第四十三話:グレートレッド
プリシラの体がゆっくりと崩れ落ちる。
胸を貫かれ、今もなお致死量に達するかと思われるほどの血を流し、倒れ伏せた彼女。息は荒く、魔術を使用しようにも血が足らずに頭が回らない。
心臓や肺こそ潰されていないものの、小さく無い穴があいている。数分と持たずに絶命する可能性が高いだろう。
目の前の事に集中し過ぎていた。
悪魔の事など、信用できる筈も無かったというのに。
視界は既に赤一色に染まっており、身体の感覚が希薄だ。決定的に血が足りない。酷く喉が渇く。
(……結局、悪魔を殺しつくす事は、出来ませんでしたね)
やはり、悪魔が味方にいる組織に入ったことが間違いだったのだろうか。否、フィアンマはプリシラにとって有益な存在だったと言える。
彼の力があれば、冥界を滅ぼす事もそう難しくは無い筈だ。
「まだ生きているのか。脆弱な人間の割に、生命力だけは高い様だな」
シャルバが右腕をプリシラへと向ける。既に瀕死の大けがを負っている彼女がその一撃を受ければ、まず間違いなく死ぬだろう。
コイツだけは、殺して置きたかった。
旧魔王の血筋、悪魔の中でもトップクラスの下劣。プリシラにとって、シャルバ達ほど認めたくない存在は無い。
その男が今、瀕死の自分へと止めを刺す為に指先を向けている。
その閃光が放たれた瞬間、此処で死ぬのだと確信し──それが覆される。
閃光が放たれ、プリシラへと向かった筈の一撃は、奇妙な魔法陣によって遮られていた。血の様に赤い、護るための魔法陣。
「──随分と好き勝手やってくれたようだな、シャルバ」
右手に杖を持ち、紅いローブを纏ったままプリシラの近くに立つ。その双眸はシャルバを見据えており、右手の杖はフィアンマの激情に応えるかのように輝いている。
一度振るだけで魔法陣が展開され、シャルバは視認すら出来ずに吹き飛ばされた。
●
血の海となったその場所に、一誠は腰を屈めてプリシラの容体を見る。
顔は青白く、すでに相当量の血を失っている事は明らかだ。胸の傷は心臓と肺を一部抉っている様で、それが出血をより酷くしている原因でもある。
魔術を使った治療でもいいが、これはもう聖なる右を使った方が速い。
「少しだけ、我慢しろ」
一誠の右肩から現れた異形の腕は、淡く輝く光を発してプリシラを包む。傷はゆっくりと癒えていき、血色も僅かながらに良くなっている様だ。
傷も痕を残さず治っていき、遂には完全に元の状態へと回復した。
これが神の奇跡。
死者さえ蘇らせるとまで言われた神の子の御技だ。
血塗れではあるものの、横に寝かせたまま立ち上がり、吹き飛ばしたシャルバの方を見る。あちらも既に立ち上がっており、額に青筋を浮かべてなにやら罵倒している。
一誠はそれらの事を聞く気など毛頭なく、今後も邪魔になるであろうシャルバは「必要ない」と判断した。
「遺す言葉があるなら、聞いておいてやるが。どうする?」
現れたのは一本の剣。光の粒子によって形作られたそれは、意志を持つかのように一誠の周りに浮遊している。プリシラが寝ている場所には結界を張った。余計な被害がいかない様、最低限の配慮は見せている。
不遜な態度を崩す事無くシャルバを睨みつける一誠は、シャルバにとって癪に障る目障りな存在だった。故に、こちらも殺意を持って相対する。
「人間風情が、よくもまぁ其処まで不遜な態度をとれるものだな。不愉快だよ、貴様は。殺されたいのか?」
「お前に言われるほどじゃないさ。現魔王と少し戦ったが、サーゼクスは前ルシファーの十倍の魔力を持つそうだぜ? 前魔王が全員同レベルだとして、あれの十分の一なら脅威になるなんて天地がひっくりかえってもありえねぇよ」
