森の中の奇行文。
9話
「私の周りには、優秀すぎる相棒。
そして天才と、歴戦の勇者ばっかり。
今でも疑問に思っている。
私は何でここにいるのか……」
「うるせーよ。
書類1つ書くのに何ぶつくさ言ってんだよ。
他人のモノローグ聞こえるとか苦痛以外の何者でもないんですけど」
どうも、稲荷です。
今始末書を書いています。
や、正式な物じゃなく、なのはさんに提出する用のね。
昨日の帰り、シグナムさんの拉致から逃れるために禁断の右手を使用したのだが。
気がついたらパンツ一丁でゴミ捨て場にポイされてたんだ。
そこを次の日通りかかったなのはさんに拾われた訳なのだが。
もうなのはさんに迷惑をおかけしませんという内容の反省文を原稿用紙20ページ分。
手が痛いです。
で、隣にいるのが例のごとくチビッ子達。
今日は午後から任務があるらしく、午前中は書類の処理になったとか。
みんな珍しく黙々と机に向かっている。
約1名うるさいが。
「お稲荷さん、書けたの?」
「もうちょいで終わるんだけどさ。
隣で私は何でここにいるとか、みんな天才秀才で私凡人とか、明らかパワーアップフラグなモノローグを延々聞いていたらやる気が萎えた」
「あ、あああああ、あんた何言ってるの!?
なのはさんに何言ってるの!?」
「正気に戻ったなら黙って書け。
厨二発言を聞いていると俺の精神的ダメージが鬼になる」
全く、俺よりティアナが厨二と呼ばれる方が相応しいのではないだろうか。
因みに俺は厨二じゃないのであしからず。
「そう……ティアナの事も気になるんだけど。
お稲荷さん、何であんな事したの?」
「シグナムさんに出会って問答無用で稽古という名の処刑が行われそうだったから、ムネ揉んだ。
気がついたらああなってた。
でもまだ体中が痛いのと裸を衆人の目に晒した事を考えると処刑の方がましだったかもしれないと後悔中。
あ、もしかしてシグナムさんって脱がし魔か」
「話の飛躍の仕方が尋常じゃないの……
ともかく50枚反省文追加」
おい馬鹿、やめろ!
午前中までに書き終わらなかった分については宿題になった。
合計70枚とか無理。
手がもう動かない。
午後は休もうとしていたらなのはさんに以前と同じヘリポートへ拉致られた。
どこに連れていかれるのか説明がないのはもうデフォ。
使い魔使いの荒い人だ。
使うから使い魔なんだろうが。
使うがゲシュタルト崩壊を起こした。
それにしてもフェイトさんちのアルフさんは今頃家でのんびりしているだろうに。
「そこんとこどうなんですかねフェイトさん」
「えっ? えっと……アルフは多分稲荷より仕事できるから」
お前は休むよりも働けと。
普通はフォローを入れる所で鋭い一言ありがとうございます。
おかげで俺の心はブロークンファンタズム。
塵も残らない。
そうこうしているうちにチビッ子達も集合。
ヘリに搭乗し、すぐに空へと飛び立った
「これまで謎やったガジェットドローンの製作者、及びレリックの蒐集者は現状ではこの男、広域次元犯罪者であるジェイル・スカリエッティの線を中心に、捜査を進める」
「どこから現れた八神」
「あんたが現れたんやあんたが。
私は先にシャマルとヘリに乗ってたんやで。
てかあんたは今話した内容、理解しとるん?」
「シャマルすら理解できなかった」
「私の名前です……」
「お前はリツコさんだろう」
「誰ですか!?」
違うのか。
まぁどうでもいいや、内容把握は適当で。
基本流れに身を任すタチですから。
お陰でとんでもない目にあってる気もするけど。
その後のリインの説明となのはさんの補足で今日の目的を大体把握した。
曰く、高級なホテルに行くらしい。
「アグスタかぁ……ネーミングセンスはともかくきっと素晴らしいホテルなんだろうなぁ……フカフカのベッドあるかなぁ……」
「重要な所をすっ飛ばして状況を把握するあんたに脱帽やわ」
「褒めるなよ」
「照れんなや」
「あ、お稲荷さんは入れないよ? ペット禁止らしいから。
後、泊まりに行くんじゃなくて警備の仕事をしにいくんだから入れてもベッドに関係は持てないよ?」
フカフカベッドと結婚してハイパーイチャイチャタイムに突入する夢が崩れ去った。
落ち込みがヤバイが無理なものは仕方がない。
気を取り直す。
そして誰がペットか。
「警備と申したか。
よかろう、では今回は誰が一緒になるのか分からんが、俺のフォローを頼むぞチビッ子達」
「今日はフォワード陣とは組まないで、お稲荷さんは1人でホテルの外を警備ね!」
希望も崩れ去った。
○ ● ○ ● ○ ●
今俺は、森の中にいる。
あ、ありのまま起こったことを話すぜ。
『ホテル周辺の警備をしようとふらついていたら、二階からシグナムさんがこっちを睨みつけていた』
頭がどうにかなりそうだった……
何か恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
という訳で逃げてきました。
だって見られてるだけで冷や汗が止まらなくなるんだぜ?
