今回で一応、悪魔編終了です
ちなみに今回はTHE☆駄文ここに極まれりです
本当にすいません
終幕!!幕を降ろすのは
side 夕映
一体、なにがどうなってるですか
今、私の目の前にはあの七大魔王の一柱アスモデウスとムラサメさんが殴り合いをしているし
「あの、エヴァンジェリンさん。これは一体何がどうなってるんですか?」
「ん?さぁな。もう私にもわからん、最初は単なる暇つぶしだったんだがこんな事態になるとはな。
だが綾瀬、この戦いをよく目に焼き付けておけよ?今、目の前にいる奴等は強者だ。
強者と強者の戦いがどういったものかを知るといい」
エヴァンジェリンさんはそれだけ言うと観戦に戻ってしまいました
それにしてもあの人達は次元が違いますね
なんで魔法も使わない殴り合いで衝撃波が発生しているんでしょう
まわりの人たちは皆、障壁をはったり物陰に隠れていますし
ふと、ネギ先生達の方を見てみると流石に正気を取り戻したらしく今は囚われてた皆さんを守るために障壁を張っていますね
あれなら問題はないでしょう
「そろそろウォーミングアップはいいんじゃねぇのか?ムーちゃんよぉ!!」
「それもそうだな、じゃあ行くぜ?アーちゃん!!」
side ムラサメ
流石はアスモデウスってか?
分霊体とはいえ俺と殴り合いができるなんてよぉ!!
なら、そろそろ行くぜ
「アース・ネイチャー・ビオランテ。積んで、流れて、押し潰せ!!『土石流』!!」
俺の詠唱により俺の足元の土が盛り上がり土砂となってアーちゃんに迫る
だが
「おいおい、その程度かよ。ヘルマンじゃねぇが魔王ラッシュってか?」
土石流はいとも簡単に拳で吹き飛ばされる
まぁ、だろうな
俺もコレが通用するとは思っちゃいない
「次だ!!アース・ネイチャー・ビオランテ、固めて、詰めて、浮いて、爆砕しろ!!『集束爆砕』!!」
今度は岩の塊が頭上に上がり彼の上で爆発し、破片が降り注ぐ
「クラスターかよ!?えげつねぇ!!魔王アッパー!!アーンド魔王キック!!」
クラスターの破片をアッパーで蹴散らしそのままこちらに蹴りをくわえてくる
「喰らうかよ!!」
左腕を炭素を集める事で強化し防御するも左腕にヒビが入る
アーちゃんはそのまま追撃してくるかと思ったが
何故か攻撃をやめ
「やーっぱ、分霊体じゃ無理だな。今の蹴りが一応最高の威力なんだが」
「なら諦めて帰るってか?」
「んな訳ねぇだろう。ヘルマン!!」
アーちゃんはヘルマンに声をかける
「使われますか?この身を」
「あぁ、悪いが使わせてもらう。先に地獄に帰っててくれ」
「承知しました。ご武運を」
アーちゃんはヘルマンを『喰った』
おいおいおい、マジかよ
ヘルマンを喰った瞬間にアーちゃんの存在感が半端じゃなく大きくなったぞ
「アーちゃん、一体何したんだよ?」
「なぁに、ヘルマンを贄に俺本体召喚ってな!!」
アーちゃんがそう言うと彼の体が黒い霧に包まれ、霧が晴れた時にそこにいたのは
竜の下半身に毒蛇の尻尾、上半身はそのままアーちゃんなんだがその頭には雄牛の立派な角が生えていた
『さぁ!!第二ラウンドといこうか、ムーちゃん!!』
side 学園長
なんということじゃ、まさかアスモデウスの本体が此処に現れるとは
先程までのムラサメ殿との戦いは遊び
これから始まるのは正真正銘の『殺し合い』
周りを見渡せば、連れてきた魔法先生の半分がアスモデウスの圧力で気絶しておる
だが、それを情けないとは思わん
むしろ半数が意識を保てている事を褒めてやりたいわい
ネギ先生もなんとか意識は保っておるようじゃがその目には恐怖しかない
それは仕方ないじゃろう
そして視線をムラサメ殿達に戻すと人外魔境ここに極まれりといった戦いが繰り広げられていた
アスモデウスが火を噴き、ムラサメ殿が魔法で大地を割る
…………これ、学園が残るじゃろうか
side ネギ
なにがどうなってるの!?
