更新が遅れてすいません。ですがようやく大学関係が一段落なので投稿します
はじめまして、師匠
side ムラサメ
近頃、麻帆良全体が嫌に騒がしい
エヴァに何かあるのか、と聞いたところ何でも近いうちに学園祭があるらしい
ここ麻帆良の学園祭は毎回、自重の二文字を何処かに置き忘れたような祭りを行うことで
有名だ
まぁ、俺には関係ないからいいが
そんな俺だが近頃は暇なのだ
アーちゃんと遊んでいられれば良かったのだが、彼は現在此処にはいない
彼との契約内容は『現世にとどまり続ける事』なのだが、近頃地獄の方で七大魔王の
欠席できない会合があるらしく一旦契約を打ち切って地獄に帰っている
まぁ会合が終わったらまた現世の方に遊びに来たいそうなので一応マーカーの様な物を残して行った
このマーカーはアスモデウスがこちらに来るための目印の様なもので
向こうから合図が会った時に俺が召喚陣を描くことでこちらに来る事が出来るらしい
あ〜、早く帰ってこねぇかな、暇だ〜〜〜〜〜〜〜
そんな時だった
「おい、ムラサメ。お前に客だ」
「客?フェイトか?」
「いや、茶々丸の関係者だ」
茶々丸の関係者?
「ふ〜ん、まぁ通せば?今暇だし」
「わかった」
エヴァはそう言って出て行った
少しするとエヴァと茶々丸、そして中国人っぽい奴が入ってきた
「あ〜、お前さん名前は?」
「超 鈴音ネ。お久しぶり、師匠」
いきなりの爆弾発言だった
「ムゥラァサァメェ〜〜〜〜〜〜、貴様いつの間にまた新しい弟子を作ったんだ?」
おおぅ、エヴァさんに角が見える
だが、今回ばかりは身に覚えがない
「待てエヴァ、俺はコイツを弟子にした覚えはない」
「だが、こいつは現に貴様を師匠と呼んでいるではないか」
「おい、超とかいうの!!俺がお前の師匠ってのはどういうことだ!?簡潔に答えろ」
俺が詰め寄ると超は肩を震わせながら
「ふふ、相変わらずの仲の良さネ。質問の答えとしては『今』の貴方は私の師匠じゃないネ。
『未来』の貴方が私の師匠ネ」
「「は?」」
「う〜んと、要するに私は未来人ネ」
待て、待て、待て
よりにも寄って未来人?
「証拠は?」
「茶々丸がその証拠じゃないかナ?こんなオーバーテクノロジー、幾ら異常の集まる麻帆良とは言え
進み過ぎてるとは思わないカ?」
まぁ確かにそうだな
「よし、お前さんが未来人というのは取りあえず信じよう。それで俺がお前の師匠だって言う証拠は?」
俺が尋ねると超は胸に掛けていたお守りの様な物から何かの種を大事そうに取り出す
「これが証拠だヨ」
それは俺が創った樹で造られたイヤリングだった
まぁ判断できたのは俺の力が少し残っていたからだが
「……確かに俺が造った物と同じだな。ふむ、お前さんが俺の弟子ねぇ」
「信じて貰えたカ?」
「……取り敢えず信じるとしよう。それで未来の弟子(仮定)、俺に何の用だ?挨拶だけをしにきた訳ではないだろう?」
「単刀直入に言うネ、私に力を貸して欲しイ」
「おい、超。もうちょっと詳しく話せ」
エヴァが超に尋ねる
確かに何をするのかもう少し詳しく教えて貰わんとな
「ん〜、私はこの学園祭である行動を起こすネ。それは確実に世界を、人々の意識を変える一手ネ。」
「ようするに?」
「私は世界に魔法の存在を公開する」
「ふーん、中々に面白い事を考える」
さて、どうするか
暇だから力を貸しても良いんだが
「返答ハ?」
「却下で」
そう言うと超はそれを見越していたようで
「まぁ、そう言うと思てたネ。力は貸してくれなくても良いから不干渉だけは約束してくれないカ?
貴方に邪魔をされると成功するものも成功しなくなるネ。そしてもう一つ世界樹の使用許可を」
世界樹を?
一体何をするつもりだ?
