第1話 誕生
まず感じたのは激痛
次に感じたのは眩しさ
そして俺は新たな世界に生を受けた
俺の名前はレッド・ド・ドリュウズ。
家名がドリュウズとかヤバイなとか、レッドって初代主人公じゃんとかいう意見は全面的に無視する!!
まず俺は転生するときに記憶の引継ぎがあるのか聞き忘れていたが、どうやら問題ないようだ。
その所為で生まれるときに頭が潰れるかと思うほどの痛みと目を突き刺すような光を感じることになったが……赤ん坊ってスゲェ。
とりあえず俺が目下の問題は下の世話が恥ずかしすぎるということだ。
22の男が見目麗しい女性に下の世話をされるとか……何のプレイだよ!?
今俺のオムツを変えてくれたのは第二の母さんクシャナ・ド・ドリュウズ。
その横で渋い笑顔をしながら俺を見ているのが第二の父ロジャー・ド・ドリュウズ。
この夫婦の第一子がが俺らしい。
「可愛いわねぇ」
「そうだな」
言葉は少ないがこの二人が俺を心から愛してくれているのは伝わってくる。
そのことをありがたく思いながら、突如訪れた睡魔に俺は逆らえなかった。
「眠ってしまったわね」
「そうだな」
ところで父上ってそれしか言えないんでしょうか?
生まれて一年が過ぎた頃。
管理者が言っていた通りこの世界に魔法というものが存在することが分かった。
俺が誤って落とした皿を母さんが宙に浮かべたのだ。
信じてなかったわけではないが、驚きは大きかった。
ちなみに異能の方はまだ試していない。
いきなり家の中に見知らぬモンスターがいたら警戒するだろうし、今はこちらの文字の勉強をする方が大事だ。
言葉は通じるけど、文字は書けないから勉強しないと将来的に大分困りそうだからね。
まぁそれでも絵本を読んでくれと強請る位しか勉強方法が無いんだけど……。
自分で教材片手に勉強という手もあるんだけど、目立っちゃうから避けたいところだし、俺はゆったりまったり暮らして生きたい。
農業や領地経営とかして生きたい。
まかり間違っても戦争なんか行きたくない。
だから公爵家なんかに行きたくない!!!!
明日の二歳の誕生日に、父と親交のある公爵家でパーティを開いてくれるということで御呼ばれされているのだ。
子爵の父と何故公爵家当主が関係を持っているかというととある学園で同級生だったらしい。
しかもその公爵家の家名はヴァリエールって言うらしい。
ヴァリエール……この名前に聞き覚えがある人は多いだろう。
そう!! この世界はゼロの使い魔の世界なのだ!!!
確かに魔法と幻獣のいる世界って聞いていたさ。
でもゼロ魔とは思わんかった!
しかもここトリステインだからメッチャ戦争するじゃん……。
そういった理由でそこそこ出来るが戦場では役に立たないという微妙な立ち位置を目指して、日々を過ごしているんだよ?
ヴァリエールとのお付き合いとか俺にとっては災いの元になるから遠慮したいです。
誕生日では目立たないように心がけよう。
特にカトレア様やエレオノール様と仲良くならない様に、尚且つ嫌われないようにしよう。
……顔知らないんだけどね。
まぁ俺まだ2歳だからあんまり興味をもたれることは無いはず!
父さんか母さんの横で大人しくしておこう。
俺はそんな楽観的なことをベットの上で考えながら、緩やかにくる眠気に身を任せていった。
明日自分にどんなことが起こるかも知らずに……
まず感じたのは激痛
次に感じたのは眩しさ
そして俺は新たな世界に生を受けた
俺の名前はレッド・ド・ドリュウズ。
家名がドリュウズとかヤバイなとか、レッドって初代主人公じゃんとかいう意見は全面的に無視する!!
まず俺は転生するときに記憶の引継ぎがあるのか聞き忘れていたが、どうやら問題ないようだ。
その所為で生まれるときに頭が潰れるかと思うほどの痛みと目を突き刺すような光を感じることになったが……赤ん坊ってスゲェ。
とりあえず俺が目下の問題は下の世話が恥ずかしすぎるということだ。
22の男が見目麗しい女性に下の世話をされるとか……何のプレイだよ!?
今俺のオムツを変えてくれたのは第二の母さんクシャナ・ド・ドリュウズ。
その横で渋い笑顔をしながら俺を見ているのが第二の父ロジャー・ド・ドリュウズ。
この夫婦の第一子がが俺らしい。
「可愛いわねぇ」
「そうだな」
言葉は少ないがこの二人が俺を心から愛してくれているのは伝わってくる。
そのことをありがたく思いながら、突如訪れた睡魔に俺は逆らえなかった。
「眠ってしまったわね」
「そうだな」
ところで父上ってそれしか言えないんでしょうか?
生まれて一年が過ぎた頃。
管理者が言っていた通りこの世界に魔法というものが存在することが分かった。
俺が誤って落とした皿を母さんが宙に浮かべたのだ。
信じてなかったわけではないが、驚きは大きかった。
ちなみに異能の方はまだ試していない。
いきなり家の中に見知らぬモンスターがいたら警戒するだろうし、今はこちらの文字の勉強をする方が大事だ。
言葉は通じるけど、文字は書けないから勉強しないと将来的に大分困りそうだからね。
まぁそれでも絵本を読んでくれと強請る位しか勉強方法が無いんだけど……。
自分で教材片手に勉強という手もあるんだけど、目立っちゃうから避けたいところだし、俺はゆったりまったり暮らして生きたい。
農業や領地経営とかして生きたい。
まかり間違っても戦争なんか行きたくない。
だから公爵家なんかに行きたくない!!!!
明日の二歳の誕生日に、父と親交のある公爵家でパーティを開いてくれるということで御呼ばれされているのだ。
子爵の父と何故公爵家当主が関係を持っているかというととある学園で同級生だったらしい。
しかもその公爵家の家名はヴァリエールって言うらしい。
ヴァリエール……この名前に聞き覚えがある人は多いだろう。
そう!! この世界はゼロの使い魔の世界なのだ!!!
確かに魔法と幻獣のいる世界って聞いていたさ。
でもゼロ魔とは思わんかった!
しかもここトリステインだからメッチャ戦争するじゃん……。
そういった理由でそこそこ出来るが戦場では役に立たないという微妙な立ち位置を目指して、日々を過ごしているんだよ?
ヴァリエールとのお付き合いとか俺にとっては災いの元になるから遠慮したいです。
誕生日では目立たないように心がけよう。
特にカトレア様やエレオノール様と仲良くならない様に、尚且つ嫌われないようにしよう。
……顔知らないんだけどね。
まぁ俺まだ2歳だからあんまり興味をもたれることは無いはず!
父さんか母さんの横で大人しくしておこう。
俺はそんな楽観的なことをベットの上で考えながら、緩やかにくる眠気に身を任せていった。
明日自分にどんなことが起こるかも知らずに……