何時も妄想小説を読んでくださり有難う御座います。
賛否両論?なアンリエッタ姫のトリステインルートも完結です。
今日は二話掲載。
この後、12時にオマケのバッドエンドルート予約掲載しました。
トリステイン編アンリエッタルート最終話
おはようございます。
ツアイツです。
現実を受け入れたくない気分で有ります。
僕は全裸に上半身が包帯だらけの格好ですが……
左右に、これも全裸の美女と美少女がいます。
お察しの通り、アニエス殿とアンリエッタ姫です。
あの後、当て身を喰らい気を失っていたのですが……
意識が戻ると、アニエス殿のテクニックで翻弄されているアンリエッタ姫を見てしまい……
こうモヤモヤとムラムラが抑えられず、仕返しの気持ちも混じってしまいアニエス殿を押し倒しました。
そして、散々攻められていたアンリエッタ姫も仕返しとばかりにアニエス殿に襲いかかり。
2人掛かりで、イカせた後に共犯者の心理と言うか……
共に協力して、ガチレズをノーマルに戻すと言う難関に立ち向かう戦友の心理と言うか……
仲間意識というか……
何故かアンリエッタ姫を可愛いと思ってしまい、彼女も頂いてしまいました。
その後は明け方迄3人で楽しんでしまった。
僕と言う奴は、どうして分かっていたのに目先の快楽に溺れるなんて……
反省はしているが、後悔はもっとしています。
「終わった……
僕のお気楽極楽転生ライフが……
後は精神的、肉体的苦労の山が待っているだろう」
悟りを開いた修験者の様な気持ちで起き上がる。
「もう、なる様にしかならないだろう。
アニエス殿、起きて下さい」
そう言って、アニエス殿の形の良いお尻をペシペシと叩く。
「んー、姫様もうお許し下さい……
あっきっ貴様!
夕べは良くも良い様に弄んでくれたな」
やり過ぎたかな?
えらい警戒されてるが……
「アニエス殿、僕達はもう一蓮托生です。
アンリエッタ姫を色んな意味で頂いてしまった。
バレたら絞首刑か、公開処刑です」
未婚の王族を弄んだんだ。
ただでは済まない。
「どっどうするんだ?
確かにこのままでは問題有るな。
どうしたら良いんだ?」
「この状況を誤魔化したら、僕はガリアに逃げる。
一緒に来ますか?」
共犯者だし誘っておく。
「きっ貴様とか?
しかし……このままでは縛り首か。
分かった、地獄の底まで一緒に行くぞ」
「では、アンリエッタ姫を着替えさせて部屋の方に。
僕は、ガリア勢の所に行って準備します。
レコンキスタに攻めいる時に、奴らにダメージを与え義理を果たしたら、突き抜けてそのまま……
良いですね?
必ず銃士隊の配置は近くにして下さい」
そう言って、間男宜しくコソコソと部屋を出て行く。
SIDEアニエス
くっ……
アンリエッタ様を色んな意味で美味しく頂いてしまった。
しかし、アイツの言う通り純潔が尊まれるトリステインで……
しかも、その国の王女といたしてしまったとなれば、バレたら口封じか。
全く、あの腹黒は頼りになるな。
アンリエッタ姫の貞操を頂くと言う本懐も遂げた。
ならば、まだ見ぬ美女・美少女の為にも生き残るのが大切。
幸いアンリエッタ姫とウェールズ皇太子は、この後直ぐに結ばれるのだ。
だから、昨夜の事は公に出来ない。
早く、アンリエッタ姫を部屋へ移動させよう。
でも、もう一回位は愛を確かめておくか……
「姫様、頂きます!」
そう断って襲い掛かる。
姫様も、キャ!
とか言われたが、全く嫌がってはいないし……
これだけの美少女を手放すのは勿体無いけど、命には代えられん。
明日への逃避と言う名の旅立ち……
ツアイツ&アニエス
2人はレコンキスタ本隊が、野営する陣地を見下ろしている。
「アニエス殿……
朝からお盛んでしたね?
何故、危険だと知っていながら」
「ふん!
アンリエッタ姫とニャンニャン出来るのも今日が最後だったからな。
それに私に注意が向いた方がツアイツもやりやすいだろ?
それに足腰立たない様に激しくしたのだ。
暫くはベッドから起きられない。
だから私達も、こうして自由に動ける」
何かを達成した様な男臭い笑みを向けられても……
「突破口は僕が切り開きます。
アニエス殿の移動の足は何ですか?」
馬や徒歩は足手まとい。
誰かの竜に乗せて貰うしかないかな?
「私は馬だ。
ツアイツはどうなのだ」
銃士隊だからな。
馬しかないか……
「僕も馬です。
しかし、敵陣に突入し敵を蹴散らしたらカステルモール殿のブリュンヒルデに捕まえて貰います。
そして空中船に乗り込み逃走……
アニエス殿は、僕の側から離れずに。
ブリュンヒルデなら2人をくわえても飛べるでしょう」
アニエス殿は、カラカラと笑っている。
プレッシャーで頭をヤラレタカ?
