第5話 父への疑問
え? 何でこんなに人がいっぱい来てるの?
俺の誕生会にこんなに人来るのはおかしくないか?
「誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
この受け答えももう20回目くらいかな?
まぁ大体が一言おめでとうで終わるんだけど、たまに君のお父さんには世話になった的なことを言ってくる方もいる。
父さん……あなた何をしたんですか?!
っていうか何をしてたんですか?
明らかに軍関係の方がお礼を言ってくるんですが!!
気になるから次言われたら聞いてみよう。
「お誕生日おめでとう。 彼にもこんな可愛らしい子供が出来たのか……時がたつのは早いなぁ」
「ありがとうございます。 父さんの知り合いの方ですか?」
「あぁまだ名乗っていなかったね、私はグラモン伯爵。
昔君のお父さんに命を救われてね、その時から仲良くさせてもらっているよ」
父さん……本当にあんた何者だ?
って言うかギーシュの父さんかよ!
あぁ原作キャラと繋がりが出来てしまう!
「君もお父さんみたいな立派な男になるんだよ?」
ギーシュのお父さんはそういって他の貴族に挨拶に行った。
一回父さんの昔話を聞かないと駄目だな。
そんな忙しい時間が過ぎ、ちらほら帰っていく人が出てきた頃。
カトレア様が話しかけてきた。
「楽しかった?」
「楽しいというよりは、忙しかったです」
俺がそう答えるとカトレア様は微笑んだ。
「でも私は楽しかった」
「どうしてですか?」
「ムクホークさんにも会えたし、レッド君にも会えたから」
俺は異常に気恥ずかしくなり、顔を背けた。
後ろでカトレア様が笑っている気がするが、きっと気のせいだろう。
そうして帰る時間、ヴァリエール公爵と公爵夫人、そしてカトレア様が見送りに来てくれた。
「今度は男二人で酒でも飲もう」
「帰り道に気をつけなさい」
「レッド君また会いましょう」
ヴァリエール公爵は父さんに、公爵夫人は私たち家族全員に、そしてカトレア様は俺にそれぞれ声を掛けて、俺と両親はヴァリエール邸から出発した。
その帰り道、父さんは月を見ながら黄昏ていたが、母さんは俺を見ながらニコニコしていた。
何か気になったので聞いてみると
「カトレアちゃんと仲良くなったのね!」
となんか異様なテンションで言ってきたので
「仲良くっていうか、友達になったのかな?」
と返すとあらあらとか言いながら父さんの方へ近づいていって、耳打ちをしていた。
なんか嫌な予感がしたので俺は横になった。
疲労からかすぐに眠気は来たけれど、とりあえずこれからどうしようか考えてから眠ろうと思う。
なんか父さんが予想以上に武道派なのは分かったから、戦争に参加することは確実のような気がする。
ということは俺も参加は、ほぼ確定というわけか……まだメイジとしての教育を受けてないから分からないけど、俺は魔法を使えるんだろうか?
前世の記憶というか、前の世界では魔法なんてものは存在しなかったから使える自信がない。
まぁ装備をすれば魔法のようなことは出来るんだけど、威力確かめてないから迂闊に使えないしなぁ。
もし錬金が使えるようだったら周りから中が見えないドームのようなものを作ってその中で練習しよう。
装備した状態で、杖を持っていればメイジもどきの出来上がり!!
……これで良ければいいんだけど。
あぁ眠気がピークだ、とりあえず明日は父さんに昔の話を聞きに行こう。
それではおやすみなさい。
最初の予定では賊でも侵入させようかと考えたんですが、流石に公爵邸に突貫かけるのはどうかと思い廃案
魔獣とかも流石に近くにいたら退治するだろう・・・・・・公爵夫人がw
そんなこんなで誕生会終了。
おそらく次の話は魔法のお勉強編かな?
え? 何でこんなに人がいっぱい来てるの?
俺の誕生会にこんなに人来るのはおかしくないか?
「誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
この受け答えももう20回目くらいかな?
まぁ大体が一言おめでとうで終わるんだけど、たまに君のお父さんには世話になった的なことを言ってくる方もいる。
父さん……あなた何をしたんですか?!
っていうか何をしてたんですか?
明らかに軍関係の方がお礼を言ってくるんですが!!
気になるから次言われたら聞いてみよう。
「お誕生日おめでとう。 彼にもこんな可愛らしい子供が出来たのか……時がたつのは早いなぁ」
「ありがとうございます。 父さんの知り合いの方ですか?」
「あぁまだ名乗っていなかったね、私はグラモン伯爵。
昔君のお父さんに命を救われてね、その時から仲良くさせてもらっているよ」
父さん……本当にあんた何者だ?
って言うかギーシュの父さんかよ!
あぁ原作キャラと繋がりが出来てしまう!
「君もお父さんみたいな立派な男になるんだよ?」
ギーシュのお父さんはそういって他の貴族に挨拶に行った。
一回父さんの昔話を聞かないと駄目だな。
そんな忙しい時間が過ぎ、ちらほら帰っていく人が出てきた頃。
カトレア様が話しかけてきた。
「楽しかった?」
「楽しいというよりは、忙しかったです」
俺がそう答えるとカトレア様は微笑んだ。
「でも私は楽しかった」
「どうしてですか?」
「ムクホークさんにも会えたし、レッド君にも会えたから」
俺は異常に気恥ずかしくなり、顔を背けた。
後ろでカトレア様が笑っている気がするが、きっと気のせいだろう。
そうして帰る時間、ヴァリエール公爵と公爵夫人、そしてカトレア様が見送りに来てくれた。
「今度は男二人で酒でも飲もう」
「帰り道に気をつけなさい」
「レッド君また会いましょう」
ヴァリエール公爵は父さんに、公爵夫人は私たち家族全員に、そしてカトレア様は俺にそれぞれ声を掛けて、俺と両親はヴァリエール邸から出発した。
その帰り道、父さんは月を見ながら黄昏ていたが、母さんは俺を見ながらニコニコしていた。
何か気になったので聞いてみると
「カトレアちゃんと仲良くなったのね!」
となんか異様なテンションで言ってきたので
「仲良くっていうか、友達になったのかな?」
と返すとあらあらとか言いながら父さんの方へ近づいていって、耳打ちをしていた。
なんか嫌な予感がしたので俺は横になった。
疲労からかすぐに眠気は来たけれど、とりあえずこれからどうしようか考えてから眠ろうと思う。
なんか父さんが予想以上に武道派なのは分かったから、戦争に参加することは確実のような気がする。
ということは俺も参加は、ほぼ確定というわけか……まだメイジとしての教育を受けてないから分からないけど、俺は魔法を使えるんだろうか?
前世の記憶というか、前の世界では魔法なんてものは存在しなかったから使える自信がない。
まぁ装備をすれば魔法のようなことは出来るんだけど、威力確かめてないから迂闊に使えないしなぁ。
もし錬金が使えるようだったら周りから中が見えないドームのようなものを作ってその中で練習しよう。
装備した状態で、杖を持っていればメイジもどきの出来上がり!!
……これで良ければいいんだけど。
あぁ眠気がピークだ、とりあえず明日は父さんに昔の話を聞きに行こう。
それではおやすみなさい。
最初の予定では賊でも侵入させようかと考えたんですが、流石に公爵邸に突貫かけるのはどうかと思い廃案
魔獣とかも流石に近くにいたら退治するだろう・・・・・・公爵夫人がw
そんなこんなで誕生会終了。
おそらく次の話は魔法のお勉強編かな?