アクセス40万突破!!ユニーク5万突破です!!ありがとう!!グラシアス!!
スパスィーパ!!これからもがんばりますよ〜〜〜!!!
感情って一体何ですか?
side ムラサメ
エヴァが中学に通い始めてから3カ月程たちエヴァには家族が一人増えていた
その名を茶々丸とかいうロボットだった
なんでも同じクラスになったハカセ?と超とかいう奴に渡されたらしい
で、その茶々丸なのだがどうもオーバーテクノロジーの塊のようである
魔力を動力とする永久機関に自由意思を持ち、完全自立まで可能にした奴だぞ?こんなん今の科学力じゃ作れないっつーの
こいつを作った奴は何者だよ………
まぁまだ作られてから日が経ってないから感情やそういった物は持ってないがこんだけのスペックだ、いつか手に入れるだろう
ちなみに茶々丸には検索機能も内蔵しているようでエヴァが俺の前に連れてきた瞬間に検索を掛けられたが俺の情報は近坊に頼んで
全て遮断されているため引っ掛からなかったがエヴァの家族ということで俺の方から教えておいた(能力に関しては教えていない)
勿論、その情報は製作者にも見せないように釘をさしておいた
「わかりました、貴方の情報に関してはハカセさんや超さんにも漏らさないことを誓います」
「おぅ、そうして………いや遅かったな」
「はい?」
「聞いてるんだろ?超とかいうの一回は見逃してやるが今話したことは他言無用だ、次は無いぞ?魔法の射手土の一矢」
俺が何もない所に魔法の射手を放つと何かを壊れる音が聞こえ地面に落ちた、そこには操作型のラジコン?型カメラがあった
「これは……カメラか、ムラサメ大丈夫なのか?」
エヴァが心配そうに聞いてくるが
「問題ないだろ?俺は確かに釘をさした、それでも干渉してきたら次は無いってだけだ」
俺はそう言いつつ左手の中に生み出したいつもの寄生植物の種をエヴァに見せる
エヴァは顔を引き攣らせながら
「その植物は本当に怖いな」
と言っていた
そんなことは無いと思うんだが………
そういえば新しい食材を試そうと思ってたんだ、丁度いいからエヴァ達で試そう
「なぁエヴァ、新しい食材見つけたんだが食ってくか?」
「なに!?美味しいのかソレは」
「かなり………多分な(ボソッ)」
「食べてく!!」
なんというか現金な子になっちゃって………
「茶々丸は飯食えんのか?」
「一応は、しかし消化機能はないので振りにすぎません。故に私の分は不要です」
「食えるなら食っていけ、美味いもん食えば喜びや驚きってもんが生まれる、そうすりゃお前さん感情が手に入るかもしれんぜ?」
「………」
何も言わん所を見ると取り敢えず食ってくみたいだな
「ムラサメ、今日の食材はなんだ?」
「ん?『宝石の肉』っていうんだがな、こいつは凄いぜ?」
俺は仕込みをしておいた光り輝く『宝石の肉』の山もりを出した
「なんで肉が光っているのですか?理解不能です」
「これは……何の肉だ?」
「コレは別荘の何処のエリアだったかな?そこに居たマンモスの肉だ」
「マンモス?本当に何でもありだなお前の別荘は」
「マンモス?あれは既に絶滅したはずですが?」
「茶々丸には後で説明してやるからまずは食ってみろ」
「はい」
そういって二人は肉を口に運ぶ
「「!?」」
口に入れた瞬間、二人の顔が驚愕に染まる
「何…なんですか、このお肉は……こんなお肉は魔法世界にも存在しません」
「凄いな、一口食べる度に肉の感触や味が変わる、美味すぎる」
そういって肉を口に運ぶ二人
「くくく」
「何を笑ってるんだ?ムラサメ」
「ん?いやな茶々丸がな」
「私が何か?」
「お前さん感情が無いとか言ってたけど『宝石の肉』を見て、食べた時に驚いてたろ?感情あるじゃねぇかって思ってな」
「え?そんな……私はロボットです。そんな感情なんて」
「ふん、お前さん感情がないんじゃなくて無いことにしようとしてるんじゃないのか?」
「どういうことですか?」
「お前さんは自分はロボットだ、だから感情は無いと思い込んでいる」
「………」
「しかしお前さんはタダのロボットではなく意思を持つ茶々丸という個体だ。ならば感情を認めろ、自分を茶々丸という存在だと思うなら」
「私には感情がわかりません、しかし認めても良いのでしょうか?私は茶々丸という個人だと」
「良いに決まってんだろ?お前、植物達だって感情を持って俺に話しかけてくれんだぜ?ならお前さんも持てるさ」
「………はい、ありがとうございます」
俺と茶々丸の会話に入りそびれたエヴァは一人黙々と『宝石の肉』を食べていた
side 超
………まさかカメラの存在に最初から気付いてたとは
それにしても
「なんでここに居るネ、師匠」
このままでは計画に支障が出るかもしれない、計画の変更も視野に入れるべきかもしれない
もしくは彼をこちら側に引き込むか?
