しばらくぶりです、861です。
今回、ガルシアの専用機が登場しますが、戦闘はもう少し先になります。
それでは、どうぞ
・・・さて、クラス代表決定戦から一夜開けた放課後、
「・・・は? 」
一組の知り合いからクラス代表の話を聞いた支倉から聞いたガルシアの第一声である。
「いや、私に言われても困る。私は聞いたままを言ったんだ」
「そうか。わざわざパシらせてすまなかったな」
「ぱ、パシらせてってなぁ・・・」
若干苦笑いな支倉。
「・・・悪い、着信ありだ」
そう言って電話に出ようとするガルシア。
「 テン、テテテンテン、テンテンテーテーテー? なんだそれ? 」
「某STGのEXボスのテーマ曲だ」
そうして電話に出、しばらく応対した。
・・・その間、彼女にとって謎な単語がやたら出、頭の上に? が浮かびまくる支倉であった。
『そういうわけで、切るぞ。』・・・なんだ? 」
「・・・いや、相手は誰だったんだ? 」
「(・・・まあいいか)知り合いからの電話だ。といっても、この間の週末に知り合ったばかりなんだがな」
「・・・その割には、謎な単語ばかりだったんだが」
「・・・気にするな」
「気になるわ!
・・・ん? 」
支倉の携帯に唐突な着信、確認してみればメールである。
「・・・そういう事だ。角を引っ込めてくれ頼むから」
「・・・なら、仕方ないな」
因みにメールの内容は、
『個々の単語については可能な限り自室で話す。それで勘弁してくれ』
というものである。
「さてと、俺はランニングでもしてくるか」
「体力どんだけつける気なんだ、お前。インドア派な私には真似出来ないわ」
「つけて損は無いんじゃないか? IS乗るようになったら、かなりいるぞ」
「まぁ、そりゃな」
「なら少し付き合え」
「・・・マジ? 」
恐る恐る尋ねる支倉。
それに対し、
「・・・ああ」
満面の笑みを返したガルシアであった。
「・・・お手柔らかに 」
苦笑いで返す支倉。
「それはお前の体力次第。さ、行くぞ」
そう言って支倉を引っ張るガルシア。
「ちょ、引っ張るなー!? 」
・・・一時間後、地面に大の字で息も絶え絶えな支倉と、
「やり過ぎたか? 」
な顔のガルシアが中庭の芝生の上にいたんだそうな。
無論、どちらもジャージ着用である。
・・・・・・
結局、説明は次の日にお流れとなった。
理由? その日は支倉が晩飯食って二時間も経たずにダウンしたからである。
それで、次の日の晩に説明したのだが・・・、
「な、なんじゃそりゃ!? 」
これが第一声である。
(当然、きっちり防音結界は張ってある)
「そうは言われてもな、俺だってブッたまげてるんだよ」
・・・一応言っておくが、説明した単語のジャンルは、【東方】、【リリカルなのは】である。【型月】的専門用語に関しては一切電話の時出なかったし、説明もしてはいない。
故に、代行者及び魔術師諸子は安心されよ。
・・・何の為の解説なのだろう、これは?
「・・・ん? 」
「なんでもない。さて、説明も終わったんだが、他に聞きたい事はあるか? 」
「あー・・・、無理やり飲み込むのに手一杯で、正直聞けるアレじゃねーわ」
やる気なさげに手をぷらぷらと振り、
「ないない」
アピールをする支倉。
「・・・そりゃそうだ。俺からしてみれば、よくもまぁ説明した内容を拒絶しないでくれたと、ある意味びっくりだ」
「それは嫌みか? 」
「まさか。純粋な称賛だ」
「あっそ。それじゃ私は寝るとするか」
「そうか」
そうして、二人は就寝した・・・。
・・・・・・
・・・それからしばらく経ち、遅咲きの桜も全部散った頃、とある日の事である。
因みにその日は、織斑がISの授業で地面に大穴開けた日だったのであるが。
『・・・はい、確かに俺ですが。
あぁ、はい。二日前に連絡がありました。
そうですか、今日の4時頃。
・・・確認しますが、魔改造されてないですよね?
