評価が10000を超えました!!・・・・・・まじか
ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるよう頑張ります
これが新しいボディーよ!!
side エヴァンジェリン
今、坊やのクラス、要は私が所属しているクラスは学園祭の出し物を何にするかで議論している
それはもう凄い勢いでだ
各々が自らの本能に忠実すぎて一向に意見が纏まらないのだ
勿論私は参加していない
当然だろう?なんで私が、永き時を生きた吸血姫がこんな事に一生懸命にならないといけないのだ
「マスター、参加しないのですか?」
「茶々丸何を馬鹿な事を言っているんだ、こんな事に参加するぐらいならムラサメの畑仕事を
手伝っている方がマシだ」
「では帰りますか?」
「そうするか、今ならほとんどの奴らが議論に熱中しているようだから気付かれないだろう」
私は茶々丸を連れ、帰ろうとした時
「皆さん、落ち着いてください!!出し物が決まっていないのはウチだけなんですよ、早く決めてしまいましょう!!」
坊やがそう叫んだ
ほぅ、魔法使いとしては駄目駄目だが教師としては中々板についてきたじゃないか
くくく、このまま魔法使い廃業した方がいいんじゃないか?
「それでは、今出ている案の中から多数決を取ります。一人一回手を上げて下さい」
「帰る機会を逃しましたね」
「言うな……」
その後の多数決の結果、出し物はお化け屋敷と決まった
まぁどうでもいいがな
「さて、出し物も決まったようだから帰るぞ」
「あ、マスター。すみませんが今日は超さんの所に寄らなければならないんです」
「む、そうか。余り遅くなるなよ?」
「はい」
超の計画、どう転ぶかは知らんが私は観客席から楽しませてもらうとしよう
まぁ茶々丸が傷でも負ったものなら私は傷つけた奴を決して許さんがな
side 茶々丸
マスターと別れた後超さん達の研究所へと赴いた私は前から葉加瀬さんに提案されていた新ボディー
へと変更することとしました
「それでは葉加瀬さん、よろしくお願いします」
「まかせといて!それにしてもエヴァンジェリンさんに貴方を預けたのは正解だったね。
ありとあらゆる経験を積ませる事が出来たわ。これを流用すれば貴方の姉妹達の役に立つわ」
「私の姉妹ですか?」
「そう、学園祭でちょっと動いてもらおうと思っててね。あぁ安心して、危ない目には会わせないから」
葉加瀬さんはそう言いながら笑っていました
私の姉妹……
以前の私なら機械に姉妹など、と判断し興味はわかなかったでしょう
しかし、今は姉妹が出来ると聞くと純粋に嬉しいと感じます
これは私が進化したという事でしょうか
すると
「…………あれ?なんだろう、これ?」
「葉加瀬さん、どうかしましたか?」
「貴方の稼働記録を見てたんだけど、そこに原因不明の熱上昇が何件か起きてるのよ」
それを言われた瞬間に私の脳裏に浮かぶのはムラサメさんとの会話
そう言えばムラサメさんと会話していると熱暴走を起こしかけていましたね
「あ、まただ。茶々丸何を考えてたの?」
「い、いえ。何でもありません、本当ですよ?」
「ふ〜〜ん」
葉加瀬さんはニヤニヤしながら作業を続けます
これは話題を変えなければ不利です
そうです、これは逃げではありません。戦略です!!
「葉加瀬さん、新ボディーというのは今のと比べて何が違うんですか?」
「(逃げたね)まぁ全体のスペック上昇は言わずもがな、後は演算能力の強化
そして、なによりも特筆すべきがこの外観!!!」
そう叫んで見せられたのは、今の関節部分などがまるっきり機械ではなく
見た感じは完全に人間の体だった
「葉加瀬さん、これは?」
「ふふふ、よく聞いてくれた。このボディーは私と超さんが苦心の末に開発した人工皮膚を使用しているんだよ、勿論医療にも使える優れもの。外観は完全に人間だね、よかったね茶々丸!!」
サムズアップをしながらそう言ってくる葉加瀬さん
「色々と言いたい事はありますが有難うございます。では早速作業をお願いします」
「わかった、ぱぱっと終わらせちゃうね」
私は葉加瀬さんの言葉を聞きながら自分の機能を一時的にシャットダウンしました
side 超
「葉加瀬、作業の方はどうかナ?」
「問題ありませんよ、茶々丸の方はもう終わります」
「そうカ、ならこっちを手伝ってくれないカ?」
私は葉加瀬にそう言いながらコントロールパネルを操作する
すると床にある扉がスライドしながら開き、中から五つの円柱状の容器が出てくる
容器にはそれぞれ『壱』『弐』『参』『四』『伍』と書かれており中には人型のナニカが入っていた
