今回は皆さんお待ちかね??の夕映の仮契約話です。
段々とシリアスにできたらな、と思いますが作者ではシリアルが限界かもしれません。後、今のうちに言っておきます、超の設定かなりいじります、もう原作のげの字も残りません。それを了承したうえで学園祭編を読んでください。
逃げ場はなかったんです
side ムラサメ
『ただ今から麻帆良学園祭開催です!!皆さん楽しんでください!!』
今麻帆良学園都市では学園祭が催されているようだが俺には関係がない
故に思う事はただ一つ、近所迷惑だ馬鹿野郎!!
確か学園祭は三日間行われるんだよな
その間ずっと俺は耐えねばならんのか
まぁいいか、さて畑の野菜が俺を待っている!!
俺が立ちあがり畑に向かおうとした時
「ムラサメ、いるか?」
エヴァがやってきた
しかも何か企むというか、なんか嫌な予感しかしない顔だ
「何か用か?」
「なに少し頼みがあってな」
エヴァが俺に頼み?
「嫌な予感しかしないが一応聞こう」
「学園祭に遊びに行かないか?」
「却下」
「即答か、少しは考えろ」
「だって面倒だし」
俺がそう言うとエヴァは
「わ、わわ私とデ、デートだぞ?それを面倒で終わらせるのか?」
少し涙目だった
ぐっ、それはズルくはないか
家族に涙目されれば断りずれぇ
「はぁ〜〜、わかったよ。行きますよ」
「よし、じゃあ行くか!!」
あ、こいつ嘘泣きだった
まったくいつからこんな子になっちゃったんだろうなぁ
昔のジガン達を見て普通に泣いていたあの頃のエヴァはどこへやら
side エヴァンジェリン
よし、ムラサメを山から連れ出すのは成功した
ふふふ〜、デートだ、デート
まずは何処から回るか
超が行動を起こすまではまだ時間はあるしな
それまでは普通に楽しむとしよう
それにしても綾瀬め、折角私がお膳立てをしてムラサメと仮契約させようと思ったのに
直前で逃げ出しおって
これでは便乗してムラサメにキスをする作戦がご破算じゃないか
まったく何処で油を売っているのやら
「エヴァ、何処に行くんだ?」
「さぁ?いいじゃないか適当に歩くのも」
「まぁいいけどよ」
普段はつまらない学園、だがムラサメと歩くだけで心が躍る
私は断言できる、これが幸せだと
このままが続けばいい、と
「お、そこのお父さん、娘さんの為にも綿あめ買わないかい?」
「お父さん?……俺の事か?」
「そうそう、うちの綿あめは最高だよ!!一つ300円だが娘さんが可愛いから200円にまけちゃうよ!!」
「(娘?誰の事だ?あぁエヴァか)……二つ貰おう」
「毎度!!」
前言撤回だ!!!!!
早急に成長薬を完成させてやる!!!!!
まったく何処をどう見たら私とムラサメが親子に見えるのだ
何処からどう見ても仲睦まじい恋人じゃないか!!
side 夕映
今、のどかはピンチに追い込まれている
いや正確には私もなんですが
私とのどかは現在親友であるパルこと早乙女ハルナに捕まっていた
のどかはどうやってネギ先生と学園祭を回るか考えていた時
私はムラサメさんとの仮契約をすることとなったのだが途中で恥ずかしくなって
どうしようか悩んでいた時に捕まった
「ハルナ、何の用ですか?」
「ぬっふふふふ、そんな態度を取っちゃってもいいのかなぁ?」
なんでしょうか、ハルナに対して何かした覚えはないのですが
「私、知っちゃったのよ。魔法のこ・と」
「えぇ!!」
のどか、その反応はアウトです
あぁほらハルナの顔が悪役の顔になってます
「まったく二人とも冷たいよね。こんな面白そうな漫画のネタになりそうな事を
親友の私に黙ってるなんてさ」
「あうう、ハルナ〜、魔法の事は秘密にしてね?」
「わかってるって、私も馬鹿じゃないからさ。ただし私ものどかが持ってるような不思議アイテム
が欲しいなぁ。どうやって手に入れるの?」
……ハルナは完全に面白そうだからという理由で魔法に関わろうとしている
最初は私もそうだったから強くは言えないですが
まずい傾向です
まぁ、ハルナは主にのどかに質問しているから仮契約するならあのストーキ、んん、ネギ先生でしょう
なら構わないと思ってしまう私は薄情なんでしょうか?
まぁのどかが危険に陥ったなら助けますけど
今のうちに逃げようとしたのですが
「ん〜?どこに行くのかなぁ?」
無理でした
「ちょっと其処まで」
まずい、このままでは私の命が
ムラサメさんは基本不干渉の人
もし干渉すれば命は無い
そして情報を教えた私も同じ末路を……
それは嫌です!!
