そんなわけで投稿です
作者は結構あの後頭部がきらいではないのでこの作品では結構優遇?されています
近頃、胃薬の服用量が増えた学園長じゃ
side ムラサメ
今、俺はエヴァと向かい合っている
エヴァに話があると言われたからだ
そして話された内容とは
「つまりは今回の件はお前と近坊が仕組んだ事か」
「仕組んだというか依頼されたというか」
「……で、その結果茶々丸が負傷したと」
「私達も驚いたのだ、まさか正義にこだわっている坊やが不意打ちをするなど」
「なんというか見通しが甘すぎないか?」
「面目ない」
「ところで、茶々丸はこの依頼の事を知っていたのか?」
「それに関しては知っていた。一応茶々丸には協力してもらっていたしな」
「で?なんで俺には連絡が無かった訳?」
「学園長と話し合ってお前には知らせない方がいいだろう、ということになって」
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「わかった。近いうちに近坊から連絡があるだろうから細かい事はそん時だ」
「わ、わかった」
side 学園長
はぁ〜〜〜〜、頭が痛いわい
まさかネギ君が不意打ちを行うとは
あの時、ムラサメ殿がネギ君の元へ向かったのを確認した後すぐにタカミチ君を派遣してネギ君の命は守れたが……
おそらくは彼の心に大きな傷をのこしたじゃろう
これも全ては計画をちゃんと練らなかったわしの責任じゃな
しかし、責任ならばとろうと思えばいつでもとれる
今はこの問題を解決するほうが先決じゃ
「学園長、ネギ君とオコジョ妖精を連れてきました」
どうやらタカミチ君がつれてきてくれたようじゃな
「入ってくれぃ」
わしがそう言うとタカミチ君がネギ君を伴い部屋に入って来た
ムラサメ殿による怪我は治癒魔法で治っているようじゃが、やはり顔色は優れんか……
「タカミチ君、今から彼をここに呼ぶ。そうしたら他には誰も入らんように外で見張っていてくれんかの」
「わかりました」
さて、ムラサメ殿を呼ぶとするかの
side ムラサメ
学園長から呼ばれた俺はエヴァ・茶々丸と共に学園長室へと赴いた
そこには学園長とタカミチ、そしてあの餓鬼と何故かオコジョがいた
餓鬼は俺の姿を確認すると顔を真っ青にし恐怖に震えているが無視する
「来たぞ、近坊」
「ムラサメ殿、まずは謝罪をさせていただく。この度はわしの計画性の無さからこの様な事になってしまい大変申し訳なかった」
「……謝罪はいい、エヴァから大体のことは聞いている。それを言うために呼んだ訳ではないだろう」
「まぁそうじゃの。今回はネギ君に本当の事を話そうと思っての。お主に関連することじゃから呼んだんじゃ」
近坊はそういうと、ネギにこの学園と俺の関係、そして約定について語った(正体に関しては伏せている)
「というわけじゃ、わかったかの」
「………つまりここはこの人の土地で、僕たちはそこを借りてるに過ぎないということですか」
「まぁそうじゃの、それで君には証書にサインをしてもらいたいんじゃ」
「証書ですか?」
「そう、彼と彼の家族には不干渉としそれを破った場合は全て自己責任とするものじゃ」
「………わかりました」
餓鬼がサインを書こうとした時
「待って下せぇ!!兄貴!!!」
オコジョがソレを止めた
「どうしたの?カモ君」
「そいつの顔どこかで見たことあったんですが今、思い出しやした!!そいつは賞金首ですぜ!!」
「えぇ!!じゃあ悪い人なの!?」
(((オコジョめ、余計な事を言いやがって……!!)))
