ギリギリにて間に合いました、861です。
今回は、漸く璃瀬のISが起動します。
更に、やたらネタのある回ですが、どうぞ。
…………
斯くして数週間はあっという間に過ぎ去り、クラス対抗戦の日と相成った。
会場となるアリーナは、満員御礼なりて、立ち見や大規模モニターによる観戦者もいる始末。
で、一年生の第一回戦は何の因果か織斑と鈴音の対戦である。
・・・私としては、簪(彼女は四組の代表、なんだそうだ)の試合の方が気になるが。
この数週間で機体自体は出来上がったらしく、後はマルチロックオン・システムと、稼働データを如何に積むか・・・、らしい。
「・・・基本的には自分の手で組み上げるという縛りであそこまでやり遂げるとはな・・・、大したもんだ」
「・・・独り言はともかく、管制室は基本的には立ち入り禁止なんだが、何故此処にいる松原? 」
「席が満員でしたので」
「・・・はぁ、勝手にしろ」
ため息一つで了承する織斑教諭。
「意外にあっさりですね」
「・・・言っても屁理屈で返されて収拾が付かなくなるのがオチだからな」
「よくご存じで」
「一月主担任をやっていれば、生徒の事はそれなりにわかるさ」
「成る程、伊達に教師やってる訳ではない・・・、と」
「そういう事だ。
・・・オルコットに、篠ノ之・・・、お前らもか」
また、ため息一つ。
そうこうしているうちに、試合開始の時間が来た。
オペレーターは山田先生のようだ。
「対戦相手の機体は【
「(その理屈でいえば、私のは全距離対応型のスピードタイプか)・・・織斑、相手は似たような機体の乗り手だ。胸を借りるような気持ちでぶつかってこい! 」
『珍しいな、松原が激励するなんてな』
「・・・アレだけやって、成果が無しなど考えたくもないからな」
私の代わりに篠ノ之が答える。
「そういう事だ」
『そうか。
・・・それじゃ、行ってくる』
途端に真剣な顔になる織斑。そしてピットが開き……、
『織斑一夏、【白式】、行きまーす!! 』
気合いを入れるためか、機動兵器が発進するかのような調子で飛び立った。
そうして、所定の位置に停止する紅と白。
そういえば、あの二人何やら険悪になっていたな。
……何やら会話をする二人、そうして試合開始のアナウンスが流れ、始まった。
序盤は白兵戦を展開していたのだが……、
「・・・なんだ、あの光ったと思ったらズドンは? 」
「・・・衝撃砲、というやつですわね。空間自体に圧力をかけて砲身を生成、余剰で生じる衝撃を砲弾化して撃ち出す・・・、わたくしのブルー・ティアーズと同じ、第三世代型の武装ですわ」
「あぁ、イメージ・インターフェイスとかいう乗り手のイメージで本体に外付けされた兵装を直接動かすとかいうアレか。
卿のと比べて、あっちは砲撃までに至る原理が今の解説でもよくわからんが、つまり暴君バーソロミューのアレと似たようなモノだという事だけはわかった。
成る程そりゃ厄介だ・・・。
さて、卿なら如何に攻める? 」
「・・・そうですわね、ああいうのは、威力と連射速度は脅威ですが・・・」
「ですが? 」
「アレは例えるならば、機関銃のようなモノ。届く範囲は精々近距離から中距離、わたくしからすれば、如何にロングレンジから封殺するか・・・、ですわね」
「成る程、そうなるか。・・・暴君バーソロミューが誰かとは突っ込まんのだな」
そんな話をしていると、
「二人とも、何の話をしてるんですか、織斑君、ヤバいってのに! 」
「大丈夫ですよ、なんとなくですが」
「なんとなくって何ですかなんとなくって!? 」