ありゃ絶対脱がす気だね。
しかも視線で、何故お前がここにいるって語ってたし。
絶好の標的! って感じがした。
もう脱がされたくないんです。
で、ここどこよ。
「俺が迷うのはいつだって森の中。
世界はこんなはずじゃなかったことばかりだ。
誰かヘルプ」
「え?」
「ん?」
進んだ先には幼女が居た。
紫の髪を長く伸ばした、ヴィータやキャロと同じくらいの幼女である。
「つまり幼女版ライダーですね分かります。
しかも眼帯をしていないとか俺を石化させる気マックス。
この世の不条理に不満を叫ばざるを得ない」
「? よく分からないけど、私はルーテシア。
こっちはガリュー。
ライダーじゃない」
手の甲辺りに宝石っぽい何かを取り付けたグローブを俺に見せて言う幼女。
ルーテシアって言うのね。
ガリューって何?
……あぁ、格闘が得意だけど我流だってか。
グローブカッコイイし強そうだね。
いいじゃん我流でも。
そして肉弾戦をするからライダーじゃないと。
「初めましてこんにちは、稲荷です。
レベル1のスライム程度の相手なのでそれで殴らないでね。
適当に歩いてたら迷った。
ホテルまで行くにはどうしたらいい?」
「迷ったの?
……連れていってあげようか?」
「神は俺を見捨てなかった!
いつも見放したとか言ってごめん!
是非お願いします」
「うん……でも、私はドクターの頼み事でここを動けないから、この子にお願いする」
紫幼女がそういうと草むらから大きな影が飛び出した。
どうみても以前のダンゴムシもどきです、ありがとうございました。
でも今回は敵意はない様子。
「ん? ドクター?」
「スカリエッティ……だったかな、本名呼ばないから、忘れた。
この子の、製作者」
「ふぅん」
興味無し。
「あ、狐さん、乗って。
案内させるから」
「稲荷です。
ありがとう、紫幼女。
また会おう!
じゃあいっちょよろしく頼むぜダンゴムシ!」
「私も、ルーテシア。
うん、またね」
ダンゴムシに跨ると、1mくらい浮遊して動き始めた。
ありがとう紫幼女。
君はきっと将来立派なライダーになるよ。
この恩はいつか、覚えていたら返そう。
そして10分程進んだら他のダンゴムシが集まっている場に出た。
前方には見知ったオレンジの髪と青い髪。
「おーティアナとスバルじゃん!
やっほー」
「クロスファイアー……シュ—————ト!!」
「えっ」
○ ● ○ ● ○ ●
「もう一度、言ってくれるかな?」
俺、正座。
目の前には、またもや額に怒りの四つ角を貼りつけたなのはさん。
俺が何したし。
「ある日、森の中、紫幼女に出会いました。
花咲く森の中、紫幼女に出会いました。
紫幼女の言う事にゃ、狐さんダンゴムシでお行きなさい。
スタコラサッサッサのサ。
……で、ティアナやスバルと合流できたと思ったら撃ち抜かれました。
あいつは絶対幼女ライダー。
Fateから参戦とかビックリだ。
てか味方を撃つってどうよ?」
「呼んだ?」
呼んでません。
「乗っていけって、完全にガジェット操ってるやないか……
私らが苦労しても見つけ出せんかった黒幕をどうしてそんな簡単に見つけ出せるんや……
というか、ガジェットが現れた時点でおかしいと思わなかったんか!?」
「だよな?
