一日あきました、すいません
今回はすこしグロイかもしれません
作者は余りそうは思いませんが
ではお楽しみください
再びの邂逅
side ムラサメ
あ〜、やっちまった〜〜〜〜〜〜
いや確かに戦争に介入するってきめたのは俺だよ?
でもさぁいきなり紅き翼とガチで闘るはめになるとはなぁ…………
しかも、なんか厨二みてぇなこと言っちまったし
なぁにが、俺を認めさせてみろ、だよ、あぁ恥ずかしい
まぁ過ぎた事をいってもしょうがねぇよな、これからは紅き翼には関わらないようにしながら『完全なる世界』とかの
情報を集めながら戦争に介入するか
そう思っていた時期が俺にもありました
今日も今日とて戦争に介入してたら
「やぁっと見つけたぞ!!代行者ぁ!!!!!」
なんか来たよ………
めんどくせぇ、振り返って確認するまでもなくナギ達だろうなぁ
どうしよう?またフルボッコにするか?
いやでも、ここで倒しても余計にヤル気になるだけだろうしな
やっぱ36計逃げるに如かずってな
俺はテレポートロータスの準備をしながら注意をひくために話しかけた
「またお前らか、なんだ?また倒されにきたのか?モノ好きだなぁ」
「へっ、そんな訳ねぇだろ!!今度こそお前を倒させてもらうぜ!」
ナギはそういって戦闘態勢を取ろうとするが、優男風の男と白髪の少年に殴られて止められる
「いってぇ!!なにしやがる!?アル、師匠!!」
「ナギ、今回は闘うのが目的ではないでしょう?」
「そうじゃぞ、この馬鹿弟子が」
二人がそう言うと
「え?そうだったのか?俺様はてっきり闘うのかと……」
筋肉がそんな事を言い始めた
今のうちに逃げるか?
能力を発動しようとした時に、今までしゃべらなかった眼鏡が
「そんなわけで闘いに来たのではない、今回は聞きたいことがあってな」
止められた
闘わないなら別にいいか
こいつ等の質問に答えてから逃げた方がよさそうだな
「……で?聞きたいことってなんだ?」
俺がそう聞くと眼鏡は驚いた感じで
「まさか素直に聞いてくれるとは」
なんだよ、俺はそんなに素直じゃなさそうだってか?
俺が不機嫌になったのをみて眼鏡は慌てて
「いや、すまない機嫌を悪くしないでくれ、それで聞きたいことなんだが…………アル頼んだ、こういうのはお前の方が得意だろ?」
眼鏡はそういうと優男とバトンタッチする
「仕方ないですねぇ、はじめまして代行者、私はアルビレオ・イマと言いますアルと呼んでください」
「わかったから早く本題に入れよ」
「失礼、では単刀直入に代行者とはなんですか?」
やっぱ来たか
「言葉の通りだよ、俺は自然の代行者だ、戦争や闘争で無意味に消されていく自然たちの代わりに闘う物だよ」
「ではあなたの目的は」
「無駄な戦争の終結と人間への警告」
「警告、ですか?ずいぶんと傲慢ですね」
「あぁ?じゃあテメェは聞いたことがあるのか?自然の悲鳴を嘆きを、あれを聞いちまったらやるしかねぇだろ」
「聞いたことがないもので、そんなに酷いのですか?」
「ありゃ酷いってもんじゃねぇ、24時間頭の中で悲鳴が鳴り響くんだぜ?耳をふさいでも直接頭に響く、頭がおかしくなりそうだ」
「「「「「…………」」」」」
全員が黙った
そろそろいいか
俺は移動を開始しようとした時
今まで黙っていたナギが
「だったらお前、俺たちの仲間になれよ!!」
と言ってきた
「「ナギ!?」」
何言ってんだ?こいつは
「お前の力と俺たちの力が合わさればこんな戦争直ぐに終わるぜ?な、良いだろ?」
ナギはいかにも名案といった感じでこちらを見てくる
「断る」
「なんでだよ!?」
「はぁ〜、お前俺の話聞いてた?俺の敵は戦争で自然を壊す奴ら全部だ、お前らも例外じゃねぇ、それに見た感じお前が得意な魔法は
広域殲滅魔法だろ?なら論外だ」
俺はそう言ってテレポートロータスを咲かせ移動する
ナギ達は気付いて俺を止めようとするが遅い
「待ちやがれ!!」
「いやなこった、ところでナギお前前に俺がお前に言ったことちゃんと覚えておけよ?じゃあな」
俺はその場から消えた
side 紅き翼
「ちっ、逃げられたか」
ラカンはそういって舌打ちする
師匠とアルは何かが気にかかっているようだ
「師匠、アルどうした?なんか難しい顔してるけどよ」
「ナギ、彼が最後に言った言葉ですがどういうことですか?」
「ん?あぁ何か戦争を終わらせたいなら裏でソレを操ってる奴等を何とかしろ、だったかな?」
俺がそう言うとみんな呆然としていた
「どうした?そんなバカみたいな顔してよ」
「馬鹿はお前だ!!どうしてそんな大事なことを言わなかった!!」
「いやだってよ、本当の事をいってるとは限らないだろ?」
「確かに、しかし今彼の目的が戦争の終結と自然の保護という事がわかったのですから信用は出来るでしょう」
「それにしても、裏で操る奴ねぇ、皆目見当がつかないな」
「えぇ、特に連合の上層部はほとんどが怪しいですからね」
「だよなぁ」
「おそらく彼はこの戦争の実態の大体を掴んでいるようですし、これからは彼を追う事にしましょう」
「だな」
side ムラサメ
なんだ!?今、寒気が…………
まぁ、気にしないでおこう
俺は今、植物からネットワークを経由して知った洞窟にいる
どうも結界を張ってるみたいだからビンゴかな?