そうですか、ならいいんです。
・・・あぁそうだ、後でまたかけ直します。それでは』
・・・さてと」
今とは別の番号にかけるガルシア。
『おぉい、俺だ。ガルシアだ。
いきなりで悪いが、仕事一つ頼まれてくれないか?
・・・そうか、助かる。ちゃんと謝礼も出すからな、お前一人で来いよ。
なんで一人で来いって? 他の連中は色々まずいからだよ。
例えば? お前の相方は食い物で買収されるし出自が有名過ぎ、赤コンビは赤茶はともかくあかいあくまは機械音痴な上に金銭で買収されっだろ。
紫コンビの従に関しては・・・、整備技能は知らないが不審がられるだろあいつの目は。
虎教師は論外。
というわけで、頼む。
・・・ありがとう、感謝する。
それじゃあな』
電話を切り、別の番号に。
『もしもしガルシアですが、先程の電話の追伸なのですが、
・・・ええ、その件で、知人の整備士を一人、連れて来て欲しいのですが。
・・・大丈夫です、そいつは俺の知る限り、機密を外部に漏らすような輩ではありません。それに、腕前もお墨付きですしね。
・・・そうですか、ありがとうございます。住所は、メールで送りますので、それでは。』
・・・ふう、あとは手続きだな。この時間は先生は職員室か」
歩きながらメールを打つガルシア。
送信し、返事が返って来たのを確認してから、職員室へ向かった。
「・・・失礼します(お、いたいた)」
職員室に入り、真っ先に己の担任の所へ。昼休みだからかちゃんといた。
「バルバロッサ君、何か用事ですか? 」
「今日の4時頃に、俺の専用機と専門のスタッフが来ることになっているんですが、一昨日出した手続きどうなりましたか」
「あぁ、その件でしたか。・・・織斑先生、どうでしたっけ? 」
「ん、あれか? 確か許可された筈だが? 特に問題ははなさそうだしな」
「そうでしたか、それじゃ失礼します」
「・・・あぁ待て、バルバロッサ」
そう言って呼び止める織斑教諭。
「なんですか? 」
「・・・うちの生徒会長から言伝てだが、
『暇があったら、生徒会室にいらっしゃい』、
・・・だそうな。お前、何かやらかしたのか? 」
「・・・それ多分、この間三年生相手に掌の上で弄ぶような勝ち方したからじゃないでしょうかね?
その生徒会長とやらは知りませんが、恐らくはあの場にいたんでしょう」
思い出すように言うガルシア。
そうして、職員室をあとにした・・・。
そうして特に問題は起こらず放課後となった。
「・・・(確か第6アリーナだったか、行ってみるか)」
取り敢えず行ってみた。
「・・・まだ来てないか、本当に来るのか4時に? 」
向こうも学業がある分厳しいのではないかと今更ながら思うガルシア。
「仕方ない、生徒会室に行ってみるか・・・、やっぱ止めた」
やることも無いのでアリーナの観客席でボケーっとするガルシア。
そのまま舟を漕ぎ・・・、次に目が覚めた時、
「・・・誰だあんたは」
知らない相手に膝枕をされていた。
・・・
記憶を浚うように相手を薄らぼんやりと観察していると・・・、
「・・・寝たまま目を開けられるなんて器用ね君」
どうやら寝言扱いされたようだ。
「・・・失礼な、とっくに起きてる」
そう言って半身を捻りながら起こし立ち上がる。
「あ、起きてたの? 」
「さっきからな。それで誰なんだあんたは」
一瞬キョトンとするも、すぐに表情を戻した女生徒A。
「・・・そうね、二度も問われて名乗らない訳にはいかないわね。
私は
「・・・まだよろしくする時期じゃない気がするが、まあいいか。
ガルシア・バルバロッサ、スペイン代表候補生だ。・・・更識? なんかどこかで聞いた気がするが」
