第20話 山賊来襲
森へ向かうことを禁止された俺は、家の中で出来る空手の練習をしていた。
でもやっぱり森に行きたい。
ポケモンに癒されたい。
やっぱりポケモン可愛いんだよ!
前世で結構人と話すのが好きだった俺としては、この環境は若干寂しいものがある。
ポケモンは確かに喋れる子はかなり限られるけど、でもこっちの言葉は理解してくれる。
反応があるから話してて楽しいんだよ。
……父さんと母さんにバラそうかな?
いやいや、それは駄目だろ?!
信用していないわけじゃないけど、どこでどうバレるかなんて分からない。
なら知ってる人は少ない方がいい。
カトレアさんは予想外だったけど、ポケモンの戦闘能力までは見せてないし、きっと大丈夫!
一応黙っておいてくれるように会うたびに、頼んでるから大丈夫!
でもルイズ嬢に見つかったら俺は終わる。
ルイズ嬢にバレる→アンリエッタ姫に話す→俺呼ばれる→俺オワタ
これ確定!
故に本当にルイズ嬢は危険なんだよ。
そんなことを考えながら鍛錬をしていると、父さんが俺の部屋に入ってきた。
「レッド出かけるぞ!」
「え? どこに?」
「お前の良く行く森にだ!!」
「でも父さんが行っちゃだめって言わなかった?」
「それどころじゃない……どこの馬鹿か知らないが、風竜を捕まえてひと儲けとか考えた山賊もどきがうちの領土に入ってきたらしい。
近隣の村で風竜の目撃者を脅していたと報告されている」
「山賊?(そんなRPGみたいなやつら本当にいるんだ……)」
「場合によっては人を殺すことになるかもしれない。
だが人手が足りないんだ。
お前に手伝ってほしい」
いきなり来た初の対人戦闘の機会。
怖くないと言えば嘘になるし、人殺しなんかしないに越したことは無い。
でもあの森が荒らされるのは嫌だ!
あの森は俺の癒しポイントなのだから!!!
俺は父さんに行くことを告げて、用意を始めた。
まぁ用意って言っても、指輪と剣2本、革製の小手に鉄板入りのオープンフィンガーグローブ。
あと念には念を入れて即死しないように特性頑丈持ちのツボツボを装備しておく。
これで万が一致命傷を負いそうになっても、死にはしない!
用意が出来た俺は父さんと共に森へと急いだ。
森に近づくに連れて、遠目に何人かの人が森の中に入っていくのが見えた。
俺と父さんは、さらにスピードを上げ森の入口に急いだ。
入口に降り立った父さんと俺は慎重に森の中へと入って行った。
父さん曰く、後ろからの援軍等が来たら不利になるかもしれないから全員が揃ったところを叩くらしい。
俺と父さんは地べたに座りながら馬鹿騒ぎををする男たちを隠れ見、いつでも魔法が発動できるよう構えている。
現在の人数は5人。
後から何人来るか知らないが、少なくない人数だ。
幾ら父さんと一緒とはいえ、人との命の取り合いは初なので緊張しないわけがない。
ガチガチに固まった俺に父さんは、軽く肩を叩き微笑んだ。
少し緊張が解けた気がした。
しばらくして何人かの人の気配。
男たちが立ち上がったところから、仲間のようだ。
それにしても合計8人か……キツイな。
父さんに俺は目でどうするのか尋ねると、父さんは先ず自分を指さし6、次に俺を指さし2とジェスチャーした。
要するに俺は二人倒せばいいということか。
父さんの実力に関しては未知な部分が多量に含まれるが、山賊程度は瞬殺なのだろう。
まるで気負いがない。
それにも関らず俺に二人任せるということは、信頼されているということなのだろうか?
なら日頃の修行してもらっているに両親に掛けて、2人倒して見せる!
スリーカウントで奇襲を掛けるらしい。
父さんが今ゆっくりと3本の指を上げた。
指が一本折り畳まれる……俺は足に力を入れ、すぐに動けるようにする。
二本目……小さな声で魔法を唱える。
そして三本目が畳まれた瞬間、俺と父さんは隠れていた木から飛び出した。
父さんは先ず大きな岩の壁を出し盗賊たちを、6:2になるように分断した。
俺に対する横やりを入れさせないためか、それとも自分の戦闘スタイルを俺に見せないためか分からないが、俺にとってもありがたかった。
これでいざという時見られる心配はない!
