紅桜奇行文。
八日酔い。
さてさて。
春の大自然ツアーも今日で3日目。
いい天気だなと、廊下の窓から外を眺める。
今日は血生臭い事にならなければいいのだが。
しかし、外でさっきからこっちを常に見つめながら黄金に輝く大剣を持って素振りしているフェイトさんがいるので油断はできない。
何故屋内に居る俺を見つめる必要があるのだろうか。
というか黄金の剣って、アレ実はエクスカリバーじゃね?
なんて事を考えていたら、ヴィヴィオが部屋から出てきた。
「あ、おはよう狐パパ。
……あれから一晩考えたんだけど。
何でヴィヴィオが魔法大会に出ないといけないのかな。
いや、漫画捨てるっていうんなら出るけど。
でも、でも……理不尽だよー……」
「自称ノーヴェが、ヴィヴィっ子の経験値にするからおとなしく参加しろってさ。
よっぽど目の敵にされてるな」
「大人な対応で、川割った時に未来のヴィヴィオ凄いなー憧れちゃうなーって言っとけば良かったのかな。
ムキになって瞬動と居合拳使っちゃうとか。
大人気なかった」
いや、大人気も何もお前6歳児だから。
そんな会話をしつつ、リビングのドアを開く。
今日のご飯はなんですかーっと。
そこにあったのは、何も乗っていないテーブル。
そして、ソファーに腰掛けるISさんとその横に立つルーテシア。
後、画面に映る狸のお面をした誰か。
「見ろよヴィヴィオ……
綺麗なテーブルだろ……
死んでるんだぜ、これで……」
「うん、分かるよ狐パパ……
ヴィヴィオ達のご飯は犠牲になったのだ」
『入ってきて早々何を言っとるんや。
……ん、尻尾?
あなたが稲荷さん?
なのはちゃんから話は聞いとるよ』
何気に存在を忘れ去られがちですが。
尻尾だけじゃなくて頭に生えてる耳も思い出してあげてください。
「狐パパ、この狸さんは知り合い?」
「いや、俺の知ってる狸は平成の狸合戦に出てたヤツらだけだが。
あ、もしかしてあれか。
オープニングで『そいやっさぁ!』って言ってる人か」
『誰がや。
私や私、八神はやてや』
ふむ。
まぁいいや。
今の俺達は朝食にしか興味がない。
なのはさんに一緒にご飯食べよってメールしよ。
「ところでISさん。
何してるのー?」
「あの……ヴィヴィオさん。
私はアインハルトでISさんじゃないんですが……
実は、私のデバイスを作ってくれるという話になりまして」
『うんうん。
で、私とリイン&アギトがノリノリで組んであげよって言うことや。
覇王の愛機、まずは軽く取り掛かってみるな』
ふうん。
リインは最近わかるようになったが。
アギトってのは仮面ライダーか何かか。
……ん? 誰が覇王だって?
「あの、ヴィヴィオさんも大会に出場するんですよね……?
デバイスはどうするんですか?」
「作ってもらってるよー!
というか何故に敬語」
「あ、いえ。
あなた相手にタメ口なんて聞いたら、プチっとされそうで……
というか、誰に作ってもらってるんですか?
昨日の今日だと思うんですが」
「スカさんとプレシアさんとアリシアー!」
『ブッ!』
『わぁ! はやてちゃんのよだれがかかったですぅ……』
画面の向こうでは、狸の吹き出したアミラーゼでベトベトになっている銀髪幼女が。
誰だろう。
「昨日、狐パパに呼んでもらったんだー!
事情話したら、目を輝かせて即作業に入ったよ」
お陰でまた1つ、ドラゴンボールが黒ずみましたが。
エネルギーみたいなものが無くなったからだろうか。
そんな気がしたから、前に黒ずんだ奴に気合いを注入してみた。
そしたら黒みがかった青色から黄色に変わった訳ですが。
大丈夫かな、これ。
なのはさんにも、新しく黒ずんだ奴でやってもらった。
黒ずんだ青色からピンク色に変わった。
おもしれぇな、これ。
「次ドラゴンボールが黒くなったら、ヴィヴィオに虹色にしてもらおうと画策してます」
「へぇ……
ヴィヴィオさんのは、そのスカさんとプレシアさん、アリシアさんという方に作ってもらってるんですか。
いいデバイスが出来るといいですね」
「ジェイル・スカリエッティ!
