挿話23話メイド達のお茶会
このお話は、呉様からのアイデアとリクエストにより考えました。
ハーナウ家のツアイツ専属メイドのエーファ・ナディーネ・ルーツイア・シエスタ・ソフィアの5人。
それと、何故かテファとシェフィールドさんが参加したお茶会形式のお話です。
帝政ゲルマニアのハーナウ家。
そこには、普通とは少し違う漢達の棲むお屋敷が有りました。
幼い頃から、次期領主に仕えているメイド達。
エーファ・ナディーネ・ルーツイア……
途中からスカウトされたシエスタ。
学院専属メイドとして押し掛けたソフィア。
それと若奥様のテファと、自称義姉のシェフィールド。
意外とバラバラな経緯の7人だが、実は仲が良く定期的なお茶会と言う情報交換を行っている。
エーファ
「では、第○○○回ツアイツ様情報交換定例会を開催します。
議長は私、筆頭巨乳メイド長で有りツアイツ様の初めてを頂きましたエーファが務めさせて頂きます」
ナディーネ
「先輩、毎回その台詞ですよね。
ツアイツ様に巨乳の良さを教えたのは私ですよ。
今の巨乳派教祖たるツアイツ様の礎を築いたのは私です。
ツアイツ様の初めての性癖を形作ったのは私です」
ナディーネもエーファに負けてはいない。
このメンバーの中では、最古参の2人だ。
ルーツイア
「しかし、常に護衛として共に居た時間が一番長いのは私だ。
それにツアイツ様と野外プレイが一番多いのも……
彼の性癖の幅を広めたのは私の筈だが?」
この発言に、皆さんドン引きだ……
シエスタ
「でも先輩方は、勤め先のハーナウ家にツアイツ様が居たのですよね?
私の場合は、ツアイツ様が自らタルブ村にお越しになり名指しで私をメイドにと望まれたのです。
真の意味での専属メイドは私だけですよ」
シエスタ……
既に黒化を始めている。
先輩メイドズ3人
「「「黙りなさい!」」」
お茶会は既に波乱含みだ!
ソフィア
「でも結局皆さんは雇用者と非雇用者の関係。
私はツアイツ様に買われた女……
つまり全てが、ツアイツ様の物なんです。
重ねた年代よりも、重たい関係ですよ」
テファ
「性癖?買われた?
旦那様……
一体このメイドハーレムは何なのですか?
しっしかし……
私が一番オッパイが大きいです!
このコンプレックスの塊を旦那様は何より愛して下さいます」
ブルンっとIカップ99センチの凶器を揺すりながら宣言する。
「「「「「あははは!
若奥様も言いますね?
でも大差ないですよ」」」」」
そう!
ツアイツの夢のメイド達は皆さんご立派オッパイ。
原作でサイトに胸革命と言わしめた彼女でも、この中では突き抜けた存在感は無い……
恐るべしオッパイ屋敷。
シェフィールド
「ふーん。
ツアイツ様って、そこらの王族よりずっと立派な性活環境ね……
ちょっと驚いたわ」
基本的に義弟としてツアイツを捉え、3PとしてならツアイツともニャンニャンOKなシェフィールドさんは余裕の表情だ。
ジョゼフ王から使い魔として召喚されて暗躍していた時は腫れ物扱い。
当然、同性とのお茶会など有る訳が無く今回が初めての参加になる。
シェフィールド
「ツアイツの幼い頃の話を聞きたいわね」
テファ
「それは私も聞きたいです」
出会ってまだ半年に満たない2人が、メイドズにお願いする。
エーファ
「ツアイツ様の子供の頃ですか……
ツアイツ様は、サムエル様がアデーレ様と宜しくする時に邪魔と言う理由で我々が一緒に寝る事になったのです」
ナディーネ
「大体3歳位からです。
今は頼りになるしっかりした御主人様ですが……
当時は、1人では眠れない恐がりさんでした」
何かを思い出す様に遠い目をする2人……
エーファ
「当時はお屋敷の中は貧乳派閥の方が強く、棲み分け論も定着していませんでした。
胸の大きい私達には肩身が狭い環境でしたよ」
ナディーネ
「だから私達は、次期当主のツアイツ様を巨乳大好きにする為に添い寝をして胸の谷間が安心感を与える事を教え込んだの」
遂に明かされたツアイツ巨乳のルーツ!
皆さん、これにはビックリだ!
ルーツイア
「私がお屋敷に奉公に来たのは、もう少し成長なされた時
だったな。
もう大人びていたが、ほんの少し前はそんなに可愛い時が有ったのか」
しみじみと言う。
シエスタ
「私の為に、わざわざタルブ村まで足を運んでくれた時は既に一人前の扱いでしたね。
そうなんですか?
ツアイツ様が子供らしかったのは五歳までなの?」
転生して記憶が蘇った時は少なからず疑問をもたれていたのだ……
ソフィア
「何か子供らしい事って有ったのですか?
今からでは想像がつかないんですが?」
エーファ
「そうですね……
添い寝の時に、専用下着を着ると大層喜ばれましたよ」
テファ
「専用下着とは?」
ナディーネ
「私が考案した、肌触りの良い木地を使った夜着です。
これを着てツアイツ様と添い寝をすると感触が良いらしく、ずっと抱き付いて離れなかったわ」
ゴクリ……
子供時代の添い寝経験が無いシエスタ・ソフィア・シェフィールドさんは興味深々だ!
シェフィールド
「その専用下着って、今はどうしてるの?」
代表で彼女が、そんなに興味は無いけど?
的な感じで聞いてみる。
ルーツイア
「あのセクシー過ぎるペティコートだな。
ツアイツ様以外には同性でも見せるのが恥ずかしくて、ツアイツ様の部屋で着替えたな」
ルーツイアの生着替えショー告白にビックリだ!
テファ
「そっそそそ、そんな恥ずかしい事をルーツイアさんはしていたの?
旦那様の前で着替えるなんて恥ずかしい」
もう既に真っ赤になっている。
ソフィア
「でもテファ様。
ツアイツ様って衣装や小道具に凝りますよ。
テファ様も馴れていただかないと……
今度、採寸して新調しましょう」
ソフィアの切り札はネコミミと尻尾、それにホワイトセーラー服だ!
テファ
「きゅう……」
シェフィールド
「あらあら……
テファには刺激が強かったかしら?
この中では、一番ウブですものね」
1人の男性を巡ってのガールズトーク。
それはキャイキャイと恋愛方面が多いのだが……
純粋培養のテファには、刺激が強かった。
「だっ旦那様の為ですから、私も……
その衣装着ます!」
巨乳女神である現人神テファがコスプレ!
一体どんな素敵衣装になるのやら……