「……一つ聞く。世界樹に危害はないな?」
「そこは安心してほしいネ。少し世界樹から力を貸してもらうだけネ。
もし傷つけることがあればこの首を差し出すね」
超はそう言うと手を首に添える
その覚悟は本物だった
俺は世界樹に確認を取る
『ということらしいが、お前は構わないか?』
『私の魔力だけを使うのなら問題はありません。通常は無駄に発光することで消費するのですが
使い方が変わるだけなので許可をどうぞ』
『そうか、なら許可しておくぞ』
『よろしくお願いします』
「……いいだろう、不干渉を約束しよう。世界樹に関しても許可は取った」
「謝謝、師匠。さて次は、エヴァンジェリン貴方に頼みがあるネ」
「む、私にか?私も力を貸しはしないぞ」
「別に構わないネ。貴方には別の用件ネ」
「どういうことだ?」
超はその質問には答えずに俺の方を向き
「師匠、すまないけど席を外してくれないカ?女性だけの秘密の話があるネ」
「……はいよ」
俺は席を立ちその場を去る
その後にあいつ等が何を話していたかは知る由もない
しばらくして帰ると超はすでに居らず居たのは嫌に上機嫌のエヴァと茶々丸達だった
side 超
ふぅ、これで今回の計画で一番神経を使う場面は終わった
エヴァンジェリンからは例のブツを借りる事はできた
残るはネギ坊主一派ネ
こちらに引き込む事が出来れば重畳、出来なければ叩き潰すだけ
油断はしない
この間違いだらけの世界を必ず変えて見せる
side エヴァンジェリン
ふふふ、超の奴中々に良い情報をくれたな
「ゴ主人、ヤケニ御機嫌ジャネェカ」
「む、チャチャゼロか。当然だ、私の目的が叶うかも知れないのだぞ?
これが喜ばずにはいられるか」
「フーン、マァ良カッタジャネェカ」
チャチャゼロは興味を失ったようで、どこからか酒瓶を取り出し飲み始めた
あれ?その酒瓶は私がムラサメから貰ったムラサメ謹製の最高級リキュールじゃないか?
「チャチャゼロ、それは私がムラサメから貰った物じゃないのか?」
「…………」
あ、こいつ明らかに明後日の方向を向きやがった
「き・さ・ま〜〜〜〜〜」
「ダッテヨ、ゴ主人飾ッテルダケナンダゼ?モッタイナイジャネェカ!!」
「楽しみに取っておいたんだ!!」
その後、人形と幼女の喧嘩はムラサメによって投入されたストルズに仲裁されるまで続いた
side ムラサメ
エヴァとチャチャゼロの喧嘩を終えた後、全員で夕食となった
ちなみにエヴァは真祖の再生力でもう完治しているがチャチャゼロは所々にストルズの歯型が残っている
そのストルズは現在俺の隣でモリモリと別荘で獲ってきた食材を食べている
そのまま静かに夕食が続くかと思ったのだが茶々丸が何か言いたい事があるらしい
「あの、マスター・ムラサメさん。少しお話したい事があるのですが」
「む、なんだ?」
「その、私は超さんの計画に参加してもいいでしょうか?」
「どういうことだ?」
「その、超さん達は私の生みの親です。なので出来る事なら手伝ってあげたいのです」
なるほど、というか自らの生みの親の為、ね
随分とまぁ成長して
「別に構わないんじゃないか?それがお前さんの意思であり、感情なんだろう?
ならば反対する理由はない。そうだろエヴァ?」
「まぁ、な。いいぞ茶々丸、行ってこい。……ただし無傷で帰ってこいよ」
「はい、ありがとうございます」
さて、茶々丸が自分で判断して超の側についたか
ふーむ、中々に面白い事になってきた
これは俺も学園祭の方に顔を出してみるのもいいな
3、2、1、ドカーン!!ナゼナニムラサメ!!
ムラサメ(以下、ム)「画面の前のみなさん、おはよう、こんにちは、こんばんは
第二回ナゼナニの時間です。さて早速今回のゲストに登場していただきます。
クラウス・ガードナーさん、どうぞ」
クラウス(以下、ク)「久しぶりだね、ムラサメ殿。何年振りだろうね」
ム「そうだな、大体20〜30といったところだな。まぁ思い出話は今度として早速質問というかなんというかのコーナーに行くぞ」
ク「やれやれ、仕方ないか」
ム「え〜とhakiさんからの質問、と。ユエに対するフェイトの授業は終わったのか、か。答えましょう、終わりました。一応、悪魔襲来までで授業は終わり、フェイトが教えたのは呪文だけのため短かったんだ」
ク「すまないね、あれが作者の限界のようだ」
ム「次はネギ少年の歪みについてだが、それは次回あたりになると思う。
今回は超との邂逅を書く予定だったようだからな。歪みに関して何か違和感があ ればどんどん言ってくれ」
ク「ほう、ネギといえばスプリングフィールドの子かね。あれの親の噂は隠居していた私の耳にも届いていたよ。そうか、歪んでいるのか。まぁそこは我が愛弟子に頑張ってもらうとしようか」
ム「その愛弟子だが現在妖怪って言われてるからな」
ク「・・・・・・嘘だっ」
ム「本当だって、ほれ現在の写真」
ク「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz」
ム「なんかクラウスが凹んでしまったので今回はこの辺で終了とするかぁ。
というか皆もっと何か質問とかどうでもいいことをください!!第二回にしてもうやることがなくなってきてるんです。よろしくお願いします」
ム「さて、次回できればですが次回のゲスト、エヴァンジェリンの衣装のアンケートを取ります。A,アルビレオ謹製例の衣装か、ウサギの着ぐるみか、どちらか好きな方を教えてください。では、今回はこのあたりで終了〜〜〜!」