今回の話はキャラゲシュタルトがおおいに発生しています
それでもいい方のみお読みください
温泉はいいものだ、異論は認めない
side ムラサメ
近坊の陰謀?によって坊主共と同じ宿に泊まる事になっちまった………
絶対に厄介事に巻き込まれるんだろうなぁ
まぁ、俺は表向きは単なる一般客だから向こうが気づかない限り俺に干渉はしてこないだろう
それに夕食も広間は学生のために使われるから自室で食べられるらしいしな
温泉も修学旅行なら時間帯は決まってるだろうから遅めに行けば問題ないだろう
あれ?結構問題なくゆったり過ごせるんじゃね?
そう思っていた時期が俺にもありました
時刻は21時過ぎ、そろそろ温泉に行くかと思った時
「あの朝倉にばれたですってぇ!?」
なんかロビーが騒がしいな。というかあの声は………
見つからない様にそっと覗いてみると、予想通りのメンツだよ
てか、なんであいつ等ロビーで騒いでんだよ。そこを通らんと温泉に行けないだろうが!!
仕方ねぇ、関わるのも嫌だし部屋に帰ろう…………
温泉はもうちょっと後にすれば良いだけだしな
side ???
「くふふ、準備は万端だぜぇ。始めようか。ぎゃぁあぁあぁ!!!いってぇーーーーー!!」
「だ、大丈夫なの?なんか物凄く痛そうな声をあげてるけど?」
「言わないでくれよ、だがこれも兄貴と5万のためだ。耐えて見せらぁ」
「なんかよくわからないけど頼もしいね。じゃあ始めるよ」
「おぅ!!いっぎゃぁぁぁああぁぁぁ!!」
「なんか締まらないね」
side ムラサメ
ん?宿全体になんか張られたな
それと同時に宿の中の熱気が増したな…………
なんかやらかしてんのか?ったく面倒だな
まぁ俺には関係ないか、温泉にいくか
部屋から出て、ロビーの方に行くと何故か生徒が正座をさせられていた
「なにやってんだ?こいつら」
それを横目に俺は温泉へと向かった
side エヴァ
『では、くちびる争奪!! 修学旅行でネギ先生とキッス大作戦の開始だよーーーー!!』
くだらないことが始まったな、どうやらこのゲームを利用して仮契約を行うようだな
宿全体に仮契約用の陣をしいたのは、あのオコジョだろう
どうやらムラサメからの罰では足らんようだな
まぁ、あの激痛の中それでもやる根性はすごいが………
それにしても坊やめ、一般人にばらしまくりだな
魔法の秘匿はどうしたんだ?魔法使い
さて、坊やの唇がどうなろうと私には関係ないしな寝るか?
いや、待てよ折角だからこの騒ぎに便乗してムラサメに会いに行くか
「茶々丸、私は少し出るぞ」
「どこへですか?」
「ムラサメのところ」
「………マスター、ずっと言おうと思っていたんですが何故仮契約カードの従者召喚の機能を使わないんですか?
確かムラサメさんと契約してましたよね?」
「………あ」
そうだった、そういえばそんな機能あったな
よし、それじゃあ早速呼ぶか
私はカードを額に当て、ムラサメを呼ぶ
すると私の目の前に召喚陣が描かれムラサメが現れる
「ん?あれ?ここどこだ?」
「私が泊まってる部屋だ。ムラサメ」
「エヴァ?一体なにした?」
「仮契約カードの機能でお前を召喚した」
「まじか……俺今から温泉に行こうとしてんだけど。行ってもいいか?」
「私より温泉か!!」
「そうはいってもよぉ、俺まだ一回も浸かってねぇんだよ。だから行ってもいいか?」
「…………だったら私も行く!!」
「まじか?まぁいいか、行こうぜ」
え?一緒に行ってもいいのか?
自分で言っておいてなんだが断られると思っていたんだが
どれだけ温泉に行きたいんだ、こいつは
「茶々丸、お前はどうする?」
「私も行きます」
「そうか、じゃあ行くぞ」
「イエス、マスター」
私たちは部屋を出て温泉へと向かう途中で
「おっと、待って貰おうか」
何故か、龍宮と長瀬が現れた
「なにかようか?真名に楓」
ムラサメはまたも温泉に行くのを邪魔されたためか些か不機嫌になっている
「なに、今ちょっとした余興が行われていてね。私たちもそれに参加しているという訳さ」
「余興?なんだそれは」
ムラサメが私に聞いてきたので先程の事を全て話した
すると
「あのクソオコジョ、まだ懲りて無かったのか。まぁ俺には関係ないからいいか、てなわけで通してもらうぞ」
「そうはいかないよ、私も参加してるって言ったろ?ムラサメさん貴方の唇いただくよ」
side ムラサメ
「そうはいかないよ、私も参加してるって言ったろ?ムラサメさん貴方の唇いただくよ」
うぉぉぉ、まさかこいつ俺を狙うとかありえんだろ
俺、こいつに対してなんかしたっけ?