先程、サーゼクスと一度戦闘をしたばかりだ。彼の実力は身に沁みて分かっている。
だからこそ、あれより弱い前魔王──それも、その血筋と言うだけの悪魔には負ける気がしない。
「抜かせ。クルゼレイは死んだようだが、私は死なん。真のベルゼブブは偉大なのだ。ルシファーよりもずっとな」
「ハッ。蟲の王如きが良く吠えるぜ。ヴァーリがテメェより弱いなんて思えないがな」
一言かわす度に、二人の間には眼に見えて強大な魔力がほとばしっていた。
一誠は魔法陣が幾重にも展開され、シャルバの周りには魔力が集まっている。
「──口の減らん餓鬼が。消し去ってくれる」
「──やってみろよ。俺だって可愛い部下殺されかけてキレてんだ」
瞬間、一誠の周りに展開されていた魔法陣が一斉に光る。対し、シャルバが放つ光の攻撃は一誠の張った障壁に遮られ、ダメージを与える事は叶わない。
放射状に放たれる衝撃波が空気を振動させ、障壁ごとシャルバを吹き飛ばす。恐らく最初に使ったのもこの魔術なのだろう。
一歩も動く事無く、魔法陣を展開させてシャルバへと目標をロックする。
「『
魔法陣から放たれたのは、赤黒い閃光──強烈な威力を持ったそれが、シャルバの二重障壁をいとも簡単に引き裂いて左腕を消し飛ばした。
「ぐ、がああぁぁぁぁぁ!!」
「この程度かよ、旧魔王」
鮮血をまき散らしつつ後退するシャルバを見据え、右手に持った杖を構える。
憤怒の表情で一誠を見るシャルバは、怒りのままに残った右腕で極大の光を帯状に発した。まともに食らえば致命傷を負ってもおかしくない、それほどまでに強大な攻撃。
しかし、それでも届く事は無い。
光の粒子によって作られた剣がシャルバへと剣先を向けて放たれた。帯状の光を回避する様に動くその剣は、シャルバの右肩へと突き刺さって鮮血をまき散らす。
シャルバの放った一撃が一誠へと直撃し、埃が辺りに舞い上がる。だが、中心部から発生した風により、埃が吹き飛ばされた。
そこにいたのは、聖なる右を構えた一誠の姿。
「この程度か。相殺時の出力はサーゼクス以下。それも、お前の力はオーフィスの蛇が底上げしてる状態」
これは駄目だな。と続ける。
これだけの戦力差がありながら、シャルバは現魔王達に戦争を仕掛けようとするなど失笑モノだ──いや、だからこそ彼らは『禍の団』の力を利用しようとしたのだろう。
偉大なる魔王などと言っていた者たちが、随分と情けない。
「貴様……ッ!」
激情に顔を歪めるシャルバ。見下した存在である一誠から、見下した視線を受ける。これほどの屈辱は無いだろう。
「貴様の様な人間が、私より強いなどあり得ん!! 消し飛べ、フィアンマァァァァァァッ!」
発したのは巨大な魔力の波動。魔王の名に違わぬ威力を持ったそれを、一切の躊躇なく一誠へと叩きこむ。
絶大なオーラを持った魔力の波動は、しかし一誠の前では児戯に過ぎない。
「俺は人間だが、まともな人間とも言い難いし、そもそも俺とお前じゃ格が違う──俺が実力を認めてるのは、ヴァーリか曹操ぐらいのもんだ」
聖なる右が動く。
リアス達が距離を取っているのにも関わらず、怖気がする様な聖なる光。それが一瞬で形を成して、超巨大な剣になる。
その巨大さは通常のそれとは一線を画し──そもそも、部屋の中にさえ収まることの無い巨大さを持っていた。
シャルバの魔力に当たるも、拮抗などする間もなく弾き飛ばされる。そのまま勢いが衰えずに振るわれた剣は、シャルバの肉体を横に両断した。