流れからか握手する二人。
「そうよ。だって投書したもの私」
「あぁ・・・、あれか! 」
「そうよアレよ。君が大啖呵切ってすぐに出したってのに、待てど暮らせど梨の礫でもう3週間。だからおねーさん、待ちきれなくなっちゃった♪ 」
扇子で口元を隠しながら悪戯っ子的な笑いを浮かべる更識会長。
それに対して、
「(・・・間違いない、あおいあくまだ)」
とか思ったりしているのだが一切表情には出さず、
「・・・更識会長、確か、【表層的な情報だけでは納得がいかないからその辺教えて欲しい】、でしたよね? 残念ですが全部言うことは出来ませんね」
と、ツッコミを我慢して言うことにした。
「・・・あら、どうしてかしら? 」
表情が若干固くなる更識会長。
「・・・守秘義務というやつですよ、更識会長。俺と貴女が立場逆だった場合、問われた内容を言うのってあり得ますか。その辺りどうなんです、ロシア正代表としては? 」
「・・・ふむ、君がIS学園の生徒会長兼スペイン代表。私がロシア代表候補生・・・、
「いや、そういう意味じゃなく、単純に問う側問われる側」
・・・あ、そうなの??
・・・まぁ、私には自由国籍権があるんだけど、君の倍以上、漏洩させちゃいけない諸々があるわけ」
「例えば日露双方の軍事機密・・・、とかですか、そりゃ無理だ」
「正解♪ おねーさん、頭の回る子は好きよ\x{ec78}」
「そんな訳で、同じ理由で諦めてください。というか、二個下なのにおねーさんとはこれいかに? 」
某織斑少年+ヒロインズ相手に言った場合、確実に修羅場が発生しかねないセリフを完全スルーするガルシア。
・・・この手合いはまともな相手をしてたら無駄に疲れるというのを知っているからである。
某ドSシスターとかあかいあくまとか。
「あー、そうだったわね。確か・・・、」
「ギリギリ18です。来月末に19ですが」
「そうだったわね。ところで、さっきの発言完全スルーしたわね」
「はい。ニヤニヤしながら言われたもので、これはからかうつもりだな、と」
「・・・あまり正直すぎるのもアレよね、大概にしたら? 」
「興味本意で触ったせいで世界ひっくり返した織斑少年よかマシですよ」
別に誰かに迷惑かけた訳でもないしと言うガルシア。
「・・・その後を追っかけるように動かした貴方がソレ、言うの? 」
「・・・苦笑いしながら言わないでくれませんかね」
「私の勝手でしょ」
「まぁ、それは仕方ないでしょうね」
「・・・やりづらいわねぇ貴方・・・、あら? 」
唐突に上空を見上げた更識会長。
「更識会長、どうしたんです? 」
「・・・あのヘリ、何かしら? あっちに行くみたいだけど」
「・・・やっと来たか。更識会長、正代表なら、IS専用機ありますよね」
「あるけど、それがなにかしら? 」
「すみませんが、ビーコン役頼まれてくれませんか」
「・・・ただじゃないわよ? 」
ニヤリと笑う更識会長。
「・・・知り合いの喫茶店兼洋菓子屋の生徒会員全員分でどうですか? 持って行く日に連絡する形になりますが」
「・・・それ良いわね、採用」
指を鳴らす更識会長。
「そういう訳で、お願いします」
深々と頭を下げるガルシア。
「・・・じゃ、ピットに行きましょ♪ 」
「・・・へぇ、それが更識会長のIS」
「そうよ。
・・・
ISを展開し、武装も展開する更識会長。
「・・・ツェアライセンにショットランサー、おまけに外見は某ソーサラーっぽいとか、随分ファンタジカルな外見ですね」
「ショットランサーはF91のアレだってのは知っているんだけど・・・、ツェアライセン? 某ソーサラー? 」