思い出してみても脅すか、店の客にしてるぐらいだから唇を狙われる理由がないと思うんだが
「真名、聞くが何故に狙う?俺、お前さんに対して何かしたっけ?」
「いや?まぁ理由があるとするならなんだかんだで私も貴方のことは気に入ってるってことだよ」
「はぁ〜〜〜〜〜〜、楓、お前さんも同じか?」
「まぁ、大体はそうでござるな」
…………どうしよう
その時、俺の隣からおぞましい気配を感じた
横を見てみるとエヴァからオーラが湧き出ていた
「え、エヴァさん?」
ここで敬語になっちまった俺は絶対に悪くねぇ!!そう思うだろ?あんたも
「ふ、ふふふふふ。ムラサメの唇を奪うだと?そんな事は例え天地神明が許してもこのエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルが
許しはせんわーーーーー!!ムラサメの唇を奪いたいならまずは私を倒して見せろーーーー!!」
エヴァはそう言うと真名と楓に対して戦闘態勢をとる
二人もそれに呼応するが如く戦闘態勢に入る
そして、戦いが始まる!!
真名がモデルガンで撃つ、楓が分身をする
対して、エヴァは何故か魔法を使わずに肉弾戦を挑む
なんだ?この状況………
駄目だ、ついてゆけない
ここで俺がとるべき行動は………………
1、このまま戦いを見物する
2、戦いの仲裁をする
3、取りあえず温泉に行く
4、面倒だから全部吹き飛ばす
この4つのどれかだな
まぁ2はだるいから無しとして、4も駄目だな一番楽だがそうするとエヴァ達が無事ではすまん
となると1か3だが、俺は温泉に入りに来たんだ。ならば俺がとるべきは3番!!
そうと決めたら俺はゆっくりと移動を開始する
しかし
「ムラサメさん、どこに行くんですか?」
茶々丸に見つかった
「いや、なんか面倒だから温泉にでもいこうかと」
「…………」
「茶々丸も来るか?この戦い多分長いぞ?」
「……わかりました。行きましょう」
「その前に茶々丸、お前湯につかっても大丈夫なのか?」
「大丈夫です、こんなこともあろうかと今の私は耐水仕様です」
「そ、そうか、じゃあ行くか」
そして俺と茶々丸は温泉へと向かった
「いや、良い湯だ」
男湯は現在俺一人で貸し切り状態である
まぁ当然だろう、ここの客のほとんどは女子中学生なのだから
そのお陰で俺は左腕をさらしながらお湯に浸かれるというわけだ
さて、次は露天にでも行くか
露天は流石と言うべきか夜景が素晴らしかった
これなら酒でも持ってくりゃよかったな
その時、露天の扉が開き何故か茶々丸が入って来た
「なぜに?」
「ムラサメさん、ここは混浴だそうです」
「そうなのか。そりゃ知らんかったな」
「そうなんです」
「というかお前さん、恥ずかしくは無いのか?俺は人外とはいえ一応男だぞ?」
「………」
何故黙る
side 茶々丸
「というかお前さん、恥ずかしくは無いのか?俺は人外とはいえ一応男だぞ?」
ムラサメさんの言葉で私は現在の状況を分析します
…………これは相当恥ずかしいのでは?
恥ずかしい?ガイノイドの私が?
これも感情なんでしょうか、わかりません
しかし、ムラサメさんといると私の思考回路が熱暴走を起こしそうになります
これはどういうことなんでしょうか?
帰ったら葉加瀬さんに相談してみましょう
ですが、今はなにも気にせずにこの状況を楽しみましょう
side ムラサメ
十分に堪能した俺達は温泉を出てエヴァ達の所に戻るとそこにはどこかの青春ドラマで見たような光景が広がっていた
「ふふ、やるじゃないか。エヴァ」
「ふん、お前等こそな真名、楓」
「というか拙者等なんでこんなことをしてたんでござろうか?」
「「さぁ?」」
なんだ、こいつら?
俺は三人を放っておいて部屋に戻った
途中、激痛に耐えながらも喜んでいたオコジョを見つけたので追加でもう一粒種を植えておいた
今回の勝者は茶々丸ですね
なんか近頃うちのエヴァにうっかり属性がついてきたような・・・・・
タグに書いておくべきでしょうか
次回こそは若白髪の旦那を出したい!!