上半身と下半身に分けられたシャルバは地面に横たわり、死に至るまでの数秒を体験している。
「お前が大嫌いな龍の一撃で消し飛ばしてやるよ、感謝しろ──『
バギンッ!! と空間が軋む様な音が響き、一誠の両眼に浮かんだ魔法陣が大きく展開された。顔の前に直径二メートル程度の魔法陣が二つ、重なる様にして存在している。
魔法陣は眼球一つにつき一つが固定されていて、一誠が視線を向けると魔法陣もそれに応じて動く。発動は成功だ。
「──。────」
何かを、歌う様にして呟く。
直後、雷撃が迸るかのように空間に亀裂が入った。一誠の眉間を中心として、放射状に広がる雷。それが硝子に何かをぶつけたかのように亀裂が入っており、今もなお広がり続けている。
めき……、と何かが脈動する様に、内側から亀裂が膨らんでいく。膨らみが
「──チッ! ゲオルクめ、結界の構成に手を抜いたな。……いや、これを留めろって方が無理な話か?」
要は、一誠が使っている魔術に対し、ゲオルクが作り出した
これを使うことを考慮した上で作れば、あるいは耐えきれるだけの結界空間を作り出せるかもしれない。だが、今回は想定外の事だ。ゲオルクに落ち度は無いだろう。
「まぁいい。完全じゃないが、問題は無いだろう」
ベギリ──と、空間が無理矢理『開いた』
巨大な、今もなお広がり続ける亀裂から覗きこんだ『何か』が、牙をむく。
ゴッ!!! と直径一メートル弱の純白の光が、亀裂の奥から放たれた。
「『
最後の抵抗とばかりに放たれた魔力も、壁としてすら意味を成さず、あっさりと突き破ってシャルバを飲み込んだ。
壁を突き抜けてなお止まらない光の柱を収め、魔術を解いてプリシラへと歩み寄る。顔色は悪くないが、今はまだ安静にさせるべきだろう。
辺りには未だ空間に亀裂が浮かんでおり、ゲオルクに連絡して補強を図らせる。どの道使い捨てなのだ。どれだけ内部を破壊しようと気にする必要は無い。
「──さて、と。そこで質問だが、俺と一戦構える気はあるか?」
リアス達の方へと視線を向けた。敵意を持っていることが見てとれるが、少なくとも今の一誠に殺す気は無いし戦う気も無い。
そもそも、今回の作戦は旧魔王のモノだ。一誠が是が非にも達成したい目標では無い。
「……貴方が私達と戦うというのなら、やるわよ」
「無論だ。敵対している以上、疲弊しているからと引いてくれる訳でもあるまい」
「いや、別にやる気は無い。証拠が欲しいなら、ほら」
指を鳴らし、アーシアに繋がれていた鎖を破壊する。制作に一枚噛んでいる以上、内部の機構にもある程度接しているのだ。破壊するのは不可能ではない。
鎖が壊れた事に驚きつつも、アーシアは急いでリアス達の所へ戻って抱きしめられていた。
空気が緩んだかと思えば、サイラオーグは未だ油断なく一誠の方を見ている。実力差が分かっていない訳では無いのだろうが、信用はしていないのだろう。
そのまま数分が過ぎ、暇を持て余して来た所で空間に穴が開いた。
「ヴァーリ」
「フィアンマか。先に来ていたんだな」
空間を引き裂いて現れたのは、ヴァーリと美猴、アーサーにオーフィスの四人。四人の登場に、一斉に敵意を持って相対するリアス達だが、ヴァーリは苦笑して敵意が無い事を説明する。
本来の目的は別にある、と。
「信用できると思うぜ。何せ、フィアンマもオーフィスも同じ事言ってたしな」
更に現れたのはアザゼルとタンニーン、サーゼクス。サーゼクスは肩口に傷があるようだが、特に気にしてはいないらしい。
「へぇ、無事だったのか、三人とも」
「危うく死にかけたがな。ったく、とんでもねぇ野郎がいるもんだぜ。俺達三人を纏めて殺そうとするなんざよ」
