今回は話自体に大きな動きはありません。
近頃、本当にこの話の作りでいいのか、と不安に思うことがあります。
まぁ、このまま突き進みますけどね。
思考する学園長
side 夕映
まいりました、あの悪魔の一件で私が魔法を使える事知られてしまいました
いえ、それは別に構わなかったのですがアレ以来ネギ先生が…………その、面倒なんです
事あるごとに私に話しかけてきて、魔法の修行がどうとか、師匠は誰か、など聞いてくるんです
ムラサメさん達はネギ先生にこれっぽっちも興味がないし関わりたくない、とも言っていたので
喋る訳にはいきませんし本当にどうしましょう
他にもこれは面倒ではないのですがのどか達も聞いてきますし、私はどうすればいいんでしょうね
そして現在も私はネギ先生に捕まっています
「夕映さん、あなたは誰から魔法をならったんですか?どうやったらあんなに強くなれるんですか?」
矢継ぎ早に聞いてくるネギ先生
まぁどんなに尋ねられても私の答えは決まってるんですが
「すいませんネギ先生、私は質問に答える事はできないんです。師匠に怒られますから」
ネギ先生にこの答えを言うのは何回目でしょうかね、まぁこの愚直さというか執念は認めますが
はぁ……。木乃香さんとかが石化の治療が出来るなら石の息吹を唱えたいです
彼女のアーティファクトは怪我なら治せるようですが、まだ石化は治せないようですからね
ふと、時計を見ると既に時刻は4時を過ぎていた
そろそろ行かないとエヴァンジェリンさんに怒られてしまいますね
「ネギ先生、私は用事があるのでここで失礼します」
私はそれだけ言うと速足でその場を去る事にしました
side ムラサメ
近頃、別荘の方に潜ってなかったから久々に潜って来たんだが、いや参った
奥地の方がさらに進化を遂げていた
本当に自然の力は偉大だね
死ぬかと思ったからな
まぁ、その分見返りはあったがな
新しい食材とかなり面白い植物を見つけた
すでにどういった植物かは理解したからな、これで俺も創る事が出来る
そんなホクホクな感じで家に帰るとストルズが迎えてくれる
そのストルズなんだが近頃成長期のようでバリバリ大きくなってる
今では全長が6mはあるんじゃないか?
う〜む、コレは俺が乗っても大丈夫そうだ
今度、乗せて貰おう
馬鹿な事を考えていると客が来たようだ
玄関の方に向かうとそこには真名がいた
「やぁ久しぶりだねムラサメさん」
「そうだな、まぁ上がれ」
「そうさせて貰うよ」
俺は真名を客間に通し
「それで何の用だ?」
「少しは世間話をさせてくれてもいいんじゃないかい?」
「そんなんはいつでも出来る」
「……それもそうだね。今回の用件は報告だよ」
「報告?なんのだ」
「すでに超から聞いてると思うが、彼女の計画に私も参加する」
「ふーん」
「……それだけかい?」
いや、それ以外どう反応をしろと
「お前さんが何を思って参加するのかは知らん、というかどうでもいい。それはお前さんの意思で
決めた事なんだろう?なら俺が言う事はない。俺は他人の道に意見するつもりは微塵もない。
好きにすればいい」
「…………そうだね。ところでムラサメさんは参加しないのかい?結構面白い事になると思うんだけど」
「しない。俺が動く理由は常に決まってるからな。まぁ例外もあるが……」
「そうだったね。それじゃあ私は帰るよ、それじゃあ」
真名は帰ろうとするが
「待て、待て。折角来たんだ、一つ新作料理の試食をしてくれ」
「……貴方の出す料理は全部美味しかったからね。戴くとするよ」
真名はそう言うと座布団に座る
俺は家の奥から七輪と先程獲ってきた物を持ってくる
「ムラサメさん、それはキノコかい?それともステーキかい?」