何故貴様がここに居るんだ!!
……まさか、脱獄したのか!?」
「それ以前に、君が稲荷くんの部屋にノックも無しに入ってきた事に疑問を抱いてもいいかね」
「黙れ!
貴様に話すことなど何もない!!」
「落ち着きなさいフェイト。
今いいところだから。
というか私の娘なら、あらゆる状況でも取り乱してはダメよ」
「でも母さん!!
……は?
母さん?」
「あーもう、フェイトうっさい!
今デバイスのいい構造が作れそうなんだから!
ちょっと部屋の隅で座ってなさい!」
「あ、ごめん。
えと……アリシア?」
「クックック。
いきなり呼び出されて何をさせられるのかと思ったが、やはり稲荷くんだね。
私の期待に大いに応えてくれる。
もっとも、USBのCLASSを記憶容量の事と勘違いしていた事には笑ったが。
……おぉ、プレシア。
これを見たまえ。
素晴らしいではないか!」
「あら本当。
ここのプログラムがこうなってああなるから……
流石だわ。
私が見込んだ人なだけあるわね」
「ハハハ。
当然だとも!」
「いちゃつくのは開発が終わってからか、最悪私を間に挟まないでやってくれないかな」
「え、え……!?
……あぁ、なるほど。
これは悪夢か。
なのは、私疲れてるのかな」
『何か聞こえたで』
「俺のログには何も無いな」
「ヴィヴィオのログにも何も無いー!」
「え?え?
……えっと、私のログにも何もない、ですよ?」
ISさん。
そのネタ、高町さん達の前ではやらないでね。
主に俺がみっくみくにされるから。
そんなやりとりをした後、リビングを出て部屋に戻る。
ISさんのデバイスがどうこうまだ話し合っていたが、飯のないリビングに用はない。
「あ、お稲荷さんにヴィヴィオ!
朝食食べれなかったんだって?
2人の分も作ったから、一緒に食べよっか」
部屋に戻ると、既に朝食の準備を整えていたなのはさん。
頑張って作った稲荷印のテーブルに、洋食チックなブレックファストが並ぶ。
「わーい!」
「わーい……ってちょっとまて。
俺達ずっとリビングに居たのになのはさんはどこで朝食を作ったんだ。
……まさか。
俺達はなのはさんの掌の上で踊らされていたのか……?」
「大丈夫。
3人で食べたいから朝食を隠すなんてそんな子どもじみたことしないよ」
大丈夫の意味合いがおかしい。
というか俺の目を見て言え。
あ、そういやフェイトさんはどうした。
さっき謎の叫びが聞こえたのだが。
「ん?
そこで体操座りしてるよ」
なのはさんが部屋の隅を指さす。
その先に視線を向けると、虚空を見つめてブツブツ何かを呟いているフェイトさん。
そしてその近くに、マッドが3人。
「把握。
よし、飯だ」
「え、ちょ。
今私、結構暗い雰囲気を醸しだして座ってたよね!?
ちょっとは心配してよ!?」
「だが断る。
というか何故、外で素振りをしていた筈のフェイトさんが俺らの部屋にいる」
「え。
稲荷の弱みを握る何かが無いかなと思って」
「よし、飯だ」
フェイトさんが何か言っているが、あえてスルー。
俺の弱みを握ろうなんて、ふてぇ野郎だ。
そんなことがあったのが昨日。
で、それ以降は特筆することは何もなく、無事に4日目を迎えることが出来ました。
約1名、精神的に無事じゃない人も居たけど気にしない。
さて、今日は旅行最終日ということで、みんな張り切って特訓しているようで。
俺とヴィヴィオも珍しくその例に漏れず、先日模擬戦をした広場に来ている。
チビッ子達も、高町さん達も、突然の俺達の来訪に若干驚いていた。
何を隠そうこの俺。
あの模擬戦以降、この広場に来ることは断固拒否していたからな。
「でもどうしたの?
お稲荷さん、あんなにここに来るの嫌がってたのに」
「昨日スカさんとヴィヴィオと一緒にアニメ見てたらさ。
大好きだった戦闘シーンが出て来まして。
こういうのやってみたいなーって言ったら、スカさんが一晩で準備してくれました」
俺とヴィヴィオの後ろには、少し間隔をあけてなのはさん。
そして更にその後ろには、スカさんとプレシアさん、アリシアが歩いていた。
スカさん曰く。
今回使うそれは、なのはやフェイト達の特訓用にと、プレシアさんと開発した代物らしい。
「何でも、敵を実体のある幻影として投影する機械とかなんとか。
ほら、ゲームとかで敵倒すと死体も残さず消えるでしょ?
