんじゃないのか!?」
私が尋ねると森神は
『主ガオ前ニ興味ヲ持ッタ、ダカラ連レテイク」
主だと………?こんな化け物をしたがえる奴がいるのか
私はどうなるんだろうな、まぁ今までより悪くなるということはないだろう
なら、後はどうにでもなればいい
私は森神にゆすられながら森の奥地へと進むうち意識を手放した
どうでしたか?ぶっちゃけ少女のほうは???にする必要なかったような
ちなみに門番の彼らはこれからも活躍していきます(おもに戦闘で)
彼らもどんどん強くなるのでお楽しみを
感想、ご指摘お待ちしています
感想などが入るたびに作者に成長促進剤がかけられます