「・・・山田君、見てみろ」
「へ? ・・・あぁ」
山田先生が見たのに合わせて織斑の試合を見る。
「ほう・・・」
「当に、鍛えた甲斐があったというものだな」
「・・・なかなか、面白い展開ですわね」
「当人がヘボでも、鍛え方次第・・・、とでも言うのだろうな」
ここまで大分時間が経過してはいるが、織斑と鈴音のS・Eは元の量を基準にすれば4:6といったところか。
素の実力差から鑑みれば大したものだと言えるだろうな。
さて、何やら策でもあるのか、距離をとり構え直す織斑。
その際何か言われてそれに反応したのか、鈴音も某文長のように両刃青龍刀をグルリと回し構え直す。
そして、織斑が突撃をかけ、鈴音に刃が届くか届くまいかといったところに・・・、何かがアリーナの青天井に張られたシールドを貫通し、地面に直撃した。
「おいおい、なんなんだあれは・・・」
直撃した影響で地面が抉れ、煙がたっている。
「・・・試合は中止だ! 織斑、鳳、速やかにピットに戻って来い!! 」
そう言うが早いか、観客席、来賓席に遮蔽シールドが降りる(上がるか、むしろ? )
「・・・織斑教諭、誠に申し上げにくいのですが、避難が完了するまであのISの注意を引き付ける役が要るのではないか・・・と。
『戻らんのはそういう事だろ、織斑』」
空きインカムを掻っぱらい、織斑に話し掛ける。
『・・・松原、お前には、お見通しだったか。そういう訳で、ちょっくら戦ってきます』
・・・と。
「織斑先生、本当に良いんですか!?」
「良いも悪いも、当人がやる気ならどうにもなるまい」
「お、お、織斑先生! 何を呑気なことを言ってるんです!?」
「落ち着け、コーヒーでも飲め。糖分が足りないからイライラするんだ」
そう言う織斑教諭自体が一番イライラしてませんか。
「・・・塩ですが、それ」
「・・・・・・」
微妙な沈黙、言わねば良かった。
「先生! わたくしにISの使用許可を! すぐに出撃できますわ! 」
「そうしたいのは山々だが、この通り、こちらからは手の打ちようもない」
そう言って、画面の一つを切り替える織斑教諭。
「・・・あ、アリーナの遮断シールドレベルが最大のLV4?! その上、全ての隔壁がロック?! 」
「その上、外部への通信すらシャットアウトされている状態だ。今、三年生の精鋭連中にシステムクラックをやらせているが、何時までかかるのやら・・・」
まさしく彼らに任すしかないという状況、か……。
「あっちはあっちで苦戦しているようだしな……」
ふと、後ろを振り替えると、篠ノ之が消えていた。
「(あの、馬鹿者が……!! )」
思わず、ギリと歯軋りが鳴る。
「松原さん、どうかし・・・、」
「なにか、山田先生」
「・・・さっきから気になっていたが、松原、お前が一番イラついているんじゃないか? 」
セシリアからなぜか私へ、言葉を向ける相手を切り替えた織斑教諭。
「・・・変ですね、そんなつもりはないんですが」
我ながら恐ろしく冷めた口調だと思った。
「腕を組んだまま中指で肘を叩いているのにか? 」
無意識にやっていたらしい。
「らしいですね。で、それがなにか? 」
「・・・つかぬことを尋ねるが、お前にアレは撃墜可能か? 」
「は? 」
「いやなに、試験で私の肝を冷やさせたお前に、突入隊の先陣を切らさせようかとな」
「・・・何処まで知っているんですか」
冷えた上に冷や汗までかき、風邪をひいてしまいそうだ。
「・・・IS学園のデータバンクに、妙な更新がされていてな。心配するな、箝口令になるだろうからな、今回の一件は」