超は一人考え込んでいた
side 茶々丸
私は今、ムラサメさんの別荘にいます
あのお肉について知りたいと思うのもありますがどちらかというとムラサメさんの事を知りたくなりました
マスターの話ではマスターが小さい(今でも小さいですが)頃からの付き合いだそうです
今のところわかっているのは独自の価値観を持ち、魔法の使い手でもあり料理も得意、しかしその食材は世界中のどこを
探しても見つからないということです
謎の多い人ですね……先程の検索の時も何故か全ての情報が遮断されていましたし
しかし別荘の中に入った途端今まで持っていた疑問が全て吹き飛びました
そこには大樹海が広がっていました
しかも樹海のあちこちに樹で構成された獣たちが暮らしています
私はこの樹の獣達を知っています、これは大戦期に現れ戦場を壊した代行者と共に居た者たちです
それが意味するのはつまり………
「ムラサメさん、あなたは代行者なんですか?」
「ん?そうだ俺が代行者だ、よく気付いたなと言ってやりたいがこの光景を見れば誰でも気付くわな」
そう言ったムラサメさんは私に此処の事と自分の事は他言無用と言いました
確かにこの情報は外に漏らす訳にはいきませんね、あの代行者がまさか『立派な魔法使い』を育てる場所にいるなんて問題以外の
なんでもありませんからね
ちなみにこの事を知っているのは学園長とマスターそしてタカミチ先生のみだそうです
さらに、驚くべきはこの麻帆良という土地自体がムラサメさんの所有地で学園長はそれを借りているに過ぎないということです
ここまで来ると何を言えばいいのかわかりませんね
………これが呆然とする、ということなんでしょうか?
「茶々丸、なにをボーっとしているこっちだ」
「あ、はいマスター」
私はマスターに連れられ別荘の中にあった屋敷の中に入るとそこは休憩所と倉庫を足したような所でした
ムラサメさんはそのまま地下に降りて行ったのでついていくと一つの部屋の前で止まり鍵を開け中に入って行きました
私とマスターは続いて部屋へと入ると私達を迎えたのは数多くの転移魔法陣でした
なぜこんなにもたくさんの転移陣があるのか聞くとムラサメさんは
「別荘が広すぎる上にエリアごとに環境が違うからな、こうでもしないとやってられないんだよ」
と言っていました
そして彼は一つの転移陣の前に立ち
「この転移陣に乗ればさっき出した『宝石の肉』を獲ることの出来る奴がいるエリアに行ける」
と言って先に転移してしまいました
私たちは急いで彼を追うことにします
転移が終了した瞬間に私の目の前に広がるのは広大な高原と森、そしてやたらと大きい茶色の山でした
「ムラサメ、それでマンモスはどこだ?」
マスターが聞くとムラサメさんは笑いながら言いました
「目の前にいるじゃねぇか、あれだよ」
と指をさしたのは先程の山でした
「ふざけてるのか?」
マスターが詰め寄りますがムラサメさんはそれを受け流しながら
「茶々丸、お前センサーとかあるだろ?使ってみろ」
と言ってきたので取り敢えずサーモグラフィーを使うと
山には体温があり、それが一つの生命体であるということを証明していました
「マスター、あれは確かに生物です」
「なんだと!?」
「だからそう言ってんだろうが」
それにしても大きい、正確に計測は出来ませんが体長は約1500mぐらいでしょうか
すると生物はこちらに気づいたのか地響きを起こしながら振り向きました
そこには二本の鼻と巨大な四本の牙を持つマンモスがいました
私はムラサメさんに質問をしようとしましたがそこにはムラサメさんの姿はなく彼は随分と離れた所に移動しており
「お前達、食われたくないならさっさと避難した方がいいぞ〜、そいつ何でも食うから」
と言うと引っこんで行きました
「そういうことはもっと早く言え(言ってください)!!!」
私とマスターは急いで避難します
なんとか逃げ切った後、マスターはムラサメさんに質問しています
「それで?あいつのどこから『宝石の肉』が獲れるんだ?」
「ん?あぁあいつの体内に入って、で体のどこかにあるのを見つける、以上」
なんというか出鱈目ですね………
「じゃあ今から獲りに行くか!!」
「それは無理だ、一度獲ったら次に獲れるのは30年後あたりだ」
「そうなのか」
「まぁ安心しろ、前回獲ったのはかなりの大きさだったからまだあるさ」
「そうか!!」
あぁマスターが可愛いですね、録画しておきましょう
それにしてもムラサメさんに会ってからまだ一日と経ってないのに彼といるだけで私は何かが変わりました
このまま彼といれば私は感情を手に入れる事が出来る気がします
マスター共々お世話になることにしましょう…………
後日、『宝石の肉』を食べ損ねたタカミチ先生から少し恨みごとを言われました
どこから知ったんでしょう?
というかタカミチ先生も餌付け?されてたんですか………
なんかムラサメにかかわった人物の性格崩壊が半端じゃなくなってきました
しかし作者は退きません、媚びません、省みません!!
さて今回微妙に超を出しましたがこれからどうしようかな・・・・・
ではまた次回!!