僕の村を襲った悪魔が別の悪魔に食べられたと思ったら目の前にはアスモデウスがいるし
そのアスモデウスと戦ってるのはあの怖い人
それに、どっちも物凄く強い
僕の今までの修行が無意味なんじゃないかと思えるぐらいに
僕はこのままでもいいんだろうか
side ムラサメ
ちっ、流石に辛いな
ユグドラシルを使うか?
うーん、あれ疲れるんだけどな
というかここの正義馬鹿共に手の内晒したくないんだよな
…………そうだよ、見えなくすりゃいいんだよな
『どうしたムーちゃん、そんなものか!?』
「んなわけねぇだろ!アース・ネイチャー・ビオランテ、囲い、覆い、包み、閉鎖し、封鎖する!!『大樹の檻』!!」
詠唱が終わると同時に俺とアーちゃんを地面から生えてきた大樹のドームが覆い隠す
これで外からは見えない
後は
「アーちゃん、お前さんに敬意を表して俺の本気も見せてやるよ!!ジガン、コラン、ヨルン!!」
足元の召喚陣から三体を召喚し
「融合だ!!」
『『『ショウチ!!』』』
さぁ見せてやるよ!!代行者ムラサメの本気をなぁ!!
「究極樹獣ユグドラシル降臨ってか!!」
『それがお前の本気か、ムーちゃん!!いいねぇ、楽しもうぜ!!』
外界から閉ざされたドームの中で力と力がぶつかり合う
俺が右の拳で殴ればアーちゃんが毒蛇でそれに対応する
アーちゃんが炎を噴けば俺は土の壁で防ぐ
そんな一進一退の攻防を繰り広げていると
『そろそろ決着と行こうぜ!!ムーちゃん!!!!』
「おぉよ!!行くぜアーちゃん!!」
アーちゃんの下半身の竜の口に膨大な魔力が集まり、それに呼応するかのように俺の口に樹王砲の充填が始まる
お互いの魔力が干渉を起こし、ドーム内に雷が起きる
「「これで、終わりだぁぁぁぁ!!」」
「樹王砲発射ぁぁぁぁ!!」
『魔王の咆哮ぉぉぉぉ!!』
お互いの口から絶対的な威力を誇る技がぶつかる
その余波で地面はひび割れ、空気が震える
かなり頑丈に創ったはずのドームにもひびが入る
樹王砲と魔王の咆哮は拮抗していた
しかし、その拮抗が崩れ始める
直後、閃光が走りドームが崩れる
side エヴァンジェリン
ムラサメが創ったドームからとてつもない魔力のぶつかりあいが起き
次の瞬間には光があふれ、ドームが崩れる
「ムラサメっ!!」
崩れたドームの中から一つの影が現れる
どっちだ、どっちなんだ
その影は
ムラサメだった
良かった、ムラサメだ
勝ったのはムラサメだ
アスモデウスはどこに行った?
私はアスモデウスの姿を探すがどこにも見当たらない
どうやら地獄に帰ったようだ
「いや、疲れた。アーちゃん強すぎるわ」
ムラサメはそんな事を言いながらこちらに歩いてくる
すると
「ムラサメ殿、此度の件流石に説明をしていただけますな」
学園長がこちらに歩いてくる
周りの魔法先生共はムラサメを化け物を見るような眼で見ている
「…………わかったよ、説明する。だが今度でいいか?流石に疲れた」
「わかりました、では後日に」
学園長はそれだけ言うと引き下がっていく
タカミチは苦笑しながらついて行く
それにつられるかのように他の魔法先生達も消えていく
「ムラサメ、アスモデウスの事は、その」
私は周りに誰もいない事を確認してから気になっていた事を聞いた
あんなに仲が良かった奴を仕方ないとは言え亡くしたのだ
しかし、ムラサメは意地の悪い笑みを浮かべ
「そのことならいいんだよ、帰るぞエヴァ、茶々丸、チャチャゼロ、ストルズ、夕映」
「?、あぁ」
「はい」
「オウ」
「グル」
「はいです」
ムラサメに促されるままに私たちは家路につく
ムラサメの家についた私達を迎えたのは
「お、帰って来たな。お帰り〜ムーちゃん」
アスモデウスだった
「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ハァァァァァァァァァ)!!!!!????」」」」
なにがどうなってるんだ?
えぇい、説明しろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
いかがでしたか?次回は事後処理というか説明会?イネ○先生助けて!!
魔法ももっと出したかったんですがイカシタものを思いつきませんでした
みんな、オラにアイディアを分けてくれ!!