「・・・遠回しに脅迫してませんか、それ」
「仕方あるまい、実質お前にしか頼めないのだからな」
いけしゃあしゃあと言う織斑教諭。
「・・・私の機体がどんなのか、まるで知っているかのように語りますね」
「・・・データバンク曰く、お前の機体の名は
・・・それにしても、随分と大仰な名だな、全く」
「余計なお世話ですよ、ホント。
・・・お喋りはこの辺にしませんか? 」
さっさと行かせろと暗に言うと、
「そうだな、行ってこい! 」
と返された。
そうして管制室からピットに向かう。
「あぁそうだ、織斑教諭? 」
「なんだ松原、さっさと行け」
「・・・あの木偶人形、制圧するのは構いませんが、別に、徹底的に破壊しても構わないんでしょう? 」
某剣の丘の紅い弓兵が、ギリシャ最大の英雄たる狂戦士を相手に、足止めを命じられた時の台詞的なのが勝手に口から出る。
「松原さん、それ、死亡フラグ! 」
とか山田先生が言っているが、まぁいい。
とりあえず、ピットに向けて私は走り出した・・・。
◇◆◇◆◇◆◇
『……やれやれ、全く手間の掛かる御仁だよ君は! 』
ピットに飛び出してきた箒に向けられた、無人機? の腕は、誰かの声が聴こえ、何かがすり抜けた次の瞬間、叩き飛ばされていた。
『な、なによ?! 』
いきなりの現象に、戸惑いを隠せない鈴。
『・・・目立ちたくなかったんだがな、私は』
そこにいたのは見知らぬIS。
……灰色を基調とし、踵と背中にリングを装着し、背中の後ろには、下半分が長い菱形を、そのまま八角形にしたような
左腕には、楯の外側に二つ、内側に一つ銃口のついた、長六角の楯。
右手で黄色い刃の大剣を背中に担ぐように持ち、その顔は、横にブレードアンテナの付いたヘルメットで隠されている。
『・・・誰よ、アンタ? 』
不審そうに伺う鈴。それを彼女は・・・、
『私が誰かはどうでもいい、問題は、アレが無人機の可能性があるらしいという事だな』
と、言われた。
鈴はなぜか見覚えあるような顔をしている。
『あんた、璃瀬でしょ』
『・・・ばれては仕方がない、確かに私だ』
そう言ってヘルメットのバイザーを開けると、確かに松原だった。
『鈴、知ってたのか? 』
と、俺が問うと、
『まぁ、ね。
ほら、宣戦布告しに来た日に、あたしが璃瀬に聞いたじゃない、
「あのとき何やってたのか? 」
って。その日の放課後に、ね』
『そういう事だ。
・・・あのときは、私はこれの調整で、整備室に行ってたのでな。
そのときは先客がいたが、その御仁と布仏が旧知の間柄のようでな』
・・・とのこと。
流石にあんな大剣は持っててかさばるのか、刃を消して構えを解いてからこっちに近寄る松原。
つか布仏って誰だったっけ?
『布仏本音、卿がのほほんさんと呼んでる御仁だよ』
顔に出てたらしい。
『・・・まぁいいわ、それで? 』
『端的に言おう、「晴れの舞台を台無しにした阿呆は、魂すら爆ぜ飛ばせ地獄すら遣らぬ」・・・そんな感じだ』
普段クールな松原がどこから見ても怒り心頭にしか見えず、それは、口調からも感じられる。
『・・・もしかしなくても、キレてるのか』
『ああ、私が来たのは単なる憂さ晴らしだ。因果応報ともいうがね。・・・さて織斑、鈴音。卿等はアレが無人機であるという前提で策を考えていたようだが・・・』
急激な話題の方向転換、大天使的な名前の戦艦の操縦士もびっくりのバレルロールだ。
『まぁ、あくまでも仮定だけどね。それがどうかしたの? 』
