気がついたらPV500万、ユニークが62万。びっくりです。
これからもこの作品を楽しんでいただけるように頑張ります。
あまりにもだめ過ぎたのでナゼナニシリーズは一端中止とします。
しかし、質問等を送ってくださる方もいらっしゃいますので後書きコーナーではそういった疑問や質問などが来たときに何か書かせて頂きます。
もしくは作者が説明したいときや次回予告などをやりたいと思います。
読みたくない方は本文を読んだら飛ばしてください。なんだかんだで作者はああいった試みが好きなんです。
答える義務はありません
side 明日菜
あの悪魔の襲来からというものネギの焦りが加速してきている
あの時ネギは手も足も出なかった
そんな私達の前に出てきたのは綾瀬さんだった
彼女はあの悪魔を圧倒していた
一体いつの間に魔法を覚えたんだろう
ネギはあれ以来毎日のように綾瀬さんに誰に魔法を教えて貰ったのか聞きに行っている
しかし、綾瀬さんにいつもごまかされている
ネギはそれでも諦めずに聞きに行くが、今のネギの様子は絡繰さんを不意打ち
した時に近い感じだ
このままじゃまた暴走しちゃうんじゃないだろうか
どうしよう、いっその事私が聞いてみようか
うーん、こんなに考えるのは私の仕事じゃないんだけどなぁ
どうしたものかしら
「なぁ明日菜、さっきから何をウンウン言ってるん?」
「あ、木乃香。そのネギの事で、ちょっとね」
「あ〜、ネギ君な。近頃なんや様子がおかしいからなぁ」
「そうなのよ。まぁ原因は分かってるんだけどね」
私がそう言うと木乃香も原因には気がついてるようで
「やっぱり夕映のことやろか」
と言った
「まぁそうでしょうね。まったく何で私がこんなに悩まなきゃならないのよ」
「まぁまぁ、夕映のことは今度図書館探検部の時にでも聞いてみるわ」
「うん、お願いね。私はネギが暴走しないように注意しておくから。
まったくもうすぐ学園祭だって言うのになんでこんなに悩まなきゃならないのよ」
「そうやねぇ、といってもうちのクラスはまだ出し物すら決まってないんやけどね」
そうなのよねぇ、早い事決めないと後で大変な事になるからね
「じゃあ綾瀬さんの事は任せたわ。私はネギをシャッキリさせてみるわ」
「……参考までに聞くんやけどどうやって?」
「…………これで?」
私はそう言って握りこぶしを木乃香に見せると彼女は明日菜らしいなぁ、と言いながら笑った
………………失礼ね
side ネギ
あれから何度か綾瀬さんに聞きに行ってるんだけど一向に答えて貰えない
でも諦める事は出来ない
だって今まで魔法を知らなかった綾瀬さんがあんなに強くなってるんだ
僕もその人に教わればきっと強くなれるに違いない
問題は綾瀬さんが答えてくれる気配がないという事
はぁ…どうしよう
いっその事読心術でも使おうかな
そんな事を考えていると
「なぁにをウジウジしとるんやネギ!!」
小太郎君がやってきた
小太郎君はあれ以来麻帆良に残っている
なんでも学園長先生にお願いしたとかで
それ以来、僕は小太郎君とも修行をしている
「小太郎君、ちょっと考え事をしてて」
「まぁたあのちっこい姉ちゃんの事か。いい加減諦めたらどうや、答えてくれんのやろ?」
「それは…………。それでも知りたいんだ、僕は強くなりたい」
「その気持ちはわからんでもないけど、いい加減にせんとあの姉ちゃんもキレるかもしれへんで?」
「うぅ、でも…………」
「あぁまだるっこしい!!なんなら今から後でもつけりゃいいやろ!!行くで、ネギ!!」
そう言って小太郎君は僕の腕を掴んで引っ張っていく
side 夕映
今日はエヴァンジェリンさんと一緒にムラサメさんの所に向かっています
