そんな訳で投稿です。今回は夕映のパートナーというかなんというかが登場です。
では、どうぞ
この可愛さ犯罪級
side ネギ
学園祭かぁ、そういえば僕こういった行事に参加するのは初めてだなぁ
折角だから楽しみたい気もするけれどやっぱり修行の方が大事かなぁ
う〜ん、どうしよう
「おい、ネギ!!何をボケッとしとるんや。遊びに行こうや」
「あ、小太郎君。でも修行が……」
「ネギお前馬鹿やろ?なんで祭りの時にまで修行なんや?一人前はそこらへんの切り替えも出来んと
話にならんで?」
「そ、そうなの?」
「そうや。それに俺と一緒に修行して、後あの神多羅木とかいうオッサンとの修行もして結構力は
あがっとるはずや。それを確かめるためにも祭りを楽しもうや」
どうして力試しがお祭りに参加する事になるんだろう?
それが顔に出ていたのか小太郎君はニヤッと笑い一枚の紙を取り出した
そこには
『来れ、強者共!!麻帆良武闘祭開催!!』
と書かれていた
「麻帆良武闘祭?」
「そや、これに参加してみようや」
うーん、良い機会なのかな?
どうしようかな、一応明日菜さん達にも聞いてみようかな
「それに優勝賞品が凄いんや!!」
小太郎君の話はまだ続いていた
「なんと、優勝者には主催者からドエライ物が貰えるらしいで!!」
「ドエライ物?」
「うーん、明記はされてないんやけど何でも主催者の全力を持って優勝者の願いを叶えるとか、なんとか」
なんでも願いを、かぁ
流石に父さんに会わせて欲しいっていうのは無理だろうけど願いを何でもかぁ
ちょっと興味が出てきたかも
「うん、僕も参加することにするよ」
「本当か!?よしよし、俺とお前で一位と二位を総どりや!!」
「うん!!あ、それでエントリーはいつからなの?」
「えーと、二日目やから明日やな」
「そっか」
「じゃあ明日までは遊ぶとしようや!!」
「そうだね」
僕は小太郎君と別れて、祭りを楽しむことにした
まぁその後に宮崎さん達に会って一緒に遊ぶ事にしました
side 超
「カウントスタート3,2,1,0。樹機人壱号覚醒を確認」
私の目の前にあるポッドから樹機人達が、私の子供達が目覚めた
「気分はどう?壱号」
「問題ありません。いつでも動けます」
「それは良かっタ。まぁ貴方達に動いてもらうのは明後日だけどネ。それまでは自由にしていてイイヨ」
「自由に、ですか?」
「そう、自由に。私は確かに貴方達を造っタ。一応計画の為に働いては貰うケドそれ以外は自由ダヨ」
「しかし自由と言われましても」
壱号の疑問はもっともだ
この子は今覚醒したばかり、故にまだ完全な自意識というものは存在していない
私がこの子たちを造ったのは計画の為の駒というだけではない
それ以外にも理由があった
いや、もしかしたらそっちの方が本当の理由なのかもしれない
そう、私がこの子たちに望むのは……いや、それは今考える必要は無い
今は未来を変える、それだけを考えよう
「壱号、それを考えるのも必要だヨ。他の兄弟が目覚めるまではそれを考えているといいヨ」
「……わかりました。〇〇」
壱号はそう言うと、私が用意した彼の部屋へ向かっていった
「…………〇〇か、実際に言われると中々にこそばゆいネ。
さて、時間跳躍システムの調整でもするかな。この時代に来た時の衝撃で壊れてしまったからネ」
私が後やる事といったらそれぐらいのものだ
田中さんシリーズ、茶々丸シスターズの準備は完了しているし
仲間への作戦通達も完了している
後は最終日を待つだけ
……いや、そういえば明日は私が主催する武闘祭があったな
あれは単なるデコイ、そしてデモンストレーション
主催者だから一応出なければならないが、それも明日の事
ならば時間跳躍システムの調整が終わったら師匠とエヴァンジェリンの顔を見に行こうか
この時代の『二人』を見ておくのも悪くない
side 夕映
「…ムラサメさん」
「なんだ?」
「ここはどこですか?」
「俺の別荘の大樹海」
「…なんで私はここにいるんでしょうか?先程まで私は貴方の特製デザートを楽しんでいた筈なんですが」
「俺が転位させたから」
「……最後に言って良いですか?」
「いいぞ」
「………なんなんですかーーーーー!!このTHE☆人外魔境はーーーーーーーーー!!!!!!」
「グチャリもあるよ☆」
嬉しくないです
というかなんですか、その人の心を不安に駆り立てる言葉は!!