「ふふふ……
すまんすまん。
まさか、ツアイツと2人で逃避行とか最初は考えられんかったぞ」
「僕だってアンリエッタ姫と、あーなるとは思ってませんでした!」
全く、どうしてこんな事に……
「「では生き残る為に!」」
互いの掌をハイタッチで軽く合わせる!
そしてレコンキスタ襲撃へ!
レコンキスタ本隊の野営陣地に突貫する!
「クリエイトゴーレム!」
全長18メートルの鋼鉄の巨人を錬成する。
「錬金!
黒色火薬アックス」
ゴーレム専用の全長4メートルの黒色火薬アックスを錬成しては、次々とブン投げる!
これが僕の、対軍用の切り札だ。
近代兵器の砲には劣るが、中々の威力だろう。
着弾と共に、爆発が起こり傭兵達が右往左往している様子を確認。
「イサベラ隊、突撃!
アニエス殿!
突っ込む、はぐれないで下さい」
彼女に声を掛けて馬を走らせる。
その前を鋼鉄製のゴーレムを、ただ全力で走らせる。
露払いには、これで十分。
低空で火竜と風竜を駆るイサベラ隊が、片っ端から攻撃魔法を撃ち込む。
奇襲は成功だ!
トリステイン王国軍が、乱れた陣形に突撃を開始した。
「アニエス殿、手を……
逃げますよ!」
「何処までも着いて行ってやる!」
カステルモール殿がブリュンヒルデを低空で侵入させ、僕とアニエス殿を足で掴んで飛び立っていく。
近くに居たミシェル達が、今の会話を聞いて盛り上がっている!
「アニエス隊長……
本当にツアイツ殿と出来ていたんですね。
恋の逃避行ですか。
お幸せに……」
あれだけ、アンリエッタ姫と噂されていたツアイツが、戦場で恋の逃避行。
しかも相手は、アンリエッタ姫自らが取り立てたガチレズと噂の銃士隊の隊長。
流石は、オッパイ教祖!
一国の王女を振って、ガチレズを矯正して駆け落ちとは。
半年後……
アルビオン大陸で起こったレコンキスタの反乱は、王党派が勝利した。
ダータルネス方面から進軍するトリステイン王国軍。
別方向から進軍してきた帝政ゲルマニア軍に袋叩きに合いオリヴァー・クロムウェルは逃走するも、最後はウェールズ皇太子が率いる追撃軍に討ち取られた。
三国は同盟を結び、アンリエッタ姫とウェールズ皇太子の正式な婚姻が発表された。
その子供が、ゲルマニアの帝室に嫁ぐ約束もなされた。
この遠征中に噂になったゲルマニア貴族、ツアイツ・フォン・ハーナウとのロマンスは……
すっかり、オッパイ教祖がガチレズを口説き落としガリアに逃亡!
と言う訳の分からない伝説となった。
アンリエッタ姫は未練タラタラだったが、2人の婚姻の後にジョゼフ王もシェフィールドと再婚。
何故か、シェフィールドの義弟としてツアイツもガリア王家の末席に名を連ねた……
流石にアンリエッタ姫も大国ガリアとは事を構える事は出来ず、ウェールズと末永く幸せに暮らしたそうだ……
アンリエッタ姫は、ファーストをツアイツ&アニエスで体験してしまった。
しかし、当初の念願叶ってウェールズ皇太子と結ばれた。
アルビオン王国・トリステイン王国・帝政ゲルマニアが同盟を結んだ。
ロマリア連合皇国も、結束した三国には手を出し辛かった。
ツアイツは、ガリアの王族として嫌々ながら宰相の地位に就いた。
ジョゼフ王が、シェフィールドさんに洗脳され甘々な性活をおくり政務が滞ってしまいがちとなり、イザベラ様と共に苦労を強いられている。
しかし、ガリアの政務に携われたお陰で、シャルロットの実家オルレアン家の復興に成功。
ジョゼットは残念ながら彼女らの元には行かず、ハーナウ家の養女となりワルド子爵と結ばれた。
幸せワルド計画は此処に完結。
彼の喜びっぷりは凄まじく、魔法衛士隊隊長の地位を放棄、ゲルマニアに移住する。
しかしサムエルと共に実行していた光源氏計画はバレて頓挫。
アデーレとジョゼットは仲良くその夫をお仕置きする日々を楽しんでいる。
其処の孤児院に集められた美少女・美幼女達は幸せに巣立っていった。
キュルケ・ルイズ・モンモランシそしてテファをガリアに呼んで合同結婚式を執り行った。
これによりガリア王国も3国同盟に参加し始祖の血を継ぐ国家はより結束を固めた。
オッパイ教祖ツアイツ!
大国ガリアの表の実力者で有り、ゲルマニア・トリステイン・アルビオンに太いパイプを持つ。
彼の教義はゆっくりと、しかし確実に信者を増やしていった。
ハルケギニアで現代オタク文化を広めた、性の伝道者ツアイツ!
彼のオッパイ物語は此処から始まった。
トリステイン編アンリエッタルート完