「誰だお前!!」
「子供が何の冗談だ?」
山賊二人はいきなり仲間と分断されたために、興奮している様だ。
とりあえず俺の目的を告げる。
「僕はここの領主の息子です。
あなた方が領民に危害を与えたと聞いてやってきました。
ですがもしここで風竜を諦め、この領地から出て行ってくれるのなら何もしません」
山賊はぽかんとした表情で俺を見て、次の瞬間笑い始めた。
「ぎゃははははは! 何言ってんだこの餓鬼?」
「諦めるも何も、お前さんを人質にとれば身代金も取れて一石二鳥じゃねぇか!」
いやまぁ……予想はしてたんだけどね。
俺今杖持ってないからメイジに見えないだろうし。
なら実力行使と行きますか。
「そうですか……なら死んでください。
ロックスピア!!」
石の槍が6本出てきて、一人を串刺しにした。
6本の石の槍に突かれた男は、立ったまま事切れた。
1年前まで4本だった槍が6本になったのは、一本の太さを変えることで本数を増やすことが出来たからだ。
今は本物の槍くらいの細さだが、頑張れば鉛筆くらいの細さまでイケる。
その場合は本数は36本まで出せるが、これは精神力をかなり食うのであまり使えないけど……。
「なんだと!?」
もう一人の男はなんとか避けたらしい。
それでも二の腕の辺りが少し抉れているが……。
「いえね?ですから貴方達は風竜を諦めないのでしょう?
ならば領民に危害を加えるあなたたちを放っておくことはできません。
……それにこの森は僕のお気に入りなので貴方方に居座られると困るので」
「ならすぐ出ていく!!
風竜なんて知ったことか!
だから命だけは助けてくれ!!」
土下座をしながら嘆願してくる姿を見ると、流石に追撃をしたくはない。
……まぁ手元で何かごそごそやっているのが見えなければの話ですが。
「……アクアボール」
俺は山賊の頭部に水の塊でボールを作った。
頭部の周囲20センチに座標固定しているので、どんなに動いても水の玉を外せない。
まぁ水メイジなら簡単にはずせるが……。
突如頭が水に包まれた山賊は、驚いて頭を上げ俺を見た。
そしてそれと同時に手でいじっていたものが何かも判明した。
杖だった。
「貴方メイジだったんですか……危なかったなぁ」
「ガボッガボボボボ!」
「なんて言っているかわかりませんが、とりあえず貴方の手が不自然に動いてましたのでこうして攻撃させてもらいました」
流石に窒息死は見てる方も辛いので、もう一度ロックスピアを唱えて串刺しにした。
さっきの山賊と同じ格好になってしまったが、違うのは口から出る血で赤く染まった水の玉だけだった。
アクアボールを解除した俺は、父さんがいるであろう壁を見ながらため息をついた。
「初めて人を殺したな……何の感慨もないけど、ちょっと悲しいかな?
俺も変わってきてるのか」
前世では人殺しなんていうと犯罪、幾ら相手が襲いかかってきたとしても過剰防衛になる可能性が高い。
だがこの世界ではこんなに身近に死がある。
前の世界では考えられなかったことだ。
まぁ日本以外はどうだったかわからないけど……。
流石に中東の紛争地帯とかはこんな感じで、命が軽かったのかな?
そんなことに思いを巡らせていると、父さんが壁を解除した。
どうやら父さんの方も終わったらしい。
気になるのは父さんの方に居たはずの6人が跡形もないことなんだけど……
「父さん? そっちの山賊は?」
「ん? 埋めた」
「……」
いや分かってたよ? 父さんが若干規格外ってこと。
でもね? 六人同時に落ちるほどの穴を作って上から、埋まるレベルの土を被せたってことでしょ?
それ絶対圧死してるよ?
中大変なことになってるよ?
っていうか錬金の応用が鋼の錬金術師に似た何かを感じるよ?
「どうしたレッド?」
「……いや、なんでもないよ父さん。」
父さんは俺と話しながら、俺の倒した山賊を土に埋めた。
マジで何者だこの人?
こんな感じで俺の初の対人戦は幕を閉じた。
因みに父さんは、母さんに知らせないで俺を戦闘に連れて来たらしく、そのことで母さんはKASANになった。
父さんのご冥福をお祈りしながら、俺は疲れた体でベットに横たわった。
〜イルククゥ side〜
「きゅい? なんか血の匂いがするのね。」
彼女はそういって戦闘があった場所に降り立った。
血の匂いがするけど、死体は無い。
注意深く調べてみると土の一部が新しくなっていることに気がついた彼女は、好奇心で掘り返してみることにした。
しばらく掘ってやっと爪が何かに当たったのを感じ、引っ張り出してみると、断末魔の表情を浮かべた一人の男の上半身が引っ張り出された(因みにこれはレッド君が後半にやっつけた方です。)
強く引っ張られたため腹から千切れ、内臓が出てきた。
「きゅい!?」
驚いた彼女はそれを投げ捨て、その場から急ぎ立ち去った。
「怖かったのね!
もうあそこ行きたくないのね!!
でもレッドにお礼……次に会った時って言ったから大丈夫!