俺もあんな美的センス溢れるモノ、市販して売れるんだ〜って疑問に思った」
「着眼点がちゃうわああああああ!!」
「あぁ、スカさんの美的センスの方か」
「もっとちゃうわああぁぁああ!!!!」
「てかガジェットに乗った不審者が現れたらあたしでも撃つぞ」
「無垢な一般ピーポーに何するか」
「辞書貸そうか?」
八神はともかくヴィータとフェイトさんは何気にひどい。
てかヴィータいたんだ。
あぁ、そういやスターズ副隊長とか言ってたね、任務ならいるかそりゃ。
「ねぇティア……隊長達みんなスルーしてるけど、稲荷さん、今凄いこと言わなかった?」
「スカさんって……なんでそんなフランクな呼び方なのよ……」
「稲荷さん、犯罪者なのかな」
「あいつが犯罪者なら今世界は極悪犯で溢れかえってるわ」
ティアナとスバルも遠回しにけなしている気がする。
てかここまで馬鹿にしてるのに一向に状況説明してくれないみなさんに全俺が泣いた。
「お稲荷さん?」
「……はい」
「後でお話しようか……」
オワタ。
「そういや……その……さっきはごめん、撃っちゃって」
「10円ハゲが出来たら訴えてやる」
「だからごめんって。
ところでさ、何で迷ってたの?」
「そこに道が無かったから」
「ハイハイ。
というか道が無いなら飛べば良かったじゃない」
「あっ」
アニメ7話で初めてシャマル先生とルーテシアの姿を見た。
そこから感じ取った熱きリビドーを抑えることが出来なかった。
因みにFateも内容把握してる訳でもなければエヴァも全話見たことはない。
キャラだけ知ってるとです。
自分が危機にさらされると騒がしく。
別段危なくないときは冷静に。
そんな稲荷です。
あ、筆者も。
という訳で9話。
閲覧ありがとうございました。
慌てて訂正。
キャスターをライダーに直しました。
確認してたのに間違えたとか脳汁がでます。
ご指摘ありがとうございました。
9話
「私の周りには、優秀すぎる相棒。
そして天才と、歴戦の勇者ばっかり。
今でも疑問に思っている。
私は何でここにいるのか……」
「うるせーよ。
書類1つ書くのに何ぶつくさ言ってんだよ。
他人のモノローグ聞こえるとか苦痛以外の何者でもないんですけど」
どうも、稲荷です。
今始末書を書いています。
や、正式な物じゃなく、なのはさんに提出する用のね。
昨日の帰り、シグナムさんの拉致から逃れるために禁断の右手を使用したのだが。
気がついたらパンツ一丁でゴミ捨て場にポイされてたんだ。
そこを次の日通りかかったなのはさんに拾われた訳なのだが。
もうなのはさんに迷惑をおかけしませんという内容の反省文を原稿用紙20ページ分。
手が痛いです。
で、隣にいるのが例のごとくチビッ子達。
今日は午後から任務があるらしく、午前中は書類の処理になったとか。
みんな珍しく黙々と机に向かっている。
約1名うるさいが。
「お稲荷さん、書けたの?」
「もうちょいで終わるんだけどさ。
隣で私は何でここにいるとか、みんな天才秀才で私凡人とか、明らかパワーアップフラグなモノローグを延々聞いていたらやる気が萎えた」
「あ、あああああ、あんた何言ってるの!?
なのはさんに何言ってるの!?」
「正気に戻ったなら黙って書け。
厨二発言を聞いていると俺の精神的ダメージが鬼になる」
全く、俺よりティアナが厨二と呼ばれる方が相応しいのではないだろうか。
因みに俺は厨二じゃないのであしからず。
「そう……ティアナの事も気になるんだけど。
お稲荷さん、何であんな事したの?」
「シグナムさんに出会って問答無用で稽古という名の処刑が行われそうだったから、ムネ揉んだ。
気がついたらああなってた。
でもまだ体中が痛いのと裸を衆人の目に晒した事を考えると処刑の方がましだったかもしれないと後悔中。
あ、もしかしてシグナムさんって脱がし魔か」
「話の飛躍の仕方が尋常じゃないの……
ともかく50枚反省文追加」
おい馬鹿、やめろ!