愚痴を言う様に告げ、手に光の槍を出現させる。未だやるか?、と視線を向けるアザゼルだが、一誠は特に構える事はしない。
アーシアはサーゼクスの傷を治しており、膠着状態へと場が移行する。この状態で何かやろうと思えば、どちらに被害が出てもおかしくないし、出るとすれば三大勢力側だろうと誰もが確信している。
リアス達やサイラオーグ達が足を引っ張っているのだ。サイラオーグ自身はそれなりに強いとはいえ、現魔王、堕天使の総督、元竜王に並ぶほどではない。
そして一誠達も特に戦闘をする理由も無い為、動く事は無い。
「そう警戒するな。俺達の目的は実質、お前等を襲いに来た訳じゃない──あれが見たかったんだよ」
何か派手な音と共に、空間に穴があく。何も無いフィールドの白い空に穴があいているのはえらく異様に思える。
そして、その穴から何かが出現する。
「あれは──」
誰もが視線を奪われている。それだけ巨大な存在感を有する存在──グレートレッドだ。
空中を泳ぐように優雅に飛び回り、その真紅の姿を知らしめる。
近くにいるタンニーンよりも余程大きいその姿は、およそ百メートル近くは在るだろうか。
グレートレッドを見ていると、ヴァーリが肘でつついて視線を向けてきた。何やら聞きたい事があるらしい。
「フィアンマ、どうだ?」
「どうだ、とはまた。漠然とした問いだな。倒せるかどうか、って事なら、多分無理だろう。オーフィスと同質の存在なら、俺はまだ力の一部も削れない」
「そうか……なら、今回の成果を使えば、どうだ?」
「0が0.1になる程度だが、倒せる可能性が出てきた。ここからはどれだけ進められるかだろう。癪だが、曹操とゲオルクにも助力を乞う必要も出てきた。神器に関してはあっちの方が何歩も進んでるからな」
今回の戦闘、何も本当にグレートレッドを見る為だけのものではない。
この戦闘を利用し、ゲオルクと共同でとある事に当たっていた。
即ち、『魔術と神器の混合使用』による新たな術の獲得。
プリシラが使っていた罠もそうだが、一誠の『赤龍帝の籠手』も魔術に対して有用な力を発揮する事が出来るだろう。
その辺りはまた追々突きつめていけばいい。今回は実戦でのデータが取れただけマシと言える出来だ。
「なるほど……お前も、着々と進んでいる訳だな」
「お前が倒す前に、俺が倒すかも知れないぜ? 焦らせるつもりはないが、出来る事は早めにやっておくんだな」
「そうさせて貰おう」
拳を軽くぶつけあい、オーフィスの方へと視線を向ける。グレートレッドをジッと見ているが、その瞳からは感情を読み取ることが出来ない。
何を思って奴を見ているのか、自信を故郷から追い出した奴に対してどんな感情を持っているのか気になる所ではあるが、それらの感情は本来オーフィスとは無縁だ。
考えるだけ無駄、と言う可能性もゼロでは無い。
オーフィスは指鉄砲を構え、一度打ち出すしぐさをした。何時か殺す、と思念が込められている様な、そんな思いを勝手に読み取ってしまう。
「我は、何時か静寂を手にする」
バサッ! と何かが羽ばたく音が聞こえ、音がする方へと視線を向ければ、其処にイリナがいた。
「やっと見つけたわ。結界の中で凄い攻撃があって、内部と通信が出来なくなってたみたいだけど……全員無事みたいね」
捜索と連絡役を兼ねて、天使の一部隊がこの結界内に入って来たらしい。転移はもちろんオーディンがやった様だが。
そして、結界内での凄い攻撃と言われると、一誠にとっては心当たりがあり過ぎる訳で。
「……そうか。外と通信できなくなってるのか」