いつかお礼するからねレッド、きゅいきゅい!」
それ以来の近くで風竜を見かけることは無かった。
森へ向かうことを禁止された俺は、家の中で出来る空手の練習をしていた。
でもやっぱり森に行きたい。
ポケモンに癒されたい。
やっぱりポケモン可愛いんだよ!
前世で結構人と話すのが好きだった俺としては、この環境は若干寂しいものがある。
ポケモンは確かに喋れる子はかなり限られるけど、でもこっちの言葉は理解してくれる。
反応があるから話してて楽しいんだよ。
……父さんと母さんにバラそうかな?
いやいや、それは駄目だろ?!
信用していないわけじゃないけど、どこでどうバレるかなんて分からない。
なら知ってる人は少ない方がいい。
カトレアさんは予想外だったけど、ポケモンの戦闘能力までは見せてないし、きっと大丈夫!
一応黙っておいてくれるように会うたびに、頼んでるから大丈夫!
でもルイズ嬢に見つかったら俺は終わる。
ルイズ嬢にバレる→アンリエッタ姫に話す→俺呼ばれる→俺オワタ
これ確定!
故に本当にルイズ嬢は危険なんだよ。
そんなことを考えながら鍛錬をしていると、父さんが俺の部屋に入ってきた。
「レッド出かけるぞ!」
「え? どこに?」
「お前の良く行く森にだ!!」
「でも父さんが行っちゃだめって言わなかった?」
「それどころじゃない……どこの馬鹿か知らないが、風竜を捕まえてひと儲けとか考えた山賊もどきがうちの領土に入ってきたらしい。
近隣の村で風竜の目撃者を脅していたと報告されている」
「山賊?(そんなRPGみたいなやつら本当にいるんだ……)」
「場合によっては人を殺すことになるかもしれない。
だが人手が足りないんだ。
お前に手伝ってほしい」
いきなり来た初の対人戦闘の機会。
怖くないと言えば嘘になるし、人殺しなんかしないに越したことは無い。
でもあの森が荒らされるのは嫌だ!
あの森は俺の癒しポイントなのだから!!!
俺は父さんに行くことを告げて、用意を始めた。
まぁ用意って言っても、指輪と剣2本、革製の小手に鉄板入りのオープンフィンガーグローブ。
あと念には念を入れて即死しないように特性頑丈持ちのツボツボを装備しておく。
これで万が一致命傷を負いそうになっても、死にはしない!
用意が出来た俺は父さんと共に森へと急いだ。
森に近づくに連れて、遠目に何人かの人が森の中に入っていくのが見えた。
俺と父さんは、さらにスピードを上げ森の入口に急いだ。
入口に降り立った父さんと俺は慎重に森の中へと入って行った。
父さん曰く、後ろからの援軍等が来たら不利になるかもしれないから全員が揃ったところを叩くらしい。
俺と父さんは地べたに座りながら馬鹿騒ぎををする男たちを隠れ見、いつでも魔法が発動できるよう構えている。
現在の人数は5人。
後から何人来るか知らないが、少なくない人数だ。
幾ら父さんと一緒とはいえ、人との命の取り合いは初なので緊張しないわけがない。
ガチガチに固まった俺に父さんは、軽く肩を叩き微笑んだ。
少し緊張が解けた気がした。
しばらくして何人かの人の気配。
男たちが立ち上がったところから、仲間のようだ。
それにしても合計8人か……キツイな。
父さんに俺は目でどうするのか尋ねると、父さんは先ず自分を指さし6、次に俺を指さし2とジェスチャーした。
要するに俺は二人倒せばいいということか。
父さんの実力に関しては未知な部分が多量に含まれるが、山賊程度は瞬殺なのだろう。
まるで気負いがない。
それにも関らず俺に二人任せるということは、信頼されているということなのだろうか?
なら日頃の修行してもらっているに両親に掛けて、2人倒して見せる!
スリーカウントで奇襲を掛けるらしい。
父さんが今ゆっくりと3本の指を上げた。
指が一本折り畳まれる……俺は足に力を入れ、すぐに動けるようにする。
二本目……小さな声で魔法を唱える。
そして三本目が畳まれた瞬間、俺と父さんは隠れていた木から飛び出した。
父さんは先ず大きな岩の壁を出し盗賊たちを、6:2になるように分断した。
俺に対する横やりを入れさせないためか、それとも自分の戦闘スタイルを俺に見せないためか分からないが、俺にとってもありがたかった。
これでいざという時見られる心配はない!
