IF外伝 もしレッドが他の世界に行ったとしたら……part2
〜ワンピースの世界へ〜
日常編
「はぁ……どうしようかなぁ」
「どうしたんだいレッド?」
「いや、これからどうしようかなぁって思ってさ」
正直俺何でここに居るか分かんないんだよ……いつの間にかここに来ていた。
「何を言っているんだか……私がアンタを逃がすわけないじゃないか」
「だから言ってるんだよ……俺は海賊とかに興味ないんだ。
ただ静かに暮らせればそれで「幻獣王」……」
「賞金も掛かってるのに何を言ってるんだい?」
そうなんだよ!
俺もいつの間にか賞金首になってたんだよ!!
「あれは俺の所為じゃないぞ?!」
「あ〜はいはい、アンタの部屋に海軍が撃ちこんだ大砲が直撃して、お気に入りの像が壊れたんだっけ?」
「あれは俺の作った像の中でも1、2を争うレベルの出来だったんだぞ!!」
「(また熱が入っちまった……)分かった分かった、アンタは悪くない。
だから落ち着きな!」
なんか投げやりになってきてないか?
お前にも原因はあるんだぞ?
「クソッ……アルビダが俺の部屋の方に弾を滑らせたのが悪いんだぞ!!」
「だから私の所為にすんのは止めな!!
アンタが最初っから戦ってれば済んだ話だろうが!!」
「だから俺は戦うの嫌いだって言ってるだろうが!!」
「なぁ、いいのか放っておいて?」
「あぁ、お前新入りだったな。
レディーアルビダとレッドさんの口喧嘩は何時ものことだぞ?
本当ならここにバギーさんも混じるんだけどな」
「そう言えば幻獣王ってなんなんだ?」
「お前知らないのか?!」
「名前だけは聞いたことがあるんだけど、アイツ見た目平凡のちょっと筋肉質なだけの男じゃないか。
なんであんな奴が賞金首なんだ?」
「お前……それ姐御の前で言ったら大変なことになるから気をつけろよ?
レッドさんが何で幻獣王なんて凄い呼び名なのか、そして何故2億なんて馬鹿げた金額の賞金が掛かっているのかはこの船に居ればいずれ分かるぜ……」
「アンタが悪い!」「お前が悪い!」
無双編
「レディーアルビダ! 正面に海軍の船が見えます!」
「なんだって?!
昨日も出くわしたって言うのに……総員戦闘準備!」
「「「「了解!」」」」
今なら部屋に引っ込んでも大丈夫かな?
「………(ソロ〜リ)」
「待ちな!
アンタも戦うんだよ!」
「嫌だ〜〜〜〜〜!!!」
「……戦わないとアンタの像壊すよ?」
オイ!? それは横暴だぞ?!
俺があの像を作るのにどれだけ時間を掛けたと思ってるんだ!!
くそう……妥協点を探すか。
「………一隻「三隻」え?全部じゃないか!!
そんなの嫌「像」……分かったよ!!」
「本当に大丈夫なのか?」
「まぁ見てなって!」
「はぁ……また目をつけられるのかぁ。
ヤダなぁ……でも像壊されたくないしなぁ」
「まったく、いいから早く召喚しな!」
何でそんなに俺を戦わせたがるんだよ……勘弁してくれ。
「分かってるって……来いシェンロン、ハク、レウス、テルー」
「相変わらずハクは綺麗だねぇ」
「遊ぶなら後でな!」
「……なんだあれ?」
「あれがレッドさんを幻獣王と呼ぶ理由だ。
レッドさんは何処からともなく見たことない生き物を召喚する。
そしてその生き物は一匹一匹が海王類を上回る力を持っているんだ。
さらに……」
「今回装備はしないのかい?」
「いやするよ?
何が居るか分からないからね」
正直この世界、悪魔の実があるから戦力ヤバい戦艦とかあるんだよ!
気を抜いたら捕まりかねない。
「そうかい……(其れは楽しみだね!)」
「(装備、セレビィ、アンヘル、AIDA)それじゃあ行きますか!」
「いきなり姿が?!」
「あれはレッドさんの能力だ」
「能力って……悪魔の実?!」
「いや、レッドさん固有の能力らしい」
「なんだそれ………でも見た目は変わったんだけど、強いのか?」
「良いから見てろって!」
「また見たことない姿になったねぇ(緑色の髪、黒と黄色の鎧、背中には黒い翼かい……まるで悪魔だねぇ、でもそこが……)」
「じゃあ行くぞ皆!
目標はあの船団だ!」
「大尉! 前方から見たことのない生き物が!!」
「そんなものは見ればわかる!!
問題はそいつ等と一緒に飛んでいる男だ!!」
「男?……ッ!?
アイツは‘幻獣王’レッド!!」
「大至急電伝虫で応援を呼べ!