午前中までに書き終わらなかった分については宿題になった。
合計70枚とか無理。
手がもう動かない。
午後は休もうとしていたらなのはさんに以前と同じヘリポートへ拉致られた。
どこに連れていかれるのか説明がないのはもうデフォ。
使い魔使いの荒い人だ。
使うから使い魔なんだろうが。
使うがゲシュタルト崩壊を起こした。
それにしてもフェイトさんちのアルフさんは今頃家でのんびりしているだろうに。
「そこんとこどうなんですかねフェイトさん」
「えっ? えっと……アルフは多分稲荷より仕事できるから」
お前は休むよりも働けと。
普通はフォローを入れる所で鋭い一言ありがとうございます。
おかげで俺の心はブロークンファンタズム。
塵も残らない。
そうこうしているうちにチビッ子達も集合。
ヘリに搭乗し、すぐに空へと飛び立った
「これまで謎やったガジェットドローンの製作者、及びレリックの蒐集者は現状ではこの男、広域次元犯罪者であるジェイル・スカリエッティの線を中心に、捜査を進める」
「どこから現れた八神」
「あんたが現れたんやあんたが。
私は先にシャマルとヘリに乗ってたんやで。
てかあんたは今話した内容、理解しとるん?」
「シャマルすら理解できなかった」
「私の名前です……」
「お前はリツコさんだろう」
「誰ですか!?」
違うのか。
まぁどうでもいいや、内容把握は適当で。
基本流れに身を任すタチですから。
お陰でとんでもない目にあってる気もするけど。
その後のリインの説明となのはさんの補足で今日の目的を大体把握した。
曰く、高級なホテルに行くらしい。
「アグスタかぁ……ネーミングセンスはともかくきっと素晴らしいホテルなんだろうなぁ……フカフカのベッドあるかなぁ……」
「重要な所をすっ飛ばして状況を把握するあんたに脱帽やわ」
「褒めるなよ」
「照れんなや」
「あ、お稲荷さんは入れないよ? ペット禁止らしいから。
後、泊まりに行くんじゃなくて警備の仕事をしにいくんだから入れてもベッドに関係は持てないよ?」
フカフカベッドと結婚してハイパーイチャイチャタイムに突入する夢が崩れ去った。
落ち込みがヤバイが無理なものは仕方がない。
気を取り直す。
そして誰がペットか。
「警備と申したか。
よかろう、では今回は誰が一緒になるのか分からんが、俺のフォローを頼むぞチビッ子達」
「今日はフォワード陣とは組まないで、お稲荷さんは1人でホテルの外を警備ね!」
希望も崩れ去った。
○ ● ○ ● ○ ●
今俺は、森の中にいる。
あ、ありのまま起こったことを話すぜ。
『ホテル周辺の警備をしようとふらついていたら、二階からシグナムさんがこっちを睨みつけていた』
頭がどうにかなりそうだった……
何か恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
という訳で逃げてきました。
だって見られてるだけで冷や汗が止まらなくなるんだぜ?
ありゃ絶対脱がす気だね。
しかも視線で、何故お前がここにいるって語ってたし。
絶好の標的! って感じがした。
もう脱がされたくないんです。
で、ここどこよ。
「俺が迷うのはいつだって森の中。
世界はこんなはずじゃなかったことばかりだ。
誰かヘルプ」
「え?」
「ん?」
進んだ先には幼女が居た。
紫の髪を長く伸ばした、ヴィータやキャロと同じくらいの幼女である。
「つまり幼女版ライダーですね分かります。
しかも眼帯をしていないとか俺を石化させる気マックス。
この世の不条理に不満を叫ばざるを得ない」
「? よく分からないけど、私はルーテシア。
こっちはガリュー。
ライダーじゃない」
手の甲辺りに宝石っぽい何かを取り付けたグローブを俺に見せて言う幼女。
ルーテシアって言うのね。
ガリューって何?
……あぁ、格闘が得意だけど我流だってか。
グローブカッコイイし強そうだね。
いいじゃん我流でも。
そして肉弾戦をするからライダーじゃないと。
「初めましてこんにちは、稲荷です。
レベル1のスライム程度の相手なのでそれで殴らないでね。
適当に歩いてたら迷った。
ホテルまで行くにはどうしたらいい?」
「迷ったの?
……連れていってあげようか?」
「神は俺を見捨てなかった!
いつも見放したとか言ってごめん!
是非お願いします」
「うん……でも、私はドクターの頼み事でここを動けないから、この子にお願いする」
紫幼女がそういうと草むらから大きな影が飛び出した。
どうみても以前のダンゴムシもどきです、ありがとうございました。
でも今回は敵意はない様子。
「ん? ドクター?」
「スカリエッティ……だったかな、本名呼ばないから、忘れた。
この子の、製作者」
「ふぅん」
興味無し。
「あ、狐さん、乗って。
案内させるから」
「稲荷です。
ありがとう、紫幼女。
また会おう!
じゃあいっちょよろしく頼むぜダンゴムシ!」
「私も、ルーテシア。
うん、またね」
ダンゴムシに跨ると、1mくらい浮遊して動き始めた。
ありがとう紫幼女。
君はきっと将来立派なライダーになるよ。
この恩はいつか、覚えていたら返そう。
そして10分程進んだら他のダンゴムシが集まっている場に出た。
前方には見知ったオレンジの髪と青い髪。
「おーティアナとスバルじゃん!
やっほー」
「クロスファイアー……シュ—————ト!!」
「えっ」
○ ● ○ ● ○ ●
「もう一度、言ってくれるかな?」
俺、正座。
目の前には、またもや額に怒りの四つ角を貼りつけたなのはさん。
俺が何したし。
「ある日、森の中、紫幼女に出会いました。
花咲く森の中、紫幼女に出会いました。
紫幼女の言う事にゃ、狐さんダンゴムシでお行きなさい。
スタコラサッサッサのサ。
……で、ティアナやスバルと合流できたと思ったら撃ち抜かれました。
あいつは絶対幼女ライダー。
Fateから参戦とかビックリだ。
てか味方を撃つってどうよ?」
「呼んだ?」
呼んでません。
「乗っていけって、完全にガジェット操ってるやないか……
私らが苦労しても見つけ出せんかった黒幕をどうしてそんな簡単に見つけ出せるんや……
というか、ガジェットが現れた時点でおかしいと思わなかったんか!?」
「だよな?
俺もあんな美的センス溢れるモノ、市販して売れるんだ〜って疑問に思った」
「着眼点がちゃうわああああああ!!」
「あぁ、スカさんの美的センスの方か」
「もっとちゃうわああぁぁああ!!!!」
「てかガジェットに乗った不審者が現れたらあたしでも撃つぞ」
「無垢な一般ピーポーに何するか」
「辞書貸そうか?」
八神はともかくヴィータとフェイトさんは何気にひどい。
てかヴィータいたんだ。
あぁ、そういやスターズ副隊長とか言ってたね、任務ならいるかそりゃ。
「ねぇティア……隊長達みんなスルーしてるけど、稲荷さん、今凄いこと言わなかった?」
「スカさんって……なんでそんなフランクな呼び方なのよ……」
「稲荷さん、犯罪者なのかな」
「あいつが犯罪者なら今世界は極悪犯で溢れかえってるわ」
ティアナとスバルも遠回しにけなしている気がする。
てかここまで馬鹿にしてるのに一向に状況説明してくれないみなさんに全俺が泣いた。
「お稲荷さん?」
「……はい」
「後でお話しようか……」
オワタ。
「そういや……その……さっきはごめん、撃っちゃって」
「10円ハゲが出来たら訴えてやる」
「だからごめんって。
ところでさ、何で迷ってたの?」
「そこに道が無かったから」
「ハイハイ。
というか道が無いなら飛べば良かったじゃない」
「あっ」
アニメ7話で初めてシャマル先生とルーテシアの姿を見た。
そこから感じ取った熱きリビドーを抑えることが出来なかった。
因みにFateも内容把握してる訳でもなければエヴァも全話見たことはない。
キャラだけ知ってるとです。
自分が危機にさらされると騒がしく。
別段危なくないときは冷静に。
そんな稲荷です。
あ、筆者も。
という訳で9話。
閲覧ありがとうございました。
慌てて訂正。
キャスターをライダーに直しました。
確認してたのに間違えたとか脳汁がでます。
ご指摘ありがとうございました。