第六百七十三話
さすがに2度もの敗北で連邦側も慎重になり、更なら軍拡を進める。
空を制するものが戦場を制すという常道を取り返すために新たな戦闘機とMSの開発を進め始めた。
しかし、それには即効性がないと既存のMSを対空強化を施して急造でもと戦力を整えている。
というのも――
「期日と成った。侵略を開始するとしよう。第一目標――オデッサ」
ジオン公国に倣っての目標選定。
理由はジオン公国が最初に狙っただけあって宇宙に存在する資源の欠けの多くを補うことができるからだ。
後、先例に倣うことによってまだ癒え切れない傷(トラウマ)を抉り、それが国民や経済界などが政府を突き上げ、動かしてくれることだろう……まぁ別に動かなくても問題ないのだが。
「オデッサ降下作戦開始」
大気圏に駐留させていた母艦級4隻に操られた補給基地としての役割を重視したものに改造されたMD艦が降下軌道へと突入していく。
戦力は今回もシルメリアと砲戦フレームが主力だが、前回の討伐軍を鹵獲してMD化したΖ系も投入している。相変わらず鹵獲機のMDはプルシリーズに不人気だが、そこは軍人として熟してもらう。
オデッサ基地は規模としては中規模で戦力もそれと等しい程度にしか置かれていない。
これは軍縮傾向であったこととΖ系列やアッシマーのような可変MS、もしくはSFSに乗ったMSが緊急時に駆けつけることを想定しての配備である。