「夕映〜、一人で逃げないでよぉ」
「のどか、すいません。私は貴方の事を親友だと思っています。ですが逃げる私を許して下さい」
私はムラサメさんに頼んで貰っていた転位札を起動する
ちなみにこの札の転位先はムラサメさんの家近くに設定されている
これは戦略的撤退です
side ムラサメ
エヴァが不機嫌になったので取り敢えず家に戻ってきた
その時、目の前に転移陣が現れ、中から縛られた夕映が出てきた
「「…………」」
「夕映、人の趣味にとやかく言うつもりはないが」
「違うです!!!」
必死になって先程までの状況を説明する夕映
すると不貞寝していたエヴァがふらりと現れ
「あ〜や〜せ〜」
「え、エヴァンジェリンさん?」
「ムラサメと仮契約しろ。そして私の為の礎となれ」
なんか無茶苦茶言ってた
「いきなりですか!?ムラサメさんも嫌ですよね!?ね!?」
俺は一人関わらない様にストルズのブラッシングをしていたのだが
エヴァに捕まった
「さぁ、契約陣は書いたぞ」
「まぁいいか、ほれ夕映血出せ」
俺は自分の指を少し切り、契約陣に入る
夕映はまだ迷っているようだったがエヴァが何かを話し始める
「おい、綾瀬。このままでは血の交換という味気のない仮契約で終了してしまうぞ。
それでいいのか?いやよくない。主に私の為にキスして来い」
「っむむむむ無理です!!」
「えぇいまどろっこしい」
「エヴァンジェリンさん、何を」
「綾瀬、選べ。私に無理やりキスさせられるか自分でキスをするか」
後日、夕映は語った
あれは逃げ場なんてなかったんです、と
「む、ムラサメさん!!」
「早く終わらせようぜ、ホレ血」
「ごめんなさいです!!断りきれないんです!!」
そういって夕映はキスをしてくる
はぁ、後ろの方でエヴァがなんかガッツポーズとってるからそれが関連してるんだろうなぁ
そんなことを思いながら仮契約は終了した
「さて夕映、どんなのが出来た?」
「これです」
名前 綾瀬 夕映
称号 大樹の巫女
色調 新緑
徳性 友愛
方位 北
星辰性 水星
アーティファクト 大地母神の片眼鏡(キュべレイモノクル)
「大樹の巫女ねぇ、まぁそこはどうでもいいや。アーティファクトを出してみろ」
「はい、アデアット」
すると夕映の右目に片眼鏡が現れた
「……これは」
「なんかわかったか?」
「はい、これはこのアーティファクトを通して見た物の本質を見極める物です」
「よくわからんな。ようするに見ればそれがどんな物かが分かる、ということか」
「おそらくはそうです」
これは便利じゃないか?
こいつがあれば別荘の不可思議ナマモノ達をいちいち毒見しなくてもいい
それに夕映もかなり戦えるようになっているから足手まといにもならんだろうしな
くくく、これで別荘の調査が進む
あれ?俺夕映を俺の別荘に連れて行った事あったけ?
「おい、ムラサメ!!こっちを向け!!」
エヴァがなんか言ってんなぁ
「なんだよエヴァ」
「私とも仮契約しろ」
「いや、もうしてるじゃん」
「もう一度だ、今度はお前が主で私が従者だ」
「今度な」
「今度っていつだ!!」
「俺は早く夕映を俺の別荘に連れて調査に行きたいんだ。今度な今度」
「ムラサメさんの別荘?エヴァンジェリンさんのあれと同じ感じですか?」
「おい、私の別荘をこいつの人外魔境と一緒にするな」
人外魔境とは失礼な、ただちょぉぉっと凶暴な奴等がいるだけじゃないか
取り敢えずエヴァとの再度の仮契約は有耶無耶となったとだけ言っておこう
まぁエヴァの目が時々獲物を狙う狼の目になってるがそこはしょうがない
どうでしたか?エヴァの仮契約は今度にしました。理由としては単に書けなかっただけです。すいません。
夕映のパクティオーカード説明をさせていただきます。
称号は言わずもがなムラサメの弟子だからです。
色調にしても同じ理由でこうしました
徳性に関しては原作通り「知恵」でも良かったんですがこの作品の夕映はのどかという親友がいる日常を覚悟の基盤としているため「友愛」としました
星辰性としてはムラサメを地球としたため近い方がいいかな、と思い水星にしました
最後にアーティファクトの説明です。
名前「大地母神の片眼鏡(キュべレイモノクル)」ですがこれは夕映の右目に装着され、これを通して見たものの本質を一瞬で理解できます。故に呪いならその構成を、幻影ならば本物を見極めます。そのほかにも本編の方で書いているように見たものを理解できるため図鑑の役目も果たせます。他にももう一つ隠し機能がありますがそれはお楽しみにしてください。まぁアーティファクト名から推測することができるかもしれませんね。・・・・・なにこのアーティファクトふざけてるの?
byグリーンなフィールド嬢
さて、次回からまた学園祭に戻りますがここでアンケートというかなんというかです。楓にアイスジャガー、ムラサメにバトルウルフといますので今度夕映を別荘に放り込む時に夕映にもペット兼前衛のような動物をつけたいな、と考えております。まぁまだ予定は未定ですが、もしもつけるならどんな動物がいいですか?
もちろんトリコじゃなくてもいいですよ?だってムラサメの別荘は人間以外のパラダイスですから!!!
今回は黒歴史はお休みです。代わりに今日のフェイト組を書きます。もちろん飛ばしても何の問題もありません
フェイト「ふぅ相変わらず彼のコーヒー豆は最高だね」
調「そうですねフェイト様。さすがかみさまのコーヒーです。いうなればかみさま印のコーヒー!!」
フェイト「しかし、このネーミングだけはいただけないね。ユグドラマウンテン改って改がついただけじゃないか」
調「フェイト様?かみさまのネーミングセンスに文句があるんですか?」
フェイト「いやだって改がついただけだよ?」
調「フェ・イ・ト・様?」
フェイト「なんて最高なネーミングセンスなんだろうね!!さすがは大地創造だよ!!だから調、その木の精霊達を下げてくれないかい?」
調「かみさま!!ブリジットはやりましたよーーーーーー!!」
フェイト「どうしてこんな子になっちゃたんだろうね・・・・・・。ハァ」