『確か・・・、【零落白夜】だったか? 織斑、卿の剣にて鎧であるIS、【白式】の刃、【雪片弐型】の切り札は』
『そうだけど、それが? 』
ややこしい言い回しだな、普段もだけど。
『いやなに、私のIS、【八咫烏】にも在るのだよ、そういう、【下手すれば命を削りかねん代物】がな』
『・・・もしかして、どっかの白い冥王のじゃ、ないわよね』
『・・・いや、大穴で、紅の鉄騎かもしれないぞ』
『どちらも外れだ。・・・まぁいい、見ればわかる』
そう言うと、金色の死神さんのアレっぽいのを収納した。
そうして、大分高いところにまで飛び・・・、
『・・・いい忘れていたが、どちらかと言えば【流刃若火】だがな』
そんな事を言った次の瞬間、松原のISが変化し始めた。
・・・四肢は装甲のずれてたラインが繋がるように展開し、楯は真ん中から縦に割れ二の腕を挟むように分かれ、踵は二つに別れ鳥の足のようになり、踵のリングは半分に別れ足首に移動し、背中の羽根は90度前に回転し、下3/2の部分がパタリと後ろに折れ、矢印状の形となり、そこから・・・、翼状に火? を吹いた。
『・・・まるで一角獣のアレだな』
『・・・可能性の獣・・・、ってヤツ? 羽根はなかったでしょアレは』
そうこうしているうちに、無人機は松原を標的に定めたようで、こちらに目もくれず、あっちの方に飛んでいった。
『・・・ま、そりゃそうだろ。なんせ腕ぶった斬られんだからな』
『それにしても・・・、むちゃくちゃ速いわねぇ、あのIS』
『そりゃ、翼から火吹いてるんだからな・・・』
『・・・ねぇ一夏、』
『なんだよ、鈴』
『さっきから、なんか暑くない? 』
『言われてみれば・・・、確かに』
『・・・ま、あれだけ火焔放射してれば当たり前なんだけどね』
・・・見れば、八咫烏の左手からも、バーナー状に真っ赤な焔が噴き出してる。しかも三ヵ所いっぺんにだから、まるで焔の足みたいだ。
そういえば、なんというか、あんなかんじで焔属性な喋る剣あったな。
『・・・確かにこりゃ、ある意味【下手すりゃ命に関わる武装】、だよなぁ・・・』
『ISに乗ってて熱中症でダウン・・・、笑えないわよ全く』
更に言えば、右手で真っ赤な刀身の太刀を振るっている。よくまぁ、片手で振るえるもんだな。
『・・・試合してた俺達より、なんで松原の方が怒ってんだろな? 』
『あたしが知るわけないじゃない』
そんな感じで話をしていると、ドサリという音。
どうやら終わったらしい、らしいんだが・・・。
『あー、スッキリした♪』
そんなことを言いながら背中を向けている松原。カションカションと【八咫烏】が元の形に戻っていく。
それでもISは展開したままで、たぶんあれは時間制限か、S・Eが一定以下になるまでの残量制限なんだろう。
『そういえば織斑、卿に言おう言おうと思っていた事があるのだが』
こちらに背を向けたまま、なんだか面白いモノを見つけたような口調の松原。
『なんだよ? 』
『いやなに、卿はなにやら、【守る】という事柄に特別な思い入れがあるようだが』
『・・・それが? 』
『・・・【何かを守る】、ありふれた感情だがまぁそれは大いに結構。
前提にそれを為すだけの実力と覚悟が在るのならばな。そういう意味では卿は己より強い者らを守ろうというつもりらしいが、実に傲慢だな。まさか蟷螂の斧をこの目で見ることになろうとは。
・・・その上、他者の心の機微に鈍いとは全くもって呆れ果てるよ』
・・・ぐうの音も出ない。どんだけ俺の事見透かしてんだよ、そんなに分かりやすい性格してたか?