ああいう敵を作り出すらしい」
「それでヴィヴィオと狐パパの大好きなアニメのワンシーンを再現しようって話になったんだー!」
「動きはアニメを大体トレースするから、実力関係無しだがな」
「へぇー……」
未だによく分かっていないのか、首を傾げながら曖昧な返事をするなのはさん。
さて、そうこうしているうちに広場の中心部に来ましたよっと。
「さて、稲荷くん。
始めるとするかね。
敵の配置は私が担当することにしよう」
「なら私は撮影ね。
アリシア。
あなたはBGMをお願い」
「分かった!」
瞬間。
俺達の前方に、結構な数のダンゴムシやボムキングが現れる。
「ヴィヴィオ。
これを使え。
今や禁じ手となった1つ。
変化『狐の尻尾太刀』だ。
しかもお前の身長に合わせた一品」
「パーフェクトだよ狐パパ。
じゃあ、行こうか!」
「うむ。
なのはさん。
それとスカさん達は後方に下がっていろ」
そう言うと同時に、ダンゴムシが3体襲いかかってくる。
冷静に。
相手の動きを見極める。
左端にいた1体はヴィヴィオが刀で斬り落とした。
俺は伸びてきたアーム的なものを躱し、掴み、引っ張る。
バランスを崩して倒れこんできたダンゴムシを、左手に作り出した俺用尻尾太刀で斬る。
その流れのまま、隣に居たもう1体のダンゴムシも破壊する。
ノれるBGMが広場に響く。
特訓をしていた人も、休んでいた人も。
皆、俺達の方を見ていた。
ヴィヴィオと横並びになりつつ、刀を構える。
もう、敵は波となってこちらに向かってきていた。
「退路はヴィヴィオ達が守る!」
「行け!」
「え、でも、お稲荷さん!
ヴィヴィオ!!」
混乱するなのはさんだが、スカさんに脇に抱え込まれてプレシアさんとアリシアと共に後方へ下がっていった。
「お稲荷さん、ヴィヴィオ——————!!」
それを見送る事もなく、俺とヴィヴィオは前方を見つめる。
そして、同時に駆け出す。
近づくダンゴムシを斬り捨てる。
そのまま動きは止めない。
後先の事は考えず。
今この場においては、この瞬間に出来る最善を尽くす。
斬る。
斬る。
数体目で刀が耐え切れなくなり折れる。
瞬時に今度は短剣を作る。
目の前の敵を殴り、斬り、落とす。
ヴィヴィオも、今回は強殺居合い拳ではなく、純粋に剣で勝負している。
1振りで多い時には数体。
斬っては避け、受け流しては斬り、見えない部分は俺がフォロー。
逆も然り。
短剣で捌ききれなくなったら、ダンゴムシに突き刺しそれを手放す。
そして再度作り上げるは槍。
突いて、薙ぎ払って、落とす。
ふと空を見ると、ヴィヴィオの頭上に3体のダンゴムシ。
ヴィヴィオは目の前の敵に手一杯のようだ。
跳躍。
3体の真ん中に躍り出る。
1体に槍を突き刺す。
そいつをそのまま蹴り飛ばし、両手に刀を作り出す。
1体は切り裂き。
もう1体は刀を突き刺して、地面に叩き落とした。
丁度、敵を切り裂いた事で刀が折れてしまったヴィヴィオのもとへと。
即座にヴィヴィオはその刀を引き抜く。
着地。
俺とヴィヴィオ、互いに走り寄り、すれ違いざまに背後の敵を斬り倒す。
「あれが稲荷とヴィヴィオ……
格好いい。
なのは、私もあの中に入りたい。
ちょっと行ってくる」
「ちょ、駄目だよフェイトちゃん!?
あれは稲荷さんとヴィヴィオちゃんの……特訓? なんだから!!」
「でもでも!!
ああいう殺陣をするのが私の密かな夢の1つだったんだよ!?」
「そうなの!?」
「うぅ……どうして私にも一声かけてくれなかったんだろ……
シグナムにも自慢できたのに……」
ダンゴムシを斬るヴィヴィオの背後にボムキング。
その太い腕を、横薙ぎに払う。
振り向きざまに体勢を屈めつつ、ヴィヴィオはボムキングの下半分を斬り裂く。
バランスを崩し、倒れこむボムキング。
そこに上段から。
一閃。
「狐パパ!!」
「あぁ!?」
斬る。
殴る。
斬る。
「トレースってのは中々うまくいかないものだね!!