ちなみに茶々丸さんは超さんの所で何か用事があるらしく今日はいません
すると
「おい、気付いてるか」
とエヴァンジェリンさんが言ってきました
「……えぇまぁ。というか何をやってるんですかね」
そう、今私たちの後ろにはネギ先生と小太郎とかいう人がいるんです
おそらくは私達をつけているんでしょう
「はぁ、あの坊やは何が目的なんだ」
「私が誰から魔法を教わったかを知りたいそうです。あわよくば自分も教えて貰おうと思ってるのでは?」
「………本当に面倒な坊やだ。ムラサメの事を知られる訳にはいかないな。あの坊やの事だ、ムラサメや私がお前の師匠と言う事を知れば証書の事など無視して来るだろうからな」
「なんとか諦めて貰えないでしょうか」
本当にうんざりして来るです
私がキレるという事は考えてないんでしょうか
あぁ、冥府の石柱で潰してしまいたいです
「綾瀬、顔が物騒になってるぞ」
「……すいません」
「いや気持ちは分からんでもないがな」
「それでどうしましょう。このままではムラサメさんの所に行けません」
「しょうがない、綾瀬今から別行動だ。私は先に家に戻っている。お前は適当に撒いたら
私の家に来い。その後転移陣で移動するぞ」
そう言ってエヴァンジェリンさんは先に行ってしまいました
丸投げですか、そうですか
さて、どうしましょうか
こんなことならムラサメさんに転位札を貰っておくべきでした
というか何で私が遠慮をしなければならないんですか
段々とイライラしてきましたね
そうです、もうここでケリをつけるです
私はそう決めると後ろを振り向き
「ネギ先生、いい加減にしてくれませんか?流石に生徒をストーキングするのは教師として
どうかと思うんですけど?」
私がそう言うとネギ先生達が出てきました
「あの、その綾瀬さん」
「なんですか、ストーキング教師さん」
「あぅ、これはその」
しどろもどろと何か言っていますが聞こえません
すると一緒にいた小太郎とかいう子が
「なぁ姉ちゃん、あんた誰に魔法とか習ったんや?それだけが知りたいんや」
聞いてきましたが
「答える義務はありません」
「そこを何とか教えてくれへんか?じゃないとネギがいつまでもウジウジしたままなんや」
なんですか、その理由は
なんで私がそんな事を気にしなければならないんです
勝手にウジウジしていて下さいです
「何度でも言いますが私は答えるつもりはありません。では私は失礼します」
「ま、待ってください!!どうしても答えては貰えまえんか?」
「くどいです」
そういうとネギ先生は携帯用の杖を取り出しました
「……ネギ先生、生徒に杖を向けますか?なら覚悟をしてください。貴方が少しでも詠唱をすれば
私は正当防衛を行うです」
私もムラサメさんからいただいた指輪に魔力を通し始める
両者の間に不穏な空気が流れる
そして、ネギ先生が動こうとした時
「二人とも、そこまでだ」
高畑先生がやってきた
「ネギ君、生徒に対し魔法を行使しようとしたのは何故かな?」
「そ、それは……」
「こいつはそこの姉ちゃんの師匠を知りたいだけや。でも姉ちゃんが答えてくれんから
こうなった」
ネギ先生の代わりに小太郎が答えると高畑先生は大きく溜息をついた
「…………綾瀬君、君は答えるつもりはないんだね?」
「ありません。師匠からも口止めされてますから」
「わかった、綾瀬君は帰っていいよ」
「はい」
やれやれ、ようやく解放ですか
まぁ高畑先生が出てきたという事はもう大丈夫ですかね
さて、エヴァンジェリンさんの家に行くとするです
あ、その前に釘を刺しといたほうがいいですね
