一話
そして、七年の歳月が流れた…。
「ファンタジアかよ。まあ、いいか」
布団から起き、服を着替える。服を着て鏡で寝癖チェック。うん、今日も早乙女アルトそっくりの女顔。朝食のいい匂いを嗅ぎ、そして俺、桜井 和人 は隣でぐーすか寝てる奴を蹴っ飛ばした。
「起きろ一夏」
「ゲフっ!」
隣でうめき声を上げた我らが原作主人公、織斑一夏 がもぞもぞと起きあがる。
「毎回朝蹴って起こすなよ」
「なら俺が着替え終わるよりも早く起きろ、朝食できてるぞ」
文句に対し、冷たく言い捨てる。
リビングに行くと母、智子 (趣味は旅行と美少女の胸もみ、どこのそらおとだ)が朝飯を用意して待っていた。
一夏が桜井家で起きたのは、簡単な話、隣の家だったからだ。一夏の姉の千冬 さんがいない時はうちで預かっている。
「いただきます」
手を合わせてから朝食を食べる。今日も朝練で、篠ノ之道場に行く日だ。一夏についていって俺も学んでいたりする。
「あーくそー……。勝ちてえなあ」
ぼやきながら一夏が掃除をしている。それを手伝いながら、言ってみた。
「あいつの方がやってる時間が長いんだからしょーがないだろ。勝ちたきゃ、もっと練習するしかないんじゃねーの?」
「そうだな…さっさと終わらせて自主練するか!」
やる気を出した一夏と俺が掃除に精一杯やっていると、
「おーい、男女〜。」
と女子をからかっている三人の男子がいた。はっきり言って鬱陶しいことこの上ないが、巻き込まれるとよけい面倒くさいことになるので俺は黙っていた。
が、一夏は別だった。そっちに向かいなにやら言い争っている。そして男子の一人をぶん殴った。なるほど、ここがフラグをたてるシーンなのか。まあ、友達として聞いとこう。
「手伝うか、一夏?」
「いい、これはおれのケンカだ」
ならいいや。
その後、事情を一夏から聞き、先生が事情を聞いてきた時に間に入って三匹のほうにも悪い点はあったということで喧嘩両成敗で済ませてもらうよう頼んでみた。なぜ止めなかったと叱られたが、そこはうまく聞き流した。
なんだかんだと騒ぐ馬鹿な親も、三対一で女子をいじめていた等の事情を聞いてさすがに黙ったらしい。喧嘩両成敗で済み、千冬さんも馬鹿な親もお互いに頭を下げたらしい。まあ、それでも一夏は不服だったようだが。
数日後、箒と一夏が会話していた。さて、どう入ったものか。
「織斑はふたりいるから俺のことも一夏って呼べよな」
「う……む」
「わかったか、箒」
「わ、わ、わかっている!い、い、一夏!これでいいのだろう!?」
「おう、それでいいぜ。…ってカズ!こっち来いよ」
「あ、ああ」
見つかったので二人の近くへと歩み寄る。
「こいつは桜井和人。俺の親友だ!」
「桜井和人だ。桜井は他に親しかいないから、べつに桜井と呼んでくれればいい」
「いや、そこは違うだろ!っていうか聞いてたのか!?」
思いっきり一夏に突っ込まれた。
「さて、と…」
家に帰り、パソコンを立ち上げる。今日は一夏が部屋に来ないので思い切り打ち込める。
頭脳面でかなりの天才っぷりを発揮し始めていた俺はこの年でノートパソコンをゲット。
さっそく活用しまくっているそのパソコンのデータの中には、大量の設計図と理論の文書が入っている。
……そして、ウインドウには開かれた文書が一つ。そのタイトルは
『マクロス計画』
そして、七年の歳月が流れた…。
「ファンタジアかよ。まあ、いいか」
布団から起き、服を着替える。服を着て鏡で寝癖チェック。うん、今日も早乙女アルトそっくりの女顔。朝食のいい匂いを嗅ぎ、そして俺、
「起きろ一夏」
「ゲフっ!」
隣でうめき声を上げた我らが原作主人公、
「毎回朝蹴って起こすなよ」
「なら俺が着替え終わるよりも早く起きろ、朝食できてるぞ」
文句に対し、冷たく言い捨てる。
リビングに行くと母、
一夏が桜井家で起きたのは、簡単な話、隣の家だったからだ。一夏の姉の
「いただきます」
手を合わせてから朝食を食べる。今日も朝練で、篠ノ之道場に行く日だ。一夏についていって俺も学んでいたりする。
「あーくそー……。勝ちてえなあ」
ぼやきながら一夏が掃除をしている。それを手伝いながら、言ってみた。
「あいつの方がやってる時間が長いんだからしょーがないだろ。勝ちたきゃ、もっと練習するしかないんじゃねーの?」
「そうだな…さっさと終わらせて自主練するか!」
やる気を出した一夏と俺が掃除に精一杯やっていると、
「おーい、男女〜。」
と女子をからかっている三人の男子がいた。はっきり言って鬱陶しいことこの上ないが、巻き込まれるとよけい面倒くさいことになるので俺は黙っていた。
が、一夏は別だった。そっちに向かいなにやら言い争っている。そして男子の一人をぶん殴った。なるほど、ここがフラグをたてるシーンなのか。まあ、友達として聞いとこう。
「手伝うか、一夏?」
「いい、これはおれのケンカだ」
ならいいや。
その後、事情を一夏から聞き、先生が事情を聞いてきた時に間に入って三匹のほうにも悪い点はあったということで喧嘩両成敗で済ませてもらうよう頼んでみた。なぜ止めなかったと叱られたが、そこはうまく聞き流した。
なんだかんだと騒ぐ馬鹿な親も、三対一で女子をいじめていた等の事情を聞いてさすがに黙ったらしい。喧嘩両成敗で済み、千冬さんも馬鹿な親もお互いに頭を下げたらしい。まあ、それでも一夏は不服だったようだが。
数日後、箒と一夏が会話していた。さて、どう入ったものか。
「織斑はふたりいるから俺のことも一夏って呼べよな」
「う……む」
「わかったか、箒」
「わ、わ、わかっている!い、い、一夏!これでいいのだろう!?」
「おう、それでいいぜ。…ってカズ!こっち来いよ」
「あ、ああ」
見つかったので二人の近くへと歩み寄る。
「こいつは桜井和人。俺の親友だ!」
「桜井和人だ。桜井は他に親しかいないから、べつに桜井と呼んでくれればいい」
「いや、そこは違うだろ!っていうか聞いてたのか!?」
思いっきり一夏に突っ込まれた。
「さて、と…」
家に帰り、パソコンを立ち上げる。今日は一夏が部屋に来ないので思い切り打ち込める。
頭脳面でかなりの天才っぷりを発揮し始めていた俺はこの年でノートパソコンをゲット。
さっそく活用しまくっているそのパソコンのデータの中には、大量の設計図と理論の文書が入っている。
……そして、ウインドウには開かれた文書が一つ。そのタイトルは
『マクロス計画』