俺達だけでは奴を止められん!」
「イエッサー!」
「ここら辺でいいかな?
取りあえず船を壊すだけでいいよな……。
シェンロンとハクは、ハイドロポンプで船体を貫け!
レウスは火炎放射で船の上を焼き払え!
テルーは帆を神通力でへし折ってくれ!」
「相変わらずド派手だねぇ……ここにバギーが居れば喜んだろうに。
アンタ達! もうそろそろ終わるだろうから全速でこの海域を離れるよ!」
「「「「了解!」」」」
「化け物か?!」
「まぁ化け物みたいな強さだけど、本人には言うなよ?
多分凹むからな」
「なんなんだあの人は……」
バトル編
「お前さんが幻獣王レッドかい?」
「………人違いです」
ヤバい……この人大将じゃねぇか!!
大将の能力は異常すぎるんだよ!!
「お前さんは生死問わず何でここで殺させてもらうよ?」
「俺の話聞いてないな!?
クソ!(装備、レウス、テルー、トトロ、シヴァ、ラオウ)」
「ホウ、それが噂の装備って奴か……」
「流石に大将さんは物知りですね!」
「俺のこと知ってたんだ?」
海賊の中でめっちゃ怖がられてるからな!!
見たら死ぬレベルで怖がられてるよ……。
「青キジさんですよね……出来れば帰っていただけませんでしょうか」
「別にいいけど」
「本当ですか?!なら「その代わりに金棒のアルビダは捕まえるぞ?」………そう来ますか。
彼女は大将が動くような高額賞金首じゃないですよ?」
「海賊を見かけたからには捕まえないとね」
流石にそれは後味が悪すぎる。
これまで世話になってきたしな!
「……はぁ、しょうがないな。
死んでも文句言うなよ!」
「君には死んでもらうけどね?
君達は後ろに下がってなさい。
巻き込まれると死ぬよ?」
「「イ、イエッサー!!」」
「あれが幻獣王……毎回見た目と戦い方が変わるという変わった賞金首」
「あれは王って言うより魔王だな……」
「黒い髪、赤い腕、虹色の羽、凍った足、岩の様な胴体……まるでキメラだ」
「‘アイス・ブロック・パルチザン’」
「‘フレアドライブ’!」
これはタバサの魔法よりヤベェな……一発で致命傷にはならないけど、めちゃくちゃ痛そうだ。
まぁなんとか身に纏っている炎で溶けてるから大丈夫だけど、これ俺も結構熱いんだよ!
「流石にこれ位じゃ止まらないか……それじゃ‘アイス・ブロック・フェザントベック’!」
「うぉ?!」
なんか氷のキジが飛んできたんですが?!
さっきより飛んでくる速度が速いから避けにくいんだよ!!
「これは流石に溶かしきれないみたいだね」
「(カチンときましたよ!?)舐めんなよ! ‘聖なる炎’!」
「紫色の炎?!」
「なんだこれ……見ているとクラクラする」
「見たことのない色の炎だねぇ」
「どうだ、溶けたぞ」
「そうだね……でもこれはどうかな?
‘アイスエイジ’!」
「‘空を飛ぶ’!」
これはヤベェ!
地面が凄い勢いで凍っていく……もしあそこに立っていたら氷漬けにされてただろう。
「飛んだね?
‘アイス・ブロック・フェザントベック’!」
「グアッ!!」
マジかよ……久しぶりに腹に風穴開いたぞ。
「おぉ! 流石大将!」
「幾ら幻獣王と言えど大将に掛かれば!」
「(この傷ならもう少ししたら死ぬな)なんか遺言とかある?」
「……それには少し早いかな? ‘自己再生’」
もし追い打ちされてたら厳しかったな。
だがここからは俺のターンだ!!
「なんだって?!」
「すっげぇ痛かったぞ?
お返しに今まで使ったことない技を使うことにするよ……行くぞ、‘ブラストバーン’!」
「ガアアアァァァァァァァァァァァァ!!!」
伊達に炎系最高威力技じゃないな……地面がガラス化したぞ。
これはあんま人に使えないな。
「「青キジさん!!!!」」
「ハァハァ……(流石に1ターン動けなくなる技なだけあるな)お前ら、大将連れてとっととどっか行け!」
「「ヒィッ!!」」
「………行ったか。
あぁぁぁぁぁぁぁもう無理!!
船に帰って寝る!!!」
厄介すぎるんだよ……いっそあいつ等連れてどっかに落ち着くか?
一応アルビダに話してみよう。
何となくアルビダをヒロインにしてみたw
最初は革命軍に入れようかと思ったんだけど、イワさん難しすぎる……
シェンロン=色違いギャラドスLv100
レウス=リザードンLv100
アンヘル=ゼクロムLv100
トトロ=カビゴンLv100
シヴァ=キュレムLv100