「……ネギ先生、私は貴方が何を言おうとも何をしようとも話すつもりはありませんし、関わるつもりもありません。
ですが、のどかを泣かせるような事があれば私は貴方の敵です」
後ろの方でネギ先生が何か言ってますが聞こえません
side 学園長
「さてネギ君、何故此処に呼ばれたか分かるかの?」
わしがそう言うとネギ君は俯いてしまった
どうやら理解はしとるようじゃの
ここでわしが理由を話すのは容易い
しかしそれでは彼の成長とはならん
「……ネギ・スプリングフィールド。答えるのじゃ」
「あ、そ、それは僕が生徒に対して杖を向け魔法を行使しようとしたから……です」
「そうじゃ、如何なる理由があろうとも今の君は教師、聖職者じゃ。生徒に危害を与えるは言語道断。
これ以降こういった行動はしない様に」
「…………はい」
「次じゃ、君が近頃焦っておるのは分かっておる。何故じゃ?」
これも遠見の魔法で見ておったから知っているが自分の口で言わせる事に意味がある
この子はこういった事を自分の心に溜めていくばかりで吐きだすということはしない
故に暴走を起こす
ならば無理やりにでもソレを吐きださせてガス抜きをしてやる
「…………あの時、悪魔がやってきた時僕は何も出来なかったんです。なのに綾瀬さんは、今まで一般人だった
筈の綾瀬さんは悪魔を簡単に倒してしまった。僕のやってきた事はなんだったんだろう、って思いました。
それで思いついたんです、綾瀬さんに魔法を教えた人に教われば僕も強くなれるんじゃないかって」
これは重傷じゃな、さてどうしたものか
ムラサメ殿の事を教える訳にはいかん
しかし放っておけばまた暴走するは必定
わしが考えるにネギ君に足りないのは経験
神多羅木君に頼んで修行を魔法の使い方から実戦形式に変更してもらうとしよう
「……ネギ君、君の気持は分かった。わしの方から神多羅木君に頼んで修行を変えて貰おう。
後はこれ以降綾瀬君に聞きに行くのも無しじゃ、よいな」
「はい、でも、それで僕は本当に強くなれるんですか?」
「それは君次第じゃ。では退出してよろしい」
「……失礼しました」
はぁ、頭が痛いわい
強さというのは一朝一夕で手に入るものではない
彼はそれを理解しておらん
まぁ綾瀬君の件があるが、あれはムラサメ殿が関わっておる
わしでは到底思いつかん方法で彼女を鍛えたのだろう
さて、いつまでもネギ君に構っている暇はない
わしらには守るべきものがあるのだから
これから強くなれるかは先程言った通り彼次第
ここで潰れるようなら、彼はそこまでの器
個人的には立ちあがってもらいたいものじゃ
期待はさせてもらうぞ、ネギ君
なんだか夕映がどんどん魔改造というか原作からかけ離れた存在へとなっている。
まぁそうなるように書いたんですが・・・・・・・・
そろそろ正義馬鹿VSムラサメでも書こうかな、と思います
ではまた次回
ここからは質問が来たのでそれに答えます。(飛ばしても一向に問題ありません)
hakiさんからの質問です
『茶々丸orチャチャゼロに質問です。昔エヴァがムラサメにアプローチしようとして失敗とかエヴァの黒歴史的なのがあったら教えてください。』
茶々丸「マスターの黒歴史ですか。・・・・・・多すぎて困りますね、とりあえず姉さんに答えてもらいましょう」
チャチャゼロ「ケケケ、ゴ主人ノ一番古イ失敗談ハ300年前、ムラサメノ野郎ヲデートニ誘オウトシタンダガ、ソコデ思イ切リ舌ヲ噛ンデ余リノ痛サニノタウチマワッタ挙句、転ンデテーブルノ角ニ頭ヲブツケテ二日間寝込ンダッテ所ダナ」
茶々丸「マスター、おいたわしや。・・・・・・あ、マスターがこっちに走ってきます。気付かれたようなので今回はこの辺で失礼します」