「そうですぜ、賞金首と「黙れ」へ?」
「はぁ、俺の事を知れば面倒な事になるだろうと思って黙っていたのにペラペラ喋りやがって、潰すぞ?」
俺が脅しを掛けるとオコジョは黙った
しかし餓鬼は既に聞いてしまった
そちらの方を見るとサインを書くのをためらっていた
「どうした?早くサインしないのか?」
「で、でもあなたは悪い人なんでしょう?」
「はぁ〜〜〜、近坊帰ってもいい?」
「ふぉっ!?ま、待ってくれんかの」
俺が本格的に帰ろうかと思っていた時、学園長室に新たな人物が入って来た
「ネギ!!」
「明日菜さん!?」
それは神楽坂 明日菜だった
「ふぉっ!?明日菜くん!?……外にタカミチ君がいたから入れないと思うんじゃが」
「学園長、どうやら彼女はこの件について僕等が知らない事を知っているようなので独断で入れました」
「わしらの知らん事とな?明日菜くん、どういうことかの」
「ネギは不意打ちをするつもりは最初は無かったのよ。でも………」
そういって彼女はいつの間にか逃げる準備をしていたオコジョを見る
その場にいる全員がオコジョを見る
「つまりは全てこのオコジョの考えた事だと?」
「本当かね?ネギ君」
学園長がネギの方を見る
「え、あ」
ネギはどう答えたものか迷っているようだが、その迷いは肯定ととれるぞ………
俺はオコジョの方を睨むと
「お、俺っちは兄貴が困っていたから解決策を提示しただけでぃ!!」
オコジョは自分から白状した
「近坊、どうする?」
「うぅむ、ネギ君がホイホイと彼の示した策に乗ってしまったのも問題じゃがそれは我々大人の教育のせいとも言えるしのぅ」
「ならば学園長、今回はネギ君には証書にサインすることと軽い雑務でお咎め無しとしませんか?今回の件の発端も我々にあるわけですから
ムラサメさんもそれでどうですか?」
「………不干渉となるなら俺は構わん。だがそこのオコジョのせいで今回の件は面倒な事になったんだ、そいつに対してはお咎め無し
とするのは断るぞ」
俺はそう言うと左腕に一つの種を創りだす
「ムラサメさん、それは?」
「今創ったんだが、そうだな『邪心に反応して激痛を与える』植物の種とでも言っておこうか」
種の説明を終えた俺はオコジョを抑えつけ種を植えた
種はオコジョの背中に植えられ直ぐに見えなくなった
「見えなくなった?」
「まぁ植物といってもほとんど成長しないから外見にはなんの変りもない」
オコジョは種を取り出そうと餓鬼に頼んでいたが
「あぁ、無理にとりださない方が良いぞ。その種は無理にとろうとすると激痛が走るから……」
俺の説明は遅く、既にオコジョは白目をむいていた
「さて、ではこの件はこれでお開きかの」
近坊は完全にオコジョを無視していた
「そうか、じゃあ俺は帰るぜ。じゃあな近坊、タカミチ、餓鬼」
俺が立ち去ろうとした時
「ぼ、僕の名前はネギ・スプリングフィールドです!!ちゃんと名前で呼んでください!!」
そう言ってきた
近坊とタカミチは慌てていたが
「は、はははははははは!!なんだよ、そんな目ぇ出来るんじゃねぇか!!」
俺は笑っていた
大爆笑って奴だ
だってよ、森にいた時と違って今の餓鬼の目は揺れてねぇ、まぁ恐怖が混じってるのはしょうがないがな
あぁそうだ、姫さんが俺に名前を尋ねてきた時と同じ目なんだぜ?
血のつながりって奴かね
「はははは、あぁ笑わせてもらった。お前は間違いなくあいつ等のガキだな。わかったよ、ネギ」
俺が名前を呼んだ事に近坊とタカミチは驚ろきネギも呼ばれるとは思っていなかったのだろう
目を瞬いていた
「だが、次に俺達に干渉してきたら今度は完全に潰すぜ?」
俺はそれだけ言うと今度こそ部屋から出て行った
side ネギ
男の人は出て行きました
「まさか彼が名前を呼ぶとはのぅ」
「えぇ、驚きました」
タカミチと学園長先生は何か話していますがそんなことよりも気になったのは
「あの人、父さんの事を知っているみたいだった」
あの人は確かに『あいつ等』のガキと言ってた
僕はじっと出来ずに彼の後を追おうとしましたが
「どこにいくつもりかの、ネギ君」
学園長先生に止められました
「どこって、あの人を追うんです!!あの人は父さんの事を知ったました!!話を」
僕がそう言った瞬間に学園長先生は溜息をつきました
「ネギ君、君は今彼に対しては不干渉とするという証書を書いたばかりじゃろう。いきなりそれを破るのか?」
「でも!!!」
「戯け!!!今回の件もお主のそういった行動の後の結果を考えなかった故に起きたことじゃろうが!!!今回命が助かったのは
偶然と思え!!………彼も言っておったろう、『次はない』と」
でも、でも!!!
僕の不満そうな顔を見て学園長先生は
「この学園の長としてもこれ以降彼に干渉することは禁止とする。これを破れば君の修行はここまでじゃ」
そう告げてきた
「う、うぅぅぅ」
「わかったなら下がりなさい」
「………はい」
折角の父さんの手がかりが…………
side 学園長
やれやれ、ネギ君にも困ったものじゃ
まさかあそこまで父親に傾倒しておるとは
一応、ああ言っておけばおかしな行動は起こさんだろうが………
ふぅ〜〜〜〜〜、頭が痛いわい
こうなったら、ナギに関連する情報を与えてそっちに注意を移すとするかの
確か、京都には『紅き翼』の別荘のようなものがあったはずじゃ
そうなると、西の方にも根回しをせねばのぅ
はぁ、問題は多いのぅ…………
そろそろ本格的になにか番外でも書こうかな
エヴァといちゃいちゃ?させるか、なんか変なことを書くか
それとも・・・・・・・・ネタはあるんですけどね
いざ書くとなると結構迷うんですよ