「誰だお前!!」
「子供が何の冗談だ?」
山賊二人はいきなり仲間と分断されたために、興奮している様だ。
とりあえず俺の目的を告げる。
「僕はここの領主の息子です。
あなた方が領民に危害を与えたと聞いてやってきました。
ですがもしここで風竜を諦め、この領地から出て行ってくれるのなら何もしません」
山賊はぽかんとした表情で俺を見て、次の瞬間笑い始めた。
「ぎゃははははは! 何言ってんだこの餓鬼?」
「諦めるも何も、お前さんを人質にとれば身代金も取れて一石二鳥じゃねぇか!」
いやまぁ……予想はしてたんだけどね。
俺今杖持ってないからメイジに見えないだろうし。
なら実力行使と行きますか。
「そうですか……なら死んでください。
ロックスピア!!」
石の槍が6本出てきて、一人を串刺しにした。
6本の石の槍に突かれた男は、立ったまま事切れた。
1年前まで4本だった槍が6本になったのは、一本の太さを変えることで本数を増やすことが出来たからだ。
今は本物の槍くらいの細さだが、頑張れば鉛筆くらいの細さまでイケる。
その場合は本数は36本まで出せるが、これは精神力をかなり食うのであまり使えないけど……。
「なんだと!?」
もう一人の男はなんとか避けたらしい。
それでも二の腕の辺りが少し抉れているが……。
「いえね?ですから貴方達は風竜を諦めないのでしょう?
ならば領民に危害を加えるあなたたちを放っておくことはできません。
……それにこの森は僕のお気に入りなので貴方方に居座られると困るので」
「ならすぐ出ていく!!
風竜なんて知ったことか!
だから命だけは助けてくれ!!」
土下座をしながら嘆願してくる姿を見ると、流石に追撃をしたくはない。
……まぁ手元で何かごそごそやっているのが見えなければの話ですが。
「……アクアボール」
俺は山賊の頭部に水の塊でボールを作った。
頭部の周囲20センチに座標固定しているので、どんなに動いても水の玉を外せない。
まぁ水メイジなら簡単にはずせるが……。
突如頭が水に包まれた山賊は、驚いて頭を上げ俺を見た。
そしてそれと同時に手でいじっていたものが何かも判明した。
杖だった。
「貴方メイジだったんですか……危なかったなぁ」
「ガボッガボボボボ!」
「なんて言っているかわかりませんが、とりあえず貴方の手が不自然に動いてましたのでこうして攻撃させてもらいました」
流石に窒息死は見てる方も辛いので、もう一度ロックスピアを唱えて串刺しにした。
さっきの山賊と同じ格好になってしまったが、違うのは口から出る血で赤く染まった水の玉だけだった。
アクアボールを解除した俺は、父さんがいるであろう壁を見ながらため息をついた。
「初めて人を殺したな……何の感慨もないけど、ちょっと悲しいかな?
俺も変わってきてるのか」
前世では人殺しなんていうと犯罪、幾ら相手が襲いかかってきたとしても過剰防衛になる可能性が高い。
だがこの世界ではこんなに身近に死がある。
前の世界では考えられなかったことだ。
まぁ日本以外はどうだったかわからないけど……。
流石に中東の紛争地帯とかはこんな感じで、命が軽かったのかな?
そんなことに思いを巡らせていると、父さんが壁を解除した。
どうやら父さんの方も終わったらしい。
気になるのは父さんの方に居たはずの6人が跡形もないことなんだけど……
「父さん? そっちの山賊は?」
「ん? 埋めた」
「……」
いや分かってたよ? 父さんが若干規格外ってこと。
でもね? 六人同時に落ちるほどの穴を作って上から、埋まるレベルの土を被せたってことでしょ?
それ絶対圧死してるよ?
中大変なことになってるよ?
っていうか錬金の応用が鋼の錬金術師に似た何かを感じるよ?
「どうしたレッド?」
「……いや、なんでもないよ父さん。」
父さんは俺と話しながら、俺の倒した山賊を土に埋めた。
マジで何者だこの人?
こんな感じで俺の初の対人戦は幕を閉じた。
因みに父さんは、母さんに知らせないで俺を戦闘に連れて来たらしく、そのことで母さんはKASANになった。
父さんのご冥福をお祈りしながら、俺は疲れた体でベットに横たわった。
〜イルククゥ side〜
「きゅい? なんか血の匂いがするのね。」
彼女はそういって戦闘があった場所に降り立った。
血の匂いがするけど、死体は無い。
注意深く調べてみると土の一部が新しくなっていることに気がついた彼女は、好奇心で掘り返してみることにした。
しばらく掘ってやっと爪が何かに当たったのを感じ、引っ張り出してみると、断末魔の表情を浮かべた一人の男の上半身が引っ張り出された(因みにこれはレッド君が後半にやっつけた方です。)
強く引っ張られたため腹から千切れ、内臓が出てきた。
「きゅい!?」
驚いた彼女はそれを投げ捨て、その場から急ぎ立ち去った。
「怖かったのね!
もうあそこ行きたくないのね!!
でもレッドにお礼……次に会った時って言ったから大丈夫!
いつかお礼するからねレッド、きゅいきゅい!」
それ以来の近くで風竜を見かけることは無かった。