「・・・ソーサラーってのは、PSOっていうオンオフマルチラインのゲームに出てくるモンスターなんですけどね。ほら、こんな奴です」
画像検索でそれを見せる。
「・・・似てる所って、両肩にクリスタル浮いてる事だけじゃないの」
「神出鬼没というか、レーダーに一瞬映ったと思ったら、いつのまにやら攻撃されてるんですよね。されたと思ったらワープしやがりますし」
「・・・それ、私に対する当て付けかしら」
「まさか。・・・因みに、ツェアライセンってのは、【RAGNAROK】という某文庫から出ている作品に出てくる武器の一つで、会長のそれを全部金属製にして、中心にワイヤーを通し、力の加減で鞭状と剣状を切り替えられるようにした・・・、そんな感じの武器ですね」
「・・・誰がが考えた事は、おんなじ事考えた人が先にいるってわけなのね」
「たぶん。それでは、お願いします」
「ドーンとまかせなさい♪ 」
そうして、更識会長は飛び出していった・・・。
それを追いかけるようにガルシアも、ピットからダッシュジャンプした。
・・・そうしてヘリは、更識会長の案内の下、第六アリーナに無事到着した。
「・・・改めて見ると、かなり大型なヘリよね」
「・・・ですね」
二人でヘリが止まるのを黙って見る。
完全にジャイロが止まりハッチが開き、何やらコンテナと一緒に降りてきたのは濃い青の作業着を着た赤毛の青年。
「あー、肝を冷やした。もうこんな目には遭いたくない」
「悪かったな、衛宮。ささ、こっから先は機密なんで会長はお帰り願います」
「・・・気にはなるけど、機密と言われたら仕方ないわね」
それじゃあねと言い、更識会長はピットに戻っていった。
「・・・ガルシア、今の人は? 」
怪訝そうに訊ねる衛宮に対し、
「あぁ、今のは更識楯無っていって、ここの生徒会長だ。わかりやすく性格を言えば、【あおいあくま】だ」
と返すガルシア。
「・・・なるほど」
某あかいあくまを連想したのか、なんとも微妙な顔になる衛宮。
すると、終わったら連絡よこせと言い残し、ヘリが飛び立った。
「・・・なんなんだろうな」
「忙しいんじゃ・・・、ないのか? 」
「知るか。・・・さてと、一つ整備頼みますか・・・と! 」「了解。整備室ってどこだ? 」
「今から案内する」
そうして二人で整備室へ。
「・・・これが俺の専用機だ」
「・・・おぉ」
コンテナを展開すると、中に入っていたのは一機のIS。
「整備の前に、これ付けてくれ」
「なんだ、このメカメカしいゴーグル? 」
と、訝しむ衛宮に対しガルシアは、
「・・・誰かが来ても、怪しまれないようにする為、だ」
そう、声のトーンを落として言った。
「そりゃそうだよな。
・・・さて、乗る前に診た方がいいのか? 」
「取り敢えず、乗ってみる。解析はそれからでいい」
そう言ってガルシアは、制服を脱ぎ(ISスーツは既に着ている)ISを装着した。
「・・・どれどれ、《トレース・オン》」
衛宮は偽装のゴーグルをかけ、ISに解析を掛けた。
「・・・どうだ? 」
「んー・・・、一言で言って、回路のあちこちに不自然な接触不良があるんだよな。ガルシア、もしかして追加で弄ってもらったりしてないか? 」
「・・・ああ、向こうで乗ったときは若干動きが重かったからな、もう少し俊敏に動けるように・・・、と」
「だからか。このままじゃ、バランス崩しかねないから、直しとくぞ」
「それじゃあ頼む」
「あぁ、任せろ! 」
待ってましたといわんばかりに、衛宮は作業機械指を装着し、整備を始めた。
「・・・地味に強化かけてないか? 」
「・・・ちゃっちゃと終わらせて帰んないと吼える、虎と獅子が家にいるんだよ」