鈴にいたっては、【言い方は気に食わないが、中身は大いに同意】って顔をしている。
『・・・事実だからどうのこうのいうつもりはないけどさ、どういうつもりなんだ? 』
『どう・・・、とは? 』
顔は見えなくても、声の感じからきょとんとしてるっぽい松原。
『今まで全然絡んでこなかったっていうのに、どういう心変わりなんだ? 』
『なるほどなるほど、そういうことか。
・・・白状すると、当初は卿を錆び付いたなまくらだと思っていたのだが・・・、前回、それに今回の試合で、丹念に研ぎ、しっかりと焼きを入れれば、相応の名刀になりうるというのがわかったからな。それ故だ』
『実力を美術品に例えるなんて、随分渋い趣味してるわねアンタ』
『それはどうも。さて、天下に稀なる剣【織斑一夏】、私に鍛えさせてくれないだろうか? 』
『・・・アンタもしかして、蒐集家趣味?』
ぐるりと回り某N氏のトモダチへの愛が迸りそうなポーズというか、お手を拝借するような格好をする松原。
・・・悔しいけど、ISの専用機乗りとして俺は、実戦経験が足りていない。
対射撃戦用機ならセシリア相手にそれなりにだけど、俺のIS【白式】の間合いと同じ白兵・格闘戦用機との実戦経験が。
ならば、選ぶ答えは迷うまでもない。
・・・格好つけじゃなく、本当に守り抜く為に。
『・・・あぁ、よろしく頼む』
そう言って松原と握手をかわす。
『・・・一応言っておくが、大丈夫だ織斑、死ぬ気で頑張ればなんとかなるレベルだから』
『・・・お、お手柔らかに』
・・・これが、悪魔の契約にならない事を祈るよ。
『・・・ちょっと、二人でスポ魂するのはいいけど、あたしの事無視しないでよね! 』
『『・・・あぁ、悪い悪い(あぁ、すまないな)』
『ま、いいけどね』
『・・・それでは、私はこれで失礼するよ。顔は見られてないのだろうが、長居すればするだけ面倒だからな』
そう言いながら松原がその場を立ち去ろうとすると・・・、
『・・・ちょっと待って?! 璃瀬、アンタ、まだロックされてる!? 』
『・・・む? 意外にしぶといな』
・・・無人機の墜ちてきたのは俺と鈴のいた位置より10mほど向こう、松原が降りてきたのはそこからさらに直線距離で3、4m向こう側。
空中から装甲を焼け爛れた状態で地面に激突してなお、無人機は機能停止していなかった。
ギシギシと火花を上げながらも、唯一残った片腕を松原に向ける無人機。
驚いているのか、振り返ったまま松原は動かない。
『・・・松原、右に避けろ!! 』
『・・・一夏!? 』
『む? 』
【白式】のS・E残量はあと僅かだが、松原の【八咫烏】だって似たり寄ったりな量。
だから俺は、一切の逡巡もなく、無人機にめがけて【瞬時加速】を掛け・・・、
『・・・でぇやぁぁぁっ!! 』
下段に構えて突っ込んだ雪片弐型の【零落白夜】で無人機を地面ごと逆袈裟に切り裂いた。
・・・のはいいんだけど、ブレーキをかける分のS・Eも、【零落白夜】にもっていかれたようで・・・、
『・・・ぐげ、のが、ぬぎゃ!? 』
地面に激突し、ゴロゴロと転がりなんとか止まり・・・、その衝撃で、白式は強制収納されたようだ。
『「一夏、大丈夫?!(か!? )」』
と、ダブル幼馴染みに頭の上から大声で声を掛けられ・・・、
『・・・これで貸し借り0なのだろうが、・・・無謀な』
と、松原にため息をつかれた。
◆◇◆◇◆◇◆
『・・・運ぼうか? 』
と提案するも、
『あたしがするわ』
と、鈴音に断られた。
・・・to be continued,I go into the intermission.
さて、璃瀬のISについてですが、次回、人物資料と纏めて上げさせていただきます。
……正直、当初は思い付いて練り上げてもいない原石状態のネタの中の一部でした。
私が好きなBASARAキャラが松永久秀で、彼がISに転生する話を思いつき、『ただ転生するならつまらん、どうせなら性別変えてみるか』と始めたのが【IS〔脚本は火で炙って捻子曲げるモノ〕】だった訳です。
最初は、こんなんに人食い付くのか半信半疑でしたが、いつのまにやら、たくさんの人が見てくれました。
なろうにて掲載されていたのはここまで、これよりは地図なき道程になりますが、進むのみです。
それでは。