動きどころか、ヴィヴィオが今何をしているのかさえよく分からないよ!!」
蹴る。
薙ぐ。
斬る。
「ヴィヴィオ——!!
お前に桂の真似が出来ると思ってたのか!?
そいつぁ……勘違いだ!!」
「確かにヴィヴィオの腕じゃ狐パパを斬れないね!」
避ける。
受け流す。
避ける。
空から襲いかかってくるダンゴムシ。
その攻撃を、避けて受け流し。
上段に構える。
防御に備え、アームを自分の頭上に集めるダンゴムシ。
そこを下から、蹴り上げた。
予期せぬ攻撃に、処理が追いつかなかったのか呆然という状態のダンゴムシに。
一閃。
敵は呆気無く崩れ落ちた。
再びヴィヴィオと背中を合わせる。
残る敵は、でかいボムキング1体。
「狐パパ!」
「あぁ?」
「狐パパは、うまく出来たと思う?
銀さんの動きは、骨が要りそうだよ。
ヴィヴィオなら真っ平御免被る!!」
「ヴィヴィオ。
お前が桂に飽きたら。
俺がいつでも変わってやらぁ!」
ボムキングに向けて、同時に駆け出す。
「ボムキング————!!」
「そういうことだよ!!」
「俺達がまたボムキングと会った時は、スカさんの作品だろうが関係ねぇ——!!」
相手の攻撃範囲に入った瞬間。
俺とヴィヴィオは左右に分かれた。
「全力で!!」
「貴様を!!」
「ぶった切る!!」
両サイドからの同時攻撃。
ボムキングは成すすべ無く、その場に崩れ落ちた。
「せいぜいプレシアさんちでばったり会わねぇよう、気をつけるこったぁ!!」
「はいカット—。
いやいや、稲荷くん凄いね。
戦闘は素人じゃなかったのかい?」
「銀さんは型が無いから、適当に武器振り回せばそれっぽくなるかなと。
後、実は要所要所で神速使ってました。
あんな戦闘の連続、一時停止が使えないとパンピーには攻略不能」
「疲れたー!!」
「同じく。
てかヴィヴィオは神速使えないよな?
よくあの戦闘に対応できたな」
「ヴィヴィオに隙は無かった」
ネタがガチになった瞬間である。
「まぁいいや。
ヴィヴィオ、帰って風呂入るぞ。
……あれ、なのはさんは?」
真っ先にここに来そうな人が居ないので、不審に思いキョロキョロしてみる。
壁に寄りかかって鼻血を出している誰かが居た。
「今北産業」
「状況把握。
稲荷くん格好いい。
ただし愛情は鼻から出る。
今ここ」
流石スカさん、素晴らしい。
「スカリエッティ——————!!」
立て続けに色んなことが起こりすぎなんですが。
今度はフェイトさん襲来。
何事。
「お願い、私にも今のやらせて————!!」
「BGM付きでかい?」
「勿論!!」
その後、チビッ子達そっちのけで1人無双する金夜叉が広場に舞い降りた。
「ミッドチルダよ、私は帰ってきた!!」
「お稲荷さん、恥ずかしいからやめてよ……」
「コソコソするから目立つんだ。
堂々としていれば何も問題はない」
「大ありだと思う」
旅行も無事終え、ミッドに帰ってきた俺達一行。
まだ駅だが、何かこう言わなきゃいけない気分になったんだ。
因みにあの撮影以降、特筆することは無く。
のんびりまったり、たまにビデオを見返して自己満足に浸ってその日を終えましたとさ。
すぐに帰ったから、フェイトさんがどうなったのかは知らんが。
結構ホクホク顔だったので、いい結果が残せたのだろう。
で、こっちに帰ってくるにあたり、スカさん達には一旦過去に帰ってもらうことに。
まだヴィヴィオ用のデバイスは出来上がっていなかったが、何分スカさんは今を煌めく有名人。
誰かに見られたら面倒だというなのはさんの助言があった為である。
まぁピンク色に染まったドラゴンボールも問題なく使えたので、いつでも呼び出せるし。
向こうでヴィヴィオ用のデバイスを完成させておくと言っていたので、任せるしかあるまい。
「で、ヴィヴィっ子よ」
「なんでしょう、稲荷さん」
「ウチのヴィヴィオを目の敵にするのは……まぁ全然イイけど。
勝てる見込みあるの?」
「『何もしないから、打ち込んでみて!』って言うから強化パンチしたら、ガィン。
キックしたら、ギィン。
挙句の果てには、稲荷さんから借りた刀で切ったらカァン。
おおよそ人体には出せない音を出してくれた上に、ダメージ0とか。
あの子絶対戦闘機人かターミネーターですよ」
あれは俺もビビった。
後で聞いたら、痛いの嫌だから若干気で防御してたらしいけど。
「もう私達の間では、『あの幼女刃物通らないんだけどマジで』が二つ名になりつつあります。
パワー不足を自覚してる私にどう倒せと」
「まぁ……頑張れ。
俺はその熱血がよく分からんが、倒せるように努力するんだろ?」
「勿論です!