「いつ見ても凄いですね、この『樹機人』は。私も田中さんには自信を持っていますがこれとは比べられません」
『樹機人』と呼ばれたソレ等は容器の中をただ浮いているだけなのだが圧倒的な存在感を感じる
ソレ等は樹木と機械、自然と人工、相反するはずの二つが合わさった者である
私は容器に浮かぶ彼等を見ながら思う
自分も退けない所まで来たものだ、と
本来自分は機械科学が専門であり、ロボットは造る事は出来るが生命を創る事は出来ない
目の前の『樹機人』は自分一人の力で創った訳ではない
この時代に来る前に師匠に頼みこんで樹獣の種を六つだけ貰ったのだ
その内の五つを使い私は彼等を創った
彼等を創る上で私は樹木と機械の融合の架け橋として自分の血を使用している
自然と人工、この二つを繋ぐには人間が一番だろうと考えたからだ
言うなれば彼等は私の子供と言えるのかもしれない
まったく、まだ中学生の身だというのに五つ子の母とは
我ながら酔狂な事をしている
だが、やらなければならない
この時代は『転換点』だ
計画を失敗させる訳にはいかない
失敗すれば待っているのは悲惨な未来
私の大事な家族である『三人』の為にも失敗は許されない
覚悟するといい、『正義』と言う名の妄言の上に胡坐をかきつづけた魔法使い共
お前達の『正義』を私は認めない
「______超さん?」
「っ、ドウシタ?」
「いえ、何か思いつめているような顔でしたので」
「大丈夫だヨ、何でもないヨ」
「そうですか……。何か悩んでるなら相談してくださいね、私達は友達で『共犯者』なんですから」
「ハハ、そうだたネ。さぁ準備を進めよウ」
「はい!!」
全ては未来の為に…………
ようやく茶々丸の体が変わりました。後、今回出した樹機人、学園祭で暴れます。
では質問コーナーです
まずは慈円さんから
『旧世界でも代行者として、活動しているのでしょうか?』
ムラサメ『していない、こっちは自然保護団体とか色々動いてるからな。
それに戦争も大体が都市戦だからな、俺は介入していない』
続いてゴンゴロさんからです
『自分達を絶対なる正義であり、正義の為なら自然や星を滅ぼそうが全て許されると思っている、メガロメセンブリア自体をムラサメさんと魔王アスモデウスさんと協力しこの世から滅ぼすという選択は有りませんか?』
ムラサメ「それは今のところはないな、一応人間がいるから守られている自然もあるからな、まぁ調子に乗りすぎればそれをやるのもヤブサカではないが」
次は黒羽さんからです
『エヴァの捕獲レベルが出て気になったのですが、ムラサメとアスモデウス、あとネギの捕獲レベルは大体どのくらいでしょうか?
ムラサメは全人類を相手にしても一人で勝てそうな気がするけど...核攻撃には耐えられますか?』
エヴァンジェリン「・・・・・・ムラサメとアスモデウスは計測不能だ。
トリコでいうのなら美食神アカシアレベルだな。坊やはまぁ、その大体21位だな。」
ムラサメ「俺は大地の種が一欠けら残ってれば再生できるからな、核でどうなるかは正直わからん」
エヴァ「誰が勝てるんだろうな」
ムラサメ「さぁ?」
最後にhakiさんからです
『たとえば吸血鬼に見えなくて思いっきりからかわれたとか子ども扱いされたみたいなエピソードとかあったら教えてください。』
エヴァ「・・・・・・いやだ、答えたくない」
チャチャゼロ「ケケケ、俺ガ代ワリニ答エテヤルゼ。今カラ30年グライ前ノコトダ、麻帆良ニハ一人ノ老魔法使イガイテナ、ソイツ御主人ヲ見タラスカサズ飴ヲ取リ出シテコウ言ッタンダ『嬢ちゃん、パパやママはどこ?迷子なの?』ッテナ!」
エヴァ「それ以上しゃべるなーーーーーーー!!」
以上、質問コーナーでした。皆さんありがとうございました
続いて、黒歴史コーナー!!
今回はアストラさんからのお題です。他の方のネタはまた別の機会に使わせていただきます。たとえば番外とか
茶々丸「そういえばこの前ムラサメさんの布団を干しに行こうとした時、ムラサメさんの部屋で音がしたんです。ムラサメさんは外で畑仕事をしているし何事だろうと部屋のドアをそっと開けるとそこには・・・・」
エヴァ「わーーーーーー!!それ以上言うな、言わないでくれ!!」
ムラサメ「チャチャゼロ、静かにさせろ。聞こえん」
チャチャゼロ「アイサー」
エヴァ「むが、やめろ、言わないでぇーーーーーー」
茶々丸「(マスター可愛いですね)そこにはムラサメさんの布団に顔を当ててすごく幸せそうなマスターがいたんです」
ムラサメ「エヴァ、お前」
チャチャゼロ「御主人、ソレハチョット・・・・・・」
エヴァ「うわぁぁぁぁぁ!!見るな、そんな目で私を見るなぁぁぁぁぁぁぁ!!」