魔術での連絡は普通に通じていたようなので、特に問題にはしていなかった。だが、やはり結界にガタが来ているのは感じられる。早めに撤退した方が良さそうだ。
いわゆるお姫様だっこでプリシラを抱きかかえ、最後にリアス達の方を一度だけ見る。
血塗れのプリシラを抱え、立ち尽くすその状況。ふとした拍子に視線が重なり、突拍子もなくイリナが呟いた。
「……イッセー、君……?」
眼を丸くして驚く一誠。視線を交わしただけで何故ばれるのか、理解が出来ない。声も違えば顔も見えない。口調だってある程度は意識して変えている。髪の色だって違うのだ。
例えイリナでも、ばれる要素は無い筈──と、そう考える。
「おい、紫藤。何でそう思ったんだ?」
アザゼルが焦った様にイリナへと追求する。先程の呟きが聞こえていたのだろう。疑問でありながら、どこか納得した様子で問いかけている。
イリナはアザゼルの追及にどもりながらも、ゆっくり自分の考えを話し始めた。
「いや、あの、えっと……声も違うし、髪の色も違うんですけど……なんていうか、雰囲気がイッセー君そっくりだなって」
コカビエルを前に、イリナを抱きかかえて相対した時と状況は似ている。
だが、当のイリナは気絶していたし、イヴァンは別の場所にいる。その事を知る筈は無い。
つまり、そう言った時の雰囲気では無い。戦闘などやる気の欠片も感じられない、日常的に顔を合わせている幼馴染の雰囲気が、唐突に思い浮かんだだけ。
確証があった訳でも、絶対の自信があった訳でも無い。
それでも、確かに「フィアンマ」は「兵藤一誠」に似ていたのだ。だからこそ、イリナはそう感じてしまった。
「……なるほどな。まぁ、後で本人に問い詰めりゃ良い話か。なんなら、今ここで姿をばらしてくれても良いんだぜ?」
「……いや、止めておこう。オーフィス、帰るぞ」
アザゼルの視線を受け、軽く頭を振って振りかえり、アーサーの作り出した空間の隙間へと足を踏み入れる。
やれやれ、隠し通すのはやっぱり無理だったか。と呟き、一誠はアジトへと帰還した。
●
「ファファファ、無様なものよのう、前魔王の血筋ともあろうものが」
「き、さま……何の、用だ……!」
謎の場所。一誠の放った白い光に飲み込まれ、恐らくは空間の切れ目へと弾き飛ばされたのだろうと推測した。あの時、空間が引き裂かれていた一部の場所へと咄嗟に逃げたのだ。生きているのなら、それは成功したという事になる。
だが、それ以上に左腕と下半身を無くした痛みが酷い。目の前の何者かへと 意識を向けるだけの自我が保てない。
「ふむ。瀕死だなぁ。……生きたいか、シャルバ・ベルゼブブ?」
「……なん、だと……?」
「私にも少々目的があってな。協力するのであれば、助けるのもやぶさかではないが?」
目の前の何物かは、笑みを含んだ声でそう言う。どちらでも構わないと、暗に行っているのだろう。
だが、シャルバには新たな目的が出来た。この場で死ぬわけにはいかないし、死ぬにしてもフィアンマに一泡吹かせてからだと、復讐の炎を瞳に宿す。
「……協力、しよう……」
「交渉は成立。ならば、直ぐに治療を開始しようではないか」
笑みをもらしながら、目の前の何者かは周りの者へと治療を促した。
「……さて、ここからどう動くか。どの陣営につけば最も良いか……じっくり見極めねばな。ファファファ」
実はプロット上でサーゼクスと一誠のガチバトルが一回だけあるので、多分その時戦えれば……うん。
今回のは伏線張ったりですし、サーゼクスとの勝負は後になります。
……悪役は未だ沈まない。