「勿論、其処らにいる獣がお前さんを喰う音」
「いやぁぁぁぁ!!」
落ち着くのです、綾瀬夕映。こう言う時は素数を数えろ、とおじいちゃんも言ってたです
1、2、3、5、7…………あ、1は素数じゃないです
「落ち着け、今回お前さんをこっちに連れてきたのには理由がある」
「理由ですか?」
「そうだ、お前さんのアーティファクトの能力を頼りたいんだ」
私のアーティファクト『大地母神の片眼鏡』の力を
「わかりました、それで何をすればいいんですか?」
「なに、俺と一緒に別荘を回って此処にある動植物を調べて貰いたいんだ。そろそろレストランの方に
新しいメニューを加えたいんだが如何せん此処の動植物は独自の進化を遂げているから食えるかどうか判断がつかないんだ」
なるほど、そういう事でしたか
「ではアデアット」
私の右目に片眼鏡が現れ、周りの動植物を見ると情報が浮かび上がってくる
「どうだ?ここの奴等の情報も出てくるか?」
「はい、大丈夫です」
「ならいい、じゃ行くぞ」
「はい」
その後はムラサメさんに連れられあらゆる場所の動植物を調べました
途中、『あ、これ死んだな』と何回も思いましたが
そして現在は休憩ということで近くにあった洞窟にいます
「つ、疲れました」
「そうぼやくな。お前さんのお陰で調査がかなりはかどった。これでレストランのメニューを増やせる。
あぁ安心しろ、調査を手伝ってくれた礼だ。お前さんに一番に食べさせてやる」
「本当ですか!?」
「おぅ」
やったです。ムラサメさんの新作を一番に食べられるなんて
これは手伝ってよかったです
私はムラサメさんにお礼を言おうと彼の方を向いた時
「……夕映、静かにしろ。奥から何か来る」
「…………え?」
気付かなかったです
私は意識を洞窟の奥に向けると確かに何かがいます
そしてソレはこちらに段々と近づいて来ています
ソレは火の玉でしょうか?
大体地面から20㎝程の位置に火の玉が浮かんでおりそれはヒタ、ヒタという音と共にこちらに近づいてきます
そして遂にソレが姿を現しました
「…………なんですか?あれは」
ソレは身長は60㎝程でローブを着けており、片手にランタン、片手に包丁?を持っていました
そして顔はトカゲに近いでしょうか?目はつぶらな黄色
ソレは私達の目の前まで来ると首をすこし傾げました
「か、可愛すぎます……」
「夕映、一応調査だ」
「は、はい」
私は急ぎ彼?の事を調べると
彼はトンベリという種族の内の一つマスタートンベリと言う事が分かりました
しかもこの子、かなり強いです
でも、この見た目は……!!
「む、ムラサメさんこの子抱きしめても良いですか?」
「いいけど自己責任な」
「勿論です!!」
そうです、彼の許可もとらなくては!!
「え〜と、抱きしめてもいいですか?」
私の言葉は分かるだろうか?
彼はしばらく考えているとゆっくりとしかし確実に頷きました
やった!!
私は彼に近づき抱きしめました
ひんやりとしていますがそれが良いです!!
5分程そうしていたのですが
ムラサメさんの
「そろそろ帰らないとな」
という言葉で私は彼から離れざるを得ませんでした
くっ、もっと抱きしめていたいです
「そんな残念そうな顔をするな、また会いに来ればいいだろ」
「……そう、ですね。じゃあさよならです、また会いに来るですよ」
私は彼にそう言って立ち去ったのですが、彼は何故か付いてきました
どんなに歩いても付いてきて、最後には別荘の出入り口まで付いてきました
「帰らなくていいのですか?」
私が尋ねると彼は頷き私の足元にやってきます
「もしかして一緒に来たいのですか?」
私の問いに彼は再び頷きました
「む、ムラサメさん。どうしましょう?」
「ん?いいんじゃないか?俺だってストルズがいるしな。それに見た感じこいつかなり強いしな。
お前が一人で行動する時の前衛としても使える。連れて行ってやりな」
ムラサメさんが天使に見えました
「では行きますか?」
彼は頷き、私と共に転移陣に入って行きました
あ、名前考えてあげなきゃ
side 超
私が遠くからムラサメさんの家を窺うと、そこにはクラスメイトの綾瀬 夕映と不思議な生物
そして師匠とエヴァンジェリン、チャチャゼロ、大きな狼がいた
その姿は家族の様に見えた
まぁ妻が誰かは言わないが
私はそんな彼等の姿を見ると自然と心が温かくなる
彼等の為にも、そして私の為にもこの計画は絶対に成功させる
私は彼等を見てあらためて心に誓った
というわけでトンベリでした!!皆さんの感想を見ていてFF、そして可愛い系、なおかつ強い、そんなのを思い描いていたら作者のアイドル、トンベリ様を出すことにしました。彼は強いですよ
では毎回の如く一発ネタというかなんというか
今回はカモミールの禁欲生活です。
なにか書いてほしい題材があれば感想にて言ってください、参考にさせていただきます。
おれっちの名はアルベール・カモミール、男一匹オコジョ妖精でさぁ
そのおれっちが、下着2000枚を盗んだおれっちが、禁欲生活をする羽目になるなんて!!くそぅ、ここは女子寮、いわばパラダイスなのに、目の前には桃源郷が広がっているのに!!
その時、おれっちの目の前にある物が目に入った
それは下着、ベランダに干されている女性物の下着
おれっちは唾を飲み込む
周りを見渡す、誰もいない
おれっちはその下着を手に入れようと思ったが背中の種が成長した
「う、ぎゃーーーーーーーーーー!!」
畜生、目の前にお宝があるの・・・・・・に・・・・・・・
兄貴、あの下着はいい・・・・ものだ
なんだコレ。酷過ぎる。ではまた次回
後今月は後一回更新できるかできないかです。月末から合宿という名の地獄が始まりますから