「・・・あぁ」
ガルシアの頭に浮かぶのは、冬木の虎教師と、赤き龍の二つ名を持つ腹ペコ騎士王。
「・・・よし、こんなもんだろ。試運転するのか?」
それから二時間弱経過し、一通りの整備を終えた。
「いや、疲れたからいい」
「慣れない事はするもんじゃないなって顔だぞ、大丈夫か? 」
「そうか。・・・さて、こんなもんかな」
制服のズボンから出した茶封筒を渡すガルシア。
「・・・この封筒、何だ? 」
「ああ、態々来てくれた謝礼と、整備の手間賃だ」
「ひいふうみぃ・・・、便利かもしれないけどかさばるだろうに、なんで野口さんばかりなんだ? 」
「下ろす時に間違えて両替したんだよ。・・・さてと」
自分のISを収納するガルシア。
「へぇ・・・、待機状態は真ん中にエメラルドが嵌め込まれた銀色のロザリオか。神父らしくていいんじゃないか? 」
「・・・かもな。さてと、今日はお疲れさん」
「おう」
携帯を取りだし連絡するガルシア。
「・・・連絡はついた、すぐに来るだろ」
「そっか。・・・ところで、どこにヘリ来るんだろうか? 」
「普通に正面ゲート前にいりゃ来るんじゃないか? 」
「・・・なんだろう、嫌な予感がする。てか、なんでさ」
「これか? 偽装だ」
ガルシアが着ていたのは黒の作業着。
「偽装? なんでさ」
「本国から言われてるんでな、
『可能な限りバレないようにしろ』
と」
「あぁ・・・、大変なんだろうな」
「ああ、全くもってだよ、・・・これはお互い様か? 」
「まあね、こんな時代だしな」
そんな話をしながら整備室から出、アリーナを後にしようとすると・・・、
「ねー、そこの二人ー! ちょっと案内してくれなーい? 」
「・・・えっと、どちらさま? 」
呼び止められ声の方を見る二人。(反応したのは衛宮が先であるが)
そこにいたのは、髪を金色の留め具でいわゆるサイドアップテールにした、小柄(衛宮視点ではうちの騎士王ぐらいか? )な体に不釣り合いなボストンバックを持った少女である。
「・・・あんたが誰かはまぁいい。案内だったな、どこだ? 」
とか言いつつ、ガルシアの頭の中では、
『こんな時間に案内を頼む? 転入生か? 随分不自然な時期に来たもんだな。
代表候補生なんだろうな、おそらく。』
などと考えている。
「えっと・・・、これこれ」
ポケットから取り出した一枚の紙を眼前に突き付け、ある一部を指差す少女。
「・・・あぁ、なるほど。さてと、ついて来てくれよな」
先頭を歩きだすガルシア。
「ちょ、待ちなさいよ! 」
・・・そうして、途中で唐突に(ガルシアからすれば、よくある錯覚、あるいは嫉妬)不機嫌になった少女の案内を終えた衛宮とガルシアは、正面ゲートの方に踵を返した。
無論、これは偽装工作であり、大回りしてすぐに寮に駆け込んだのではあるが。
・・・さて、あの御仁は知るよしもないが、案内を頼んだ二人は、いわば秘匿されているZ軸の力を操る者達である。
・・・片や信仰の力によりて神秘を体現する代行者、
片や剣を打つ事に特化し、己の内に聖剣の鞘を宿す錬鉄の魔術使い。
無知を蔑む趣味はないが、知ったところで致し方無し。
・・・to be continued.
如何でしたか?
今回、衛宮と鈴音、ガルシアの三人がある意味メインな回となりました。
予定では、鈴音に名乗られた衛宮が、
「・・・サイドアップテールに、勝ち気な性格、さらに名前が『リン』・・・、なんでさ」
という風で終わる予定でしたが、やむなく省略しました。
衛宮を出した理由につきましては、Fate勢で唯一機械に明るいからです。
それでは