俺は結界を気づかれないようにすり抜け歩いているとなんか奥の方で光が見える
どうやら居るみたいだな、ちょうどいい情報を吐いてもらうとするか
そう思い、一気に近づこうとした時、フードを被った男に阻止される
そのせいで奥にいた老人共に気づかれる
「何者だ!?貴様、我らの話を聞いていたのか!?」
ちっ!!
「そうだよ、完全なる世界の下っ端ども」
俺が組織名までいうと全員が顔色を蒼白にし杖を取り出す
だがどの老人も強くはない、問題は俺の前にいるフードだな
こいつは強いな、あの紅き翼と同等くらいか
なら先手必勝!!
俺は一気に拳に気を込め殴りつける
フードは障壁を張るが意味がない
簡単に吹き飛ばされ壁に激突する
瞬間、フードの体が崩れ土くれにかわる
「ちっ、分身か、本体はここにはいないみてぇだな」
ならば目の前の爺共から情報を得るか
俺は蔦を創りだし爺共を全員縛り上げ
「じゃあ、さっさと情報を吐いて貰おうか?お前らは何をたくらんでる?」
俺がそう聞いても爺共は何もしゃべらない
いい度胸だ…………
俺は一粒の種を取り出し右はじの爺に植え付ける
すると種から早速芽が出始めて爺が苦しみはじめる
「なあなな、ナニヲした!?」
他の爺共は焦り始める
「そんなに怯えんなよ、ただの寄生植物の種を植えただけだ、こいつは寄生した相手から凄まじい速度で栄養を吸い取り成長するんだがな
寄生された相手はこの世のものとは思えない痛みを味わうんだ」
俺が説明してる間に植え付けられた奴は既に白目をむき、痙攣を始めていた
「「「「「「「「「ひぃっ」」」」」」」」」
「さて?次はどいつだ?」
俺が種を見せながら近づくと全員が一気に口を開き次から次へと情報を吐いていく
組織のリーダーにはあったことがなく、いつも連絡役のような男を通じて指示を受けていたこと
組織の命令で各地にある施設で色々と表沙汰に出来ないことをやっており、そこから出た資金を活動資金にしていること
etc,etc
それにしても随分とまぁペラペラ喋ること
まぁ仕方ないかな?隣には完全に養分を吸い取られミイラになった奴がいるしな
それに血の様に真っ赤な花が咲いてるのも恐怖心を増加しているようだ
すると一人が
「情報はこれで全部だ!!もういいだろ?私たちを解放してくれ!!」
などと言ってきた
「え?なんで?お前ら今まで散々甘い汁吸ってきたんだろ?まぁここらが年貢の納め時ってことで」
俺はそう言うとジガンを召喚し端も奴から順々に潰していく
最後の一人になった時、そいつは何処に隠してたのかいつの間にか移動呪文を唱えており逃げられた
「あ」
やっちまった、一人に逃げられちまった
『主、ドウスル?』
ジガンに聞かれるが
「まぁ、一人くらいいいだろ、取りあえずこれからは情報で聞いた施設を潰していくぞ」
『ワカッタ』
後日、賞金首になりました
罪状、上級議員の殺害、脅迫、戦争への介入による混乱罪、etc,etc
結果5000万$の賞金首になりました
どうしよう…………
どうでしたか?グロかったですか?グロくないですか、そうですか
ちなみに前回出てきた花の花言葉ですが『再会』です
くさすぎますかね?