「一応キノコだ。地面に生えてたしな、名前はそうだなサーロインキノコってか」
そう言いながら七輪の炭に火を入れサーロインキノコを網の上に乗せる
すると直ぐに肉の匂いが広がる
「コレは本当にキノコかい?」
「キノコだって言ってんだろ。味はサーロインだがカロリーはキノコという素晴らしい食材だ」
良い具合に焼けたのでサーロインキノコを網から上げ皿に載せる
「良い感じだ。ほれ食べてみろ、味付けはそのままでも十分だが塩コショウやポン酢でもいけるはずだ」
真名は俺の勧め通りに、初めは何も付けずに後は塩コショウを付けたりポン酢で食べた
「どうだ?」
「美味しかったよ。これはまた食べたいね、というか貴方の店の物はどれもまた食べたい物ばかりなんだけどね」
「そうかい」
真名はそれだけ言うと立ちあがり帰る準備を始めた
「それじゃあ、私はここで失礼するよ」
「おぅ」
真名はそう言うと出て行った
さて、七輪片づけるか
side 学園長
今年は世界樹の魔力が溢れる年
いつもなら警戒だけで済むのだが、今回は違う
なにやら不穏な空気を感じる
これもネギ君がいるからかの
彼はまるで小説の主人公の如く厄介事に巻き込まれ、それと同じく厄介事を招く
それに近頃怪しい行動をしている超 鈴音の事もある
今年の学園祭は一筋縄ではいきそうにない
ならば今のうちにやれる事をやっておくべきか
まずは魔法関係者の招集と会議
結界の見直し、警備態勢の再確認、各魔法関係者の統制
あげればキリがない
油断はなく万全の準備を整えておくとしよう
問題があるとすれば一部の魔法先生方の暴走といった所
そこはどうしようもない
彼らの思想まで変えることは出来ないのだから
わしに出来るのはせいぜい注意ぐらいのもの
それでも止まらなければ非情と思われようとも切り捨てるのみ
なんとしてでも此度の学園祭、無事に終わらせてみせよう
3、2、1、ドカーン!!なぜなにムラサメ!!
ムラサメ(以下 ム)「おはよう、こんにちは、こんばんは。第三回なぜなにムラサメです。今回のゲストはエヴァンジェリンです。どうぞ」
エヴァンジェリン(以下 エ)「おい、ムラサメ何なんだこの格好は」
ム「いや、何ってウサギの着ぐるみ?」
エ「そんなことはわかってる。私が聞いてるのは何故、私が、こんな格好をしなければならないのか、ということだ」
ム「細かいことはいいじゃないか。可愛いんだし」
エ「そ、そうか?なら仕方ないな。このままでいてやろう」
ム「エヴァが納得したところで質問に答えていきたいと思う。
hakiさん、態々ありがとうございます。今回の質問は『エヴァの目的とは何か』
との事だがエヴァ、目的って?」
エ「そ、それは、その、えーと、真祖にも効く成長薬の作り方というか、未来での私とムラサメの関係というか、えぇい!!これ以上は答えられん!!」
ム「うん、もういいぞ。次の質問は『チャチャゼロのボディをムラサメの作った部品などでチャチャゼロを強化とかしないんですか?エヴァならムラサメとの共同作業とかアレな発想で浮かれてやりだしそうだと思ったんですが』との事だが?」
エ「ムラサメとの共同作業もちろんやりたいに決まっている!!だけどなチャチャゼロが異様に反対するんだ。やはり過去にムラサメによって両腕をクワに改造されたのがトラウマらしい。チャチャゼロさえ納得してくれれば直ぐにやるのに」
ム「そうだな、俺も面白い装備を結構作ってるんだけどな。ということだ。
hakiさん、ありがとう!!では今回はこの辺で」
エ「短くないか?」
ム「やり方が分からなくなってきたんだ。このままこのコーナーを続けるべきか否か、少し考えてくる。それではまた次回」