……あの子はどうするんですか?」
何、スカさんが既に修行用のソフトを調達してきてくれたさ。
この紙袋の中を見るがいい。
プレイするステーション2号機と、サーヴァント的運命のアンリミテッドコード。
俺、家に帰ったら無限の剣製するんだ……
「そうですか、あの子も修行を……
これは、頑張らないと。
背中は遠いですね」
そう言って、赤い弓兵を見つめる正義の味方の如くヴィヴィオを見つめるヴィヴィっ子。
若干意味合いが違ってる部分があった気もするが、まぁいい。
しかし、年下のヴィヴィオを遠い目で見つめるヴィヴィっ子って何かシュールである。
「お稲荷さん。
これ、スカさんとプレシアさんに貰ったんだ。
お稲荷さんに上げるね!」
「ご大層に中身が見れない紙袋に入ってるジャマイカ。
なにこれ?
ワクテカワクテカっと。
……うすピタ。
外堀はここまで埋まっていると言うのか」
「私は無くても良かったんだけど……やっぱり最初は、ね?」
「何の同意を求めている」
「なのはさん、稲荷。
ウチでは極力やらないでね。
ヴィヴィオ達の情操教育上、悪いから」
「大丈夫フェイトちゃん、やる時は外に泊まるから!」
「フェイトママー。
稲荷さんとなのはさんは何するの?」
「ヴィヴィっ子。
その質問の前にまずはこの問に答えてみろ。
赤ちゃんはどこからやってくる?」
「え?
コウノトリさんが運んでくるんですよね?」
「輸送の手段を聞いてるんじゃありません」
「あ、そうですよね!
赤ちゃんはキャベツ畑でキャベツの中から生まれます!」
「何で頭いいのに植物から動物が産まれる事に疑問を抱かないんだろう。
……あぁ、桃太郎とかいう先駆者が居たか。
ともかく、それ以外の答えが出せるようになったら教えてやろう」
「培養液—!!」
「ヴィヴィオ、君は黙ってなさい」
お久しぶりです。
投稿期日を守れないアメフラシです。
若干スランプに陥っていました。
2ヶ月も経つと感想がががが。
きちんと読ませてもらいました。
しかし、途中経過で進行度合いを報告した数名の方以外には返せずに申し訳ありません。
ちゃんとちゃんと生きています。
エターナルにはなっていません。
日々眠いですが。
銀魂劇場版の戦闘シーン。
凄いぬるぬる動きますね。
ニコニコなコメントの流れる動画で思わず何度も見返してしまいました。
今ではお気に入りのワンシーン。
ヴァクチダンツァァァァァァァァァァア!!
節分を過ぎました。
仕事先で恵方巻きをバイトN君と食べることに。
北北西を向いて食べるんだぞと助言。
まさかの『北北西って何ですか!?』という返答。
北・北・西だと教える。
『……あぁ!北斗七星ですか!』という返答。
アメフラシは深い悲しみを背負った。
久々にPV数を見てみました。
何か1000万を超えていた気がします。
え、あ、うぇえぇぇぇ!?ってページをリロードしたら、KASASAGIさんのアクセス障害に巻き込まれ確認できませんでした。
世界はこんな筈じゃなかったことばかりである。
でも本当にいっていたら、驚きつつも紫汁を出しつつ皆様に感謝いたします。
今後とも